どんな上司だったらよいのか、といった相談をよく受ける。
個人で活動している時は実績も上げていた人がチームを率いた途端、
成果が上がらず悩む、そして自信をなくしてしまうことがよくある。
そんな場合の人(上司)は、鬼上司になれ!
と言われたら鬼上司になり、
仏のような上司がいいと言われれば優しく接する上司になる。
チーム(メンバー)がよくなるようにあれこれ考え、
良いと思ったことはやってみるものの、
なかなかどうして自分も部下も士気が上がってこない、当然ながら成績も今一つ状態。
最近では、褒めないとダメなので、やたらと褒めて褒めて、
その気にさせることをする上司が多い(かな)。
褒めないと動かないと思っているからだと思うが、
褒められる方(部下)も褒められ麻痺していることもある。
承認欲求は誰にもある、
それが強い人は褒められることでその気になるかもしれないが、
褒める前に認めることが大事。
たとえば、営業で言えば、基準を設けているだろうから、
それに達していれば、褒める、これはOK。
しかし、その基準を達していないにもかかわらず、
部下のモチベーションを下げてはいない
と思って褒めることからはじめる上司がいる。
やったことを認めるのはいいが、
意味もなく褒めるのはいかがなものか。
(本気の)部下は、そんな上司は気持ち悪いと思うだろう。
褒めないと動かない…という部下は放っておけ!だ。
現場を率いる上司(リーダー)は、
部下をできるようにしてあげることだ、成長させてあげることだ。
褒めることが仕事ではない、
プロセスの一環で褒めることは重要な役割をすることは確かだが。
人(部下)と向き合っていないから、「褒める」で誤魔化す。
もし、部下が褒めないと何も動かないとすれば、
伝えることは伝え、教えることは教えてうえで、
静かに見守ってあげることだ(言葉を言い換えれば放っておけ!だ)。
しばらく経ったら再度向き合ってどこかに変化の兆しがあるだろうから
それを敏感に感じ取って前に進めていくようにする。
しかし、それでも上司は全体のことを考え成果を出していく、
大変なことかもしれないが、必ずこうした行為(プロセス)はどこかで役に立つ時が来る。
どんな自分で在りたいのか、これによって自分の動き方が変わるね。
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