私のルバーブに関するスタンスは”ガラパゴス状態の除去”です。
日本では、特定の栽培者が栽培技術、品種などを囲い込んでしまっている結果、
種を買って育てているルバーブ愛好家ですら、
栽培法がよく分からず困惑されているようです。
私のところにもよく”上手く育たない”とメールや電話がきます。
私のスタンスはできるだけ多くの人にルバーブを知ってもらい、
多くの人がルバーブレシピを楽しんでいただきたい・・ですから、
栽培技術は100%オープンにし、
当ブログでもそのスタンスで記事投稿してきました。
また根株(苗)についても、増殖ができたものから順次販売していく予定です。
門外不出などとは言いません。
より多くの方にルバーブ文化を楽しんでいただきたいのです。
さて、前置きは以上にして、
新年度(一か月早かったか?)の、
「ルバーブ栽培技術公開」の第一弾です。!
昨日に続いて、春の嵐が吹きまくっていましたが、
ルバーブの畝に防草シートを張る作業を開始しました。
ほたる農園で栽培中の数品種のルバーブのうち、
主力(今のところ栽培株数が一番多いという意味で・・)品種である、
クリムゾンチェリー・ルバーブは新暦の春とともに芽出しが始まっています。
数品種のうち最も早い芽出しです。
防草シートを張って、芽が上がってくる場所に穴を開けなければなりませんから急がなければなりません。
張り終えた画像です。
順序が逆になったかもしれませんが、
防草シートを張る目的は・・・
*雑草除け
*病害虫防除のための”泥はね防止”
泥はね防止のため稲わらを敷き詰めている産地もありますが。
*夏の過乾防止
ルバーブにとって、過湿もNGですが、乾きすぎもNGです。
夏の水遣り、灌水が非常に大事な作業です。
*穴の直径は約20センチ
*除草シートは透水性で雨水がよく通るものとします。
今年、防草シートを張る予定は、クリムゾンチェリー・ルバーブの4畝(約50株)です。
今日は取りあえず1畝。
他は防草シートを張ることを想定して直線に植えてないので張りつけしません。
さて、この防草シートを張るという栽培技術は私の考案ではありません。
オーストラリアで推奨、普及している技術です。
これはいい!と早速まねしたものです。