ジェネリック医薬品、気のせいでもあるし、本当な気もする。

2015年11月06日 23時53分10秒 | 意見・物申す
過去に何回かジェネリック医薬品について書いてますが、
まあ書いている時期の影響もあってブレブレです。
要するに後発品(ジェネリック)医薬品については、
先発品と同じかどうかはよくわからん!ってところです。

働いてて1つ言えることは
ジェネリック医薬品と言っても作ってるメーカーが複数あるワケで
おそらく作ってるメーカーによって大きく差が出るのではないかと思います。
もちろん添加物が違うのでその差も無視できませんが…

一部の薬剤だけですが、ある後発品メーカーのジェネリックは
先発のそれと同じ工場のラインで製造しているところもあります。
ここまでくるともう同じとしか言えない(子会社みたいなもんだし)
だけど人によっては効き目が違い!って反応する人も多いようです。

ただ私も何となく効き目が違う気がします。
これは思い込みなのかどうなのか?
窓口で後発品に代わった薬を患者さんに渡す時に
「効き目は同じ薬ですよ~」なんて宣っているのですが、
正直なところ“効き方”は違う気がする…。
まあ大人の事情で、そういう感情は抜きにしています。

あと後発品の嫌なところはすぐ販売停止するところ。
働いてて何回、“諸事情による販売停止”とやらに御目にかかったことか!
売れないとわかるとすぐ撤退するジェネリックメーカーってどうなんでしょ?

最後に名前が変るのも厄介。
うちは間もなくインスリン製剤であるランタスを

を後発品であるインスリン グラルギン BS 注ミリオペン

に変更するのですが、正直これはどうなんだろう?って思います。

リリーが作るのでしっかりはしてると思うのですが
インスリン グラルギン BS 注ミリオペンって聞いてランタスをイメージできる
医者や看護師ははたして何人いるのか…
ランタスでええやん!ってのが私の意見なのですが、
これも大人の事情です。変るしかないんです。
何よりも患者さんが一番困る気がするのですが…


ジェネリックに医師の半数以上が不信感 NHKニュース
医薬品の特許が切れたあとに販売される価格が安い後発医薬品、いわゆるジェネリックについて、医師の半数以上が品質などに不信感を持っていて、普及に向けた課題になっていることが厚生労働省の調査で分かりました。
政府は医療費の抑制に向けて、医薬品の特許が切れたあとに販売される、価格が安い後発医薬品、いわゆるジェネリックの使用割合を現在の50%程度から、2020年度までのなるべく早い時期に、80%以上に引き上げるとする目標を掲げていてます。
こうしたなか、厚生労働省は医師などを対象に行った、ジェネリックについての意識調査の結果を6日開かれた中医協=中央社会保険医療協議会に報告しました。
それによりますと、病院の医師にジェネリックに対する不信感の有無を尋ねたところ、「不信感はない」と答えた医師が40.7%だったのに対し、54.9%が「不信感がある」と回答しました。そして、「不信感がある」と答えた医師に、その理由を複数回答で聞いたところ、「新薬との効果・副作用の違い」が67.9%と最も多く、次いで「新薬との使用感の違い」が38.6%などとなりました。
出席者からは、「多くの医師がジェネリックへの不安を払しょくできていないことが普及に向けた課題になっており、安全性などのさらなる情報提供が重要だ」といった意見が出されました。

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