調剤過誤は他人事ではない…

2024年08月29日 22時12分09秒 | 意見・物申す
スギ薬局の調剤過誤のニュースは職場でも話題になりました。
単純に調剤ミスって一括りにすると、ほぼ毎日起こっています。
患者の所にいかず寸前で留まっていることが多いけど、
一包化するときの入れ間違いとかは本当に日常茶飯事なんで、改めてちゃんとしなきゃって思います。

具体的なミスはどういうものかは今一つハッキリはしませんが
報道されている限りの情報では糖尿病でない患者に糖尿病の薬を渡してしまって飲んでしまったということのようです。


TVでやってたのが一番わかりやすくて
前の患者の薬が残っていたとかで1包2.5錠入っているハズが4.5錠入っていたということのようです。

ただこれは正直どうだろう??って思います。
単純に言えば一包化された薬の数くらいは数えるだろうと思うからです。
うちの職場のミスで多いのは取りそろえた医薬品の規格が違うとかが多いのですが
単純に数が違うというのはなかなかの驚きです。

ちなみに規格違いの例

(右が2.5㎎で左が5㎎ 大きさが微妙に違うので区別はつく)

余談ですがうちは透明のビニールで中が透けて見えますが
持参薬とかを見ていると全然透けない状態で一包化されているものもあって
どうやって調剤・監査しているのか、非常に不思議だったりしています。


一つ疑問なのはスギ薬局の姿勢です。
こういう企業不祥事があるとHPのお知らせで謝罪文見たいなのが掲載されることが多いと思いますが、
スギ薬局のHPを見てもそれらしいものはないんですよね??
スギ薬局グループ お客様サイト
かわりにスギホールディングスの方には載っています。
スギホールディングス

報道だとほぼスギ薬局ってなっているんで、スギ薬局のHPに謝罪文を載せても良かったのでは?って思います。

スギ薬局としては調剤過誤は謝罪しつつも
調剤過誤と死亡の因果関係は認めないという立場のようなので、今後どうなるのか?
患者の立場からするとスギ薬局には行きたくないってなると思いますけどね??


内服してから半年以上経過して亡くなったという事実は正直なところ微妙かなって思います。
結局、最終的な判断は医師免許を持った人がすると思いますが、
薬が薬だけに因果関係は否定できない=薬が原因という結論になるだろうと私は見ています。
今度の報道に注視していきたいと思います。

「調剤ミス」でスギ薬局と薬剤師3人を提訴 糖尿病の薬混入、服用した70代女性が死亡 | 文春オンライン
スギ薬局で調剤された薬を服用した女性=当時(74)=が死亡したのは調剤ミスが原因だとして、
遺族2人が28日、法人としてのスギ薬局(愛知県大府市)と薬剤師3人に計約3800万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。
 訴状によると、女性は2021年10月18日、持病の薬の処方箋を基に東京都杉並区にあるスギ薬局店舗に調剤を依頼。
受け取った薬を服用していたが、翌月15日に意識を失って入院した。
 残った薬を病院が調べたところ、女性の持病ではない糖尿病の薬が2種類混入していたことが判明。
病院から指摘を受けたスギ薬局は女性側に別の薬が混入していたことを伝え、後日、薬を包装する機械の点検を薬剤師が怠ったことなどが原因だと説明した。
 女性は薬の混入による低血糖脳症と診断され、意識が戻らないまま22年5月に亡くなった。
 記者会見した40代長男は、スギ薬局側が謝罪を避けるような不誠実な対応を取っていると批判。「ミスで人命が失われたことに、しっかり向き合ってほしい」と話した。
 スギ薬局の親会社スギホールディングスの話 患者さまの冥福をお祈りし、ご家族に深くおわびする。店舗管理を徹底し、再発防止に取り組む。

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