イエローペーパー

2007年03月22日 00時50分44秒 | 意見・物申す
タミフルに緊急安全性情報、通称:ドクターレター
が出されることになりました。(黄色いからイエローペーパーとも)

結局、異常行動とタミフルに因果関係が不明といわれてて
科学的根拠が無い中でこの決断が苦渋の判断だったんでしょうな。

けど、お子さんが亡くなられた両親がTVに出ていて
「一旦、投与中止にして因果関係を徹底的に知らべ欲しかった」
という言葉を聴くと、これが通常の感覚なんだなと反省させられます。

話は変わりますが、ふと思うことがあってこのタミフルの試験するときの
計画書を一度でいいから見てみたいなぁと思います。
結局、治験するためには患者さんの同意が必要なわけですが、
高熱だしてる子供に治験参加の同意を取るって変だし、
代諾者ってことで、子供の両親が治験参加に同意するのはアリだけど
やはり高熱出してる子供の横で同意なんて取るかな~

つまり治験のデータは大人のデータではないかと思うわけです。
昨年10月、患者2800人を対象に試験して、
異常行動の差はなかったとのことですが、
何割くらいが、子供のデータだろう?

もし、異常行動だけの焦点にデータを集めるなら
対象となる患者は10代の子供だけでないと意味がない。
だけど、こんなニュースが流れたら治験に参加する人は皆無だろうな・・・
タミフルは人類にとって必要な薬だけど、
これだけ叩かれたら真相は明らかにならなうだろうな。

追加
患者の8割が10歳未満だったみたいです。やっぱり・・・

「タミフル」服用後の異常行動15件…厚労省把握(読売新聞) - goo ニュース 
インフルエンザ治療薬「タミフル」を巡る問題で、服用後に未成年者が飛び降り・転落などの異常行動をとったケースは、厚生労働省が把握しているだけで計15件あることが分かった。
 同省は10代への使用中止を求める緊急安全性情報を出すよう、輸入・販売元の「中外製薬」(東京都中央区)に指示したが、異常行動で子供を失った遺族からは、同省の対応の遅れを批判する声が上がっている。
 厚生労働省は21日午後、2月中に、12歳と16歳の男児が2階から飛び降りるなどした事故があったことを新たに明らかにした。同省が同日未明に、10代への使用中止に関する記者会見をした際には、この2件について、公表していなかった。同省は、その理由について、「インフルエンザを発症した未成年者から目を離さないよう注意喚起した先月28日の対策以前の事例なので、公表する必要はないと考えた」としている。

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