縛っても縛らなくても訴えられる

2023年04月13日 22時43分11秒 | 意見・物申す
今日の認知症ラウンドで出た話題。
身体拘束については以前も記事にしました。
ぜひ一度、目を通していただけたらありがたいです。

高齢者をしばりつけるな - 週間ダイジェスト+

前回は患者が廊下で転倒して重い後遺症をもってしまったというニュースですが
今回は逆で患者を抑制することで訴えられたというものです。

患者をしばりつけるなってことは当たり前のことなんですが、
それもやはり限界があるのは私も知っています。
ただ通り一辺倒で抑制するな!って言われるののもなぁ

穿った見方をかも知れませんが、病院を訴えた家族は
逆に抑制なしの状態で転倒して後遺症をもってしまってもOKってことなんでしょうか?

法令で定められたルールはないとは言え
前の記事でも書いてますが、身体拘束の3要件というルールが一応あるわけです。


結局、何をしても訴えられるのがどうも腑に落ちません。
これこそ現場の意見を聞いてくれんもんかなぁって思います。

「身体拘束」やむをえず許される場合とは 一般病院は法令ルールなし:朝日新聞デジタル
患者の手足や胴を縛るなどして動きを抑制する「身体拘束」。高齢者では、
手術後などに意識が混濁するせん妄や認知症が拘束の原因になりやすいそうです。
介護保険施設や精神科病院と違い、一般病院には身体拘束について法令で定めたルールがありません。
高齢の入院患者が増えるなかで「早急に議論すべきだ」と専門家は指摘します。

91歳女性 胴と両腕を抑制帯で……
 名古屋地裁で1月、愛知県日進市の総合病院で入院中に亡くなった女性(当時91)への身体拘束について、
違法性をめぐる民事裁判の判決があった。
 死亡との因果関係は認められなかったが、女性への身体拘束のうち、
体幹(胴)と上肢(両腕)の拘束については「必要やむをえないものであったと認めることはできない」として違法だと認められた。
 双方控訴せず、判決は確定した。
 昨年9月、最後の意見陳述で、原告の一人で女性の長女(57)は訴えた。
 「母は身体拘束によって悪化するせん妄状態の中で、絶えず助けを求めていました。その言葉は看護師に無視され続けました」
 「ひとりでも多くの方に不必要な身体拘束の現状をしってほしい」





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