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ゲーム攻略、読書感想文など。

【読書感想文】封印再度

2007年05月13日 01時26分43秒 | 読書感想文
今回はトリックの解明より二人の仲の進展に注目。




『封印再度』
作者:森博嗣

ストーリー:
50年前に自宅の蔵で自殺した日本画家・香山風采の息子で同じく日本画家の林水が他殺体で発見された。自宅の蔵にはかつての父の自殺の時と同じ状況が残っていた。
そして同じ時間、林水の娘で漫画家の香山マリモが運転中の事故に遭い、奇跡的に一命をとりとめた。
マリモのパソコン通信仲間である儀同世津子は香山家に伝わる、決して中の鍵が取り出せない壺「天地の瓢」と、その取り出せない鍵でしか開けられない箱「無我の匣」の話を萌絵に話した。
萌絵は興味を持ち、林水が自殺する数日前の香山家を訪れていた。果たして林水は誰に殺されたのか?マリモが同時刻に事故にあったのは偶然なのか?そして50年前に風采が謎を解いていた壺と箱のトリックとは何か?


感想:
壺と箱のトリックについてはなるほど!とうなってしまう回答が用意されてる。例によってこのトリックと風采・林水親子の事件はリンクしているのだが、これが解けたらすごいだろう。
それよりも読みどころは犀川・萌絵の仲の進展。序盤でクリスマスに遅刻した犀川を萌絵が怒る場面は笑って読んでしまった。そしてその後に萌絵が仕掛けた罠も面白い。また、県知事夫人の萌絵の叔母も登場し、二人の仲は急転直下の展開に。いろんな意味でターニングポイントになる作品。面白い。

【読書感想文】詩的私的ジャック

2007年05月10日 04時18分38秒 | 読書感想文
今回は結構ラブラブ。



『詩的私的ジャック』
作者:森博嗣


ストーリー:
犀川が非常勤講師として赴任することになったS女子大で密室殺人事件が発生した。被害者はT大学の女子学生。謎の密室に興味を抱く萌絵だったが、犀川はさめた反応しかしない。その2ヵ月後、今度はT大学でまた女子大生の密室殺人事件が発生した。二つの事件に共通しているのは、密室と衣服がとられていることと、体に謎の文字が刻まれていること。
犀川と萌絵は密室の謎をあっさりと解明するが、密室を作った意図がわからない。そして2週間後、今度はN大学内で密室殺人事件が発生した。今度は最初の事件の第一発見者であるS女子大の助手で、犀川とも面識のある人物だった。最初の2つの事件の被害者に共通しているのはロックスター結城稔のファンであること。そして3人目の被害者・杉東は結城の義姉だった。
警察は結城を徹底的にマークするが、翌日にはN大学内でその結城稔がまた密室で殺害されているのが見つかった。
その頃犀川は中国へ出張で出かけており、萌絵が叔父のコネで警察の情報を入手しながら事件の推理をしていた・・・。


感想:
今回の密室殺人×4はすべて理系の知識というかコンクリートなどに関する知識がメインになっている。で、どうやって密室を作ったかというよりも、密室を作った意図が重要な鍵を握っている。それがすべて明かされたとき、非常に理論的というかなるほど、とすっきりしたが、なんか理屈っぽい感じもする。真犯人は結構意外だった。
それよりも今回は萌絵と犀川の関係の進展が面白い。

ゲーム雑記【無双OROCHI】その5

2007年05月10日 04時02分48秒 | ゲーム雑記


今回も武将レビュー

【張角】★★
黄蓋の下で遠呂智軍と戦うも敗れ、島左近と組んで信長軍と戦ってもまた敗れ、そのまま信長軍に所属。
三国4に比べると使い勝手は向上している気がするが、最後の方のステージになるとやはり厳しい。1対1ではそれほど弱くない気がする。チャージ攻撃は上に吹き飛ばすやつだけが使える。

【武田信玄】★★★★
単独勢力として信長や謙信と奇妙な連携をしていた。
動きがちょっととろいのをのぞけば穴がない。武器攻撃力も高く、チャージ攻撃も強力。馬上攻撃も結構使いやすい。

【ねね】★★★★★
どういうポリシーなのか曹丕のお目付け役を勝手に買って出た。
何気に強力。遠呂智や呂布相手でも悠々わたりあえる強力なチャージ攻撃がある。馬上攻撃もかなり使いやすい。

ゲーム雑記【無双OROCHI】その4

2007年05月08日 01時59分00秒 | ゲーム雑記
前回の続きで武将評価。



【稲姫】★★
何がきっかけか知らないが遠呂智軍所属であり、尚香の親友。どちらが先だったのかは気になる。親友の父のために生真面目に遠呂智軍していたが、肝心の孫策に裏切られたのはいい面の皮だ。
遠距離のチャージ攻撃をもっており、これが雑魚をまとめて倒すのに重宝。ただしモーションが大きすぎて出す前に攻撃をくらうことが結構あるので難しい。通常攻撃は途中から弓を放ち始めるのだがこれがいまいちあてにならない。

【貂蝉】★★★★
呂布についていったせいかはわからないが遠呂智軍所属。しかし変わってしまった呂布(いつもと変わらない気がするが)の目を覚ますためにあえて反乱軍に身を投じた。
何気にチャージ攻撃が強力で乱戦でも十分強い。穴があるとしたら馬上攻撃くらいか。

【お市】★★★
浅井長政とのおしどり夫婦ぶりは健在で、彼女単独の行動は何もなかった。
剣玉攻撃はいまいち攻撃力不足なのだが360度に攻撃ができる。チャージ攻撃で強力なのをひとつ持っており、使い勝手はそれほど悪くない。馬上攻撃も片側にのみ攻撃するタイプなので馬上からでも敵武将を倒せる。

ゲーム雑記【無双OROCHI】その3

2007年05月07日 02時15分20秒 | ゲーム雑記


今回は各キャラの簡単なレビュー。
使い勝手の良さを★で評価。

【立花千代】★★★★
単独で遠呂智と戦うつもりだったのか不明だが、遠呂智軍の中で孤軍奮闘していたところを趙雲に拾われそのまま蜀軍に。以降活躍なし・・・。
デフォルトでチャージ攻撃が雷属性になっているので使い勝手はいい。乱戦でも1対1でも安定感がある。女性キャラ特有のスピードもあり、全体的にバランスがとれてる。蜀ルートを初めてやったときはレギュラーで使ってた。イベント的にはまったくないが他の女性キャラと遭遇すると特別なかけあいが多い。

【島津義弘】★★★
どういう経緯かは不明だが星彩と一緒に趙雲救出。後に小谷城で遠呂智軍と戦うがあまり見せ場なし。
相変わらず動きがもっさりしてるが破壊力があるのでボス戦では重宝する。が、それ以外では活躍させるのが結構しんどい。蜀ルートで初めてやったときはレギュラー。あまり他のキャラとのからみがない。

【月英】★★★
はじめ馬超たちと定軍山で遠呂智軍と戦ったが、その後はぐれたのか遠呂智軍の捕虜に。
攻撃に関しては千代ほど使い勝手はよくない。チャージも微妙なものばかりなので遠呂智相手には苦労した。ただ雑魚キャラがわんさかいるところでは結構役に立つ。孔明との掛け合い以外には会話イベントはあまりない。

【袁紹】★★★
名族の意地か反乱軍の一角として(妲己に踊らされて)成都を攻撃。その後遠呂智に囚われ、呉郡で救ってくれた蜀軍にそのまま参加。蜀シナリオ以外ではほとんど登場しない。
何気に強力なチャージ攻撃を持っており、ボス戦では活躍。ただし通常攻撃はそれほどスピードがないので乱戦向きではない。張郃と戦うと掛け合いがある。ほかはあまりない。

【夏侯惇】★★★★
曹操を探して本能寺に来たり、信長を討ちに樊城に来たりと単独でウロウロした挙句、曹丕の配下に収まった。
可もなく不可もなくという印象で飛びぬけた長所もないかわりに攻撃はそつがない。もうちょっとスピードがあれば相当使い勝手が良くなったのだが。馬上攻撃も普通。何気に掛け合いも少ない。

【張遼】★★★
曹丕と一緒に遠呂智軍所属で、あっちこっちの戦いに顔を出している。
三国4に比べて使い勝手が悪くなった印象がある。まぁあまり夏侯惇とかわらないのだが。掛け合いは少ない。

【曹丕】★★★
遠呂智と同盟を組んで曹魏再興の機会を窺っていた。妲己まで配下にしたのはいいが結局寝返られることに。
スピードがあり、馬上攻撃もスムーズなので使い勝手は悪くない。

【徐晃】★★★
曹丕と一緒に遠呂智軍所属。重要な役どころは全然ないので影が薄い。
魏の初期キャラの中では一番攻撃力があり、使い勝手はまぁまぁ。

【左慈】★★★★★
なぜか劉備に入れ込んでおり、彼を助けるために趙雲を上田城から助けたり、三方ガ原に中途半端に助っ人に登場したり。
三国4と同じで初期能力も武器攻撃力も高く、使い勝手は最もいい部類に入る。呂布と戦ってもひけをとらない強さ。逆に面白みがないが。

【関羽】★★★★
劉備を人質に取られた弱みで遠呂智軍所属。信長軍の前に立ちふさがったり江戸城内で待ち伏せたり・・・ほかに出番ないか。三方が原では総大将。
さすがに攻撃力は高いしチャージも使い勝手は悪くない。スピードがちょっと遅いのに目をつぶれば十分。

【劉備】★★★
オープニングとエンディングにしか出てこず、今回一番目立たなかった。
チャージ攻撃が何気に強力。ただし通常攻撃はそれほど使い勝手がよくない。馬上攻撃もいまいち。ボスとの1対1はわりと強い。
尚香と戦うと掛け合いがある。

【伊達政宗】★★
何をトチ狂ったか遠呂智の信奉者になってあっちこっちの戦いに顔を出してるが、街亭で孫市に敗れて蜀軍に。
チャージ攻撃が全方位に放つのだがダメージは期待できない。というか全体的に使い勝手がいいところがなく、ピストル攻撃も射程距離が短いからあまりメリットがない。

【孫策】★★★★
孫堅を囚われた弱みで遠呂智軍として馬超や星彩や陸遜と戦うが、途中で反旗を翻した。
スピードと攻撃力を兼ね備えた稀有な武将。馬上攻撃はややリーチ不足だが、ほかは穴がない優秀な武将。

【服部半蔵】★★★
家康のお供で遠呂智軍所属。一度だけ風魔に誘われて反乱軍側に登場。
スピードがあるかわりに攻撃力が犠牲になってる気がする。というか攻撃はわりと平凡なので移動用キャラ。

【徳川家康】★★★
最初から最後まで孫策とつるんで何事もないまま終わった。出番は多いが役割が何もなかった。
チャージ攻撃が意外と強力。ただし動きは遅い。

【森蘭丸】★
馬超と一緒に遠呂智軍と戦ったが敗れて孫策配下に。結局一度も信長との邂逅はなかった。
なぜか大きな刀を背負っているせいで通常攻撃は一振り一振りがややスロー。ただしリーチは長い。チャージ攻撃もいまいち使い勝手が悪いのしかもっておらず全体的に評価は低い。信長軍に所属してると敵将を倒したときに信長がお蘭と呼ぶ。

【風魔小太郎】★★★★★
色んなシナリオでお邪魔キャラとして登場。一応常山で孫策配下にはなってるのだが・・・。
全キャラの中でもかなり使い勝手がいい。馬上攻撃も使いやすく、ボスキャラを馬上攻撃だけで片付けられる。ほとんど穴がない。

【大喬】★★★
孫策と一緒に遠呂智軍所属。孫策が離反した後やばくなって夫に救い出された。最初から一緒にいればいいのに。
チャージ攻撃は使い勝手悪くないが通常攻撃は平凡。動きはやや早いという感じで、全体的には使い勝手はやや悪い部類。

【織田信長】★★★★★
全登場人物の中ですべてを思惑通りに進めていたのは諸葛亮とこいつだけだろう。順調に遠呂智を追い詰めていきつつ孫策を助けたり余計なおせっかいもしていた。
風魔と並んで使い勝手、特に馬上攻撃は抜群に使える。ただし通常攻撃は風魔ほどではない。ずっと馬上にいられれば無敵。

【豊臣秀吉】★★★
信長配下としてひたすら副将ポジションを貫いた。遠呂智から董卓への資金輸送の妨害の時だけ総大将。
攻撃力はやや低いがリーチの長さとスピードがあるおかげでまぁまぁ使える。

【直江兼続】★★★★
ずっと謙信の配下であるが、どうもこの主従の主義はかみ合ってない気がする。
護符のチャージ攻撃が使いやすく、わりと穴がない。

【凌統】★★★★
反乱軍として陸遜配下で登場したり、星彩配下で登場したりしたが、最後は単独行動を起こして官渡で信長軍に自分から参入した。
通常攻撃はスピードがあるのでかなり使い勝手がいい。これも穴がなく、馬上攻撃がややリーチ不足なのを我慢すればかなり使える部類。

【馬超】★
反乱軍の一角だったはずが最初の定軍山の戦いで敗れてしまい、その後成り行きで信長軍に所属。でもその後影が薄い。
三国4から嘘のようにパワーダウン。肝心の馬上攻撃が使い勝手が悪く、通常攻撃はさらに使い勝手がひどい。攻撃力そのものは高いが。