豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

なんとなく

2007年07月02日 | Weblog
 45歳になってなんとなく折り返しだなあと感じた時に、これから一緒に生きていくものが欲しくて、自動巻きの時計を買いました。
私が生きて動いている間は、時計も動いているわけです。
嬉しいこと楽しいことつらいこと悲しいこと、いろんな場面を側で見ていて欲しいと思いました。
 クォーツと違って、かなり不正確。品質には定評のあるメーカーなのに、油断していると数分遅れることもしばしです。
一日以上放っておくと、きちんと止まります。
知らずに持って出て、ふと見ると見当はずれの時間をさしていて冷や汗をかいたこともしばしばです。
手がかかる子ほど可愛いなどといいますが、時計に関しては、やはりきちんと正確な時をいつでも保証してくれる製品が良いに決まっています。
ただ、耳に時計を押しつけてその鼓動を聞くときは、とても気持ちが安らぎます。
心配になるくらい律儀な音が帰ってきます。

 私がこの世界で存在することを止めても、なんら支障はきたしませんが、この時計は確実に時間を刻むことを止めるでしょう。
一緒に生きて欲しいと求めたものですが、その実、一緒に死んでくれるものが欲しかったのかもしれませんね。


P.S.
みたぽん、ごめんね。