豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

杉の子文庫

2007年07月29日 | Weblog
 みたぽんが最初に通っていて、私も一緒に通うようになった教会。
そこには、自由に本の読める杉の子文庫という牧師さんの奥さまによる私設図書館がありました。

 

 たくさんの本が溢れていたというわけではありませんが、厳選された良質の本が揃えてありました。久しぶりにこの近くに出向いたので、写真だけ撮っておこうと納めた写真を眺めているといろんなことを思い出しました。
牧師さんというのが、とてもおおらかというか呑気な方で、積極的に布教された覚えは全くありません。お正月には教会の二階で、ほとんど徹夜でトランプをしたり、夏にはちょっと遠出をして田舎の一軒家で合宿をしたりもしました。肝試しもしましたね。不思議なところでした、今思えば・・。
 牧師さんがマスターの喫茶店のウエイトレスもしていました。みたぽんと交替制だったのね。向かい側の建物だったのは覚えているのですが、ここだったのかなあ。2階だったから、やっぱりここかなあ。


 ともかく、そこで初めて出会って、貸し出しもしてもらった本が、岩波書店がその当時発行し始めたシリーズの第一弾「二年間の休日」でした。「十五少年漂流記」と言った方が、ポピュラーかもしれませんね。
ダンボールのような色合いのケースに入った分厚い本をほくほくしながら持ち帰り、一気に読んだのを覚えています。その後もいろいろと本を借りていったと思いますが、印象的だったのはその本に勝るものはありません。
懐かしさから、その後続いて発行されたシリーズの本を娘達にも何冊か購入しました。

 昔のことが時々鮮明に思い出されます。大脳の中に納められた記憶の保管庫。情報を取り出そうとすると、ちょっと脇にそれたりするのかも・・。
古い保管庫に足が向かいがちになってきたのかもしれません。

 今日の自分の信じられない出来事。
携帯電話で自宅の電話番号を入力したつもりが、「お客様のおかけになった電話番号は現在使用されておりません・・」というご案内。ディスプレイを良く見たら10年前に使っていた以前の電話番号が表示されていました。良く覚えていたものです・・・。
さらに、もうひとつ。
メールを送信した後に、携帯電話を耳に当てておりました。さすがにびっくりです。
何かの回路が乱れているのかしら。

夏バテですよね、きっと。
そんな時には、これが一番!?