豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

旧乙女

2008年05月01日 | Weblog
昨日は久々に「おばさんの集い」を致しました。今年、五十路に突入する昔の乙女の集いです。場所は広島駅の中の牡蠣を中心とした海鮮のお店。窓からは、新幹線のホームが望めます。

早速目当ての日本酒を勇んで注文するも、今日は品切れ・・・とのことで、肩を落とす友。
残念だったねえ!
そのお酒の名前は「獺祭(だっさい)」。最近話題の、山口県のお酒です。
獺(かわうそ)の祭と書いて獺祭。かわうそは、獲った魚を川岸に並べる習性があるそうで、その様子がお祭りをしているように見えるのだそうです。また、それは、詩や文章を作る時に参考資料を広げ散らしていることをさしてもいるのだそうです。想像するに、なんともユーモラスな光景です。
ともかく、このところ、いろんなところで目にするこの新進気鋭の日本酒を試さんとした友の落胆ぶりは気の毒でしたが、すぐに次のお目当て「龍勢(りゅうせい)」に切り替えて事なきを得たので、まあ、よしと致しましょう。
こちらは、広島は竹原のお酒です。冷酒が風呂おけのような木樽に氷付けで出てまいりました。フルーティでいて甘くなく、すっきりした味わいのとても美味しいお酒でした。
それにしても、獺祭(だっさい)が品切れだった時に、どうして「だっさ~~い!」と言えなかったのか?しまったなあ・・。まことに歯がゆい限り!でも、もしその言葉を発していたら、「おばさんの集い」は限りなく「おじさんの集い」になっていたのかもしれませんね。(そうでなくてもそうなのに・・。)

話題は、いつしか健康診断、胃カメラだのバリウムだの、まことに麗しいものになり、果ては、介護のあれこれに至るまで、迷走逆送いろいろありましたが、なにはともあれ「とりあえず、ガンバロ!」と、次回の焼肉座談会を約して散会となりました。
乙女たちは、傍目にはおばさんに見えるのでしょうが、集っている間は30~35年前にタイムスリップしています。まだまだ活力のある眼差しの奥には、かつての面影がそのまま認められるのがいつも嬉しい限りです。
しかしながら、「温泉に行きたいよ~・・・」。乙女たちの嗜好は、限りなく乙女とは言えない範囲に拡大しつつあります。