上海で「今日は暑いな」と思うと、そのあと数日して日本が猛暑になる。
こんなとき、地球は繋がってるんだなあ、と思う。
上海は、決して40度にはならない。
40度以上だと工場は操業できないし、いろんな手当を払わなければならない。
ということで、決して40度とは政府が発表しないから、40度にはならない。
でも、実際7月初旬で、すでに38度という日があるわけなので、
真夏は絶対40度を超えていると、みなが信じている。
それくらい政府の発表は信じていない。
日本に留学した後、そのまま日本の企業に就職した中国人の友人が、
先日こんなことを言っていた。
「日本から帰ってきて最初に周囲から言われたのは、
日本のように働くな、だった。中国では損するだけになるから、って」と。
それはどんな意味で?と聞いたら、
「日本は全体再適性を重んじるし、有言実行を大切にする。
でも、そんなこと、中国では無理だし、無駄だからって」と。
例えば?と聞くと、
「中国人の上司は、部下を自分のために働く小間使いだと思ってる。
全体的な視点なんて持ったら危険だし、そんなことは考えちゃいけない。
言われたことを最低限やり、イヤな仕事は下に押し付けるのが、一番安全。
そんな考え方が、上から下まで行き渡っているのが中国」と。
ということで、会社では、
中間管理職ほど、日本人と中国人で考え方が違うポジションはないと思う。
経営のトップまで行くと、大して変わらないかもしれないけど。
会社には、専制君主的なポジションと民主主義的なポジションがあり、
日本の中間管理職は、なるべく民主主義も残しつつ、責任も果たそうと思うから、
ものすごいプレッシャーと板挟みにあうけど、
そこが専制君主的で一方通行なら、あまりジレンマを感じる必要はない。
ただ日本の場合、オーナー企業でない限りは、
経営者も株主の攻撃にあうという民主主義のダークサイドを存分に味わうわけだから、
社長ですら、中国に比べると中間管理職的であるとは思うが。
「こんな社員を採用したのは自分じゃないのに、責任はこっちにくるのね!」は、
変な成果主義が蔓延し、かつ終身雇用が残っている日本企業の中間管理職が
み~んな叫びたいことだと思うけど、中国ではそんなことはない。
多面評価なんかもあり得ないし。
ということで、中国では、中間管理職は天国だ、と思う。
それほど大きな責任もなく、イヤな仕事は下に押し付けられるし、
「どうして結果が出てないんだ!」と言われたとしても、
「だって、下が働かないからです!」という理由が、平気でまかり通る。
ドヤ顔で答えたって大丈夫だ。
労働者は労働者で、法律上は権利がかなり認められているけど、
訴えても、金で判決が翻ることを知っているから、
決して企業には勝てないので下手なことはやらない。
その点、日系企業は裁判では必ず負けるから労働者からなめられる。
そう考えてみると、中国で一番「お得」なポジションは総務部長だろう。
仕事はらくだし、業者からはいろいろと付け届けがあるし、と思い、
「ああ、そうか!」と納得した。
(付け届けを受け取るか受け取らないかは、個人の選択だ)
先日、中国人向けの採用説明会に行った時、
9割の人が「総務部希望」だったので「変だな~」と思ったのだけど、
きっとそういう背景があるからなんだろうな。
こんなとき、地球は繋がってるんだなあ、と思う。
上海は、決して40度にはならない。
40度以上だと工場は操業できないし、いろんな手当を払わなければならない。
ということで、決して40度とは政府が発表しないから、40度にはならない。
でも、実際7月初旬で、すでに38度という日があるわけなので、
真夏は絶対40度を超えていると、みなが信じている。
それくらい政府の発表は信じていない。
日本に留学した後、そのまま日本の企業に就職した中国人の友人が、
先日こんなことを言っていた。
「日本から帰ってきて最初に周囲から言われたのは、
日本のように働くな、だった。中国では損するだけになるから、って」と。
それはどんな意味で?と聞いたら、
「日本は全体再適性を重んじるし、有言実行を大切にする。
でも、そんなこと、中国では無理だし、無駄だからって」と。
例えば?と聞くと、
「中国人の上司は、部下を自分のために働く小間使いだと思ってる。
全体的な視点なんて持ったら危険だし、そんなことは考えちゃいけない。
言われたことを最低限やり、イヤな仕事は下に押し付けるのが、一番安全。
そんな考え方が、上から下まで行き渡っているのが中国」と。
ということで、会社では、
中間管理職ほど、日本人と中国人で考え方が違うポジションはないと思う。
経営のトップまで行くと、大して変わらないかもしれないけど。
会社には、専制君主的なポジションと民主主義的なポジションがあり、
日本の中間管理職は、なるべく民主主義も残しつつ、責任も果たそうと思うから、
ものすごいプレッシャーと板挟みにあうけど、
そこが専制君主的で一方通行なら、あまりジレンマを感じる必要はない。
ただ日本の場合、オーナー企業でない限りは、
経営者も株主の攻撃にあうという民主主義のダークサイドを存分に味わうわけだから、
社長ですら、中国に比べると中間管理職的であるとは思うが。
「こんな社員を採用したのは自分じゃないのに、責任はこっちにくるのね!」は、
変な成果主義が蔓延し、かつ終身雇用が残っている日本企業の中間管理職が
み~んな叫びたいことだと思うけど、中国ではそんなことはない。
多面評価なんかもあり得ないし。
ということで、中国では、中間管理職は天国だ、と思う。
それほど大きな責任もなく、イヤな仕事は下に押し付けられるし、
「どうして結果が出てないんだ!」と言われたとしても、
「だって、下が働かないからです!」という理由が、平気でまかり通る。
ドヤ顔で答えたって大丈夫だ。
労働者は労働者で、法律上は権利がかなり認められているけど、
訴えても、金で判決が翻ることを知っているから、
決して企業には勝てないので下手なことはやらない。
その点、日系企業は裁判では必ず負けるから労働者からなめられる。
そう考えてみると、中国で一番「お得」なポジションは総務部長だろう。
仕事はらくだし、業者からはいろいろと付け届けがあるし、と思い、
「ああ、そうか!」と納得した。
(付け届けを受け取るか受け取らないかは、個人の選択だ)
先日、中国人向けの採用説明会に行った時、
9割の人が「総務部希望」だったので「変だな~」と思ったのだけど、
きっとそういう背景があるからなんだろうな。