豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

探し物(2)

2007年10月14日 | Weblog
寸止め状態で、最後の詰めをしていなかった私の探し物。
この際、気の済むまで探索してみることにしました。
ゴジ健さんやみたぽんに背中を押されたお陰です。

若菜珪さんにこだわって検索してみたら、こちらにたどり着きました。



だれも知らない小さな国 クリックしてね。若菜珪さんの表紙の画像が見られます。

(~紹介文より~)
「1959年「新日本伝説」と角書され、120部のタイプ印刷で自費出版され、それが講談社の編集者の目にとまり、同年出版された。以後コルボックルシリーズとして続刊。第2巻『豆つぶほどのちいさないぬ』、第3巻『星からおちた小さな人』、第4巻『ふしぎな目をした男の子』、第5巻『小さな国のつづきの話』と続き、1983年に完結されるまで24年の歳月がかかった。挿絵は第1巻、第2巻は若菜珪だったが、第3巻から村上勉に代わった。」

そうです!
私が、最初に出合った本の表紙は、右の方でした。蛙の着ぐるみ衣装を持っている小人たちの方です。中の挿絵にも、見覚えが。
椿の木に登っている方は、一番最初に私家本という形で出版された時のものなのでしょうか。佐藤さん自らが下絵を書かれたというものなのかもしれません。こちらは、120部ということですから、本当に幻の本ですね。

下の絵は、現在も発売されている村上勉さんの挿絵バージョンです(左側の絵)。外箱の絵だそうですが、インク壷や蛙の着ぐるみなど、若菜さん版のイメージが受け継がれているようです。右側は、最近の表紙。



初版はもとより、若菜さん版ももはや手に入れることは難しそうです。
でも、そのうちひょっこり出会えそうな気もします。
若菜さん版を所蔵している大阪国際児童文学館では閲覧もできるようです。資料のコピーサービスもあるので、表紙だけでもお願いしようかなとも思いましたが、できれば機会を見つけて手にとってみたいです

とうとう、念願の探し物に到達できそうです
気に掛けて下さった皆様、どうもありがとうございました。

大阪国際児童文学館