![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/0a/39aed0dbdcf46bfebf5edcf8eb97cc25.jpg)
えせ氏食いつくかな?
博多駅で散乱していた号外を見るなり
とうとう衆議院解散かと思いきゃ
裏面には「脳死は人の死」との見出し。
TVは衆議院の解散でやんややんやだけど
こっちの方が大きなニュースなのに、この扱いは!
前にも書いた通り、理屈の上では
脳死は人の死ということがわかっているのだけど
この何とも言えないわだかまりを国が一応の線引きとして
埋めてくれるのは評価して良いと思う。
けど、脳死になったとしても「本当に脳死か?」なんて疑ってしまうし、
脳死から奇跡の生還という噂がある以上、
脳死→死と認知されるまで、かなり時間を要すると思う。
おそらく背景には医療不信があると思うのだけど
日本の臓器移植がここまで、遅れてしまったのも
もともと医療不信が原因だから仕方がない。
*和田心臓移植事件 参照
しかし「新ブラックジャックによろしく」の5巻が脳死判定の回なのだけど、
これを見ると、脳死判定まで行う過程が結構大変。
それだけ丁寧に慎重に対応しているとも言えるけど
例え患者本人が臓器提供を望んでいたとしても
これじゃ残された家族の心が折れてしまうんじゃないかと思う。
(もちろん漫画的な演出もあろうが・・・)
残念ながら、この脳死について小さなニュースになっちゃたけど
ニュースとか、今後の取り扱いに注目したいところです。
<臓器移植法改正案>「脳死は人の死」成立 0歳から移植可能 A案、参院で賛成多数
臓器移植法改正案は13日午後、参院本会議で採決され、3法案のうち、脳死を一般的な人の死とする「A案」(衆院通過)が賛成138、反対82の賛成多数で可決、成立した。15歳未満の子どもの臓器提供を禁じた現行法の年齢制限を撤廃し、国内での子どもの移植に道を開くとともに、脳死を初めて法律で「人の死」と位置づけた。ただ、死の定義変更には強い慎重論が残る。このため、A案提出者は審議の中で「『脳死は人の死』は、移植医療時に限定される」と答弁し、配慮を示した。
現行法では15歳以上でないと臓器提供ができず、小児が自分のサイズにあう臓器の移植を受けるには渡航するしかない。だが、世界保健機関(WHO)は海外での移植の自粛を求める方向で、将来渡航移植の道が狭められるのは確実だ。97年の法施行以降、国内の脳死移植は81件にとどまっており、A案は年齢制限の撤廃とともに脳死を人の死とすることで、臓器提供の機会拡大を目指す。
臓器移植法の改正をめぐっては、6月18日、衆院でA案が投票総数の6割の賛成で可決され、参院に送付された。しかしA案に対し、参院側は「移植の拡大は必要だが、死の定義変更には社会的合意がない」と考える議員も多い。このため、与野党の有志はA案を踏襲しつつ、死の定義は現行通りとする修正A案を提出した。
一方、A案支持の中核議員は「脳死の位置づけを変えたらA案の意味がない」と修正を拒否。修正A案を「中途半端」と判断した議員が多数をしめた。ただ、「一般医療で脳死後の治療中止が広がりかねない」といった慎重論には配慮せざるを得ず、提出者は新しい死の定義について「臓器移植法の範囲を超えて適用されない」と答弁した。
A案への懸念は、本人の意思が不明でも家族の同意だけで臓器摘出ができる点にもある。臓器摘出後に本人が拒否していたと分かることも否定できない。成人より難しいとされる、子どもの脳死判定も課題となる。
採決は修正A案、A案に続き、現行法の枠組みを残しながら子どもの臓器移植のあり方を1年かけて検討する「子ども脳死臨調設置法案」の順で行う予定だったが、修正A案が賛成72、反対135で否決後、A案が可決されたため、臨調設置法案は採決されなかった。臨調法案に賛成の共産党以外の各党は党議拘束をかけず、各議員が自らの死生観に基づいて投票した。【鈴木直】
…………………………………………………………………………………………
◆成立した法律骨子◆
(1)死亡者の意思が不明で遺族が書面で承諾していれば、
医師は死体(脳死した者の身体を含む)から臓器を摘出できる
(2)本人の意思が不明でも、家族が書面で承諾していれば医師は脳死判定できる
(3)親族に臓器を優先提供する意思を書面で表示できる
(4)政府は虐待児から臓器が提供されないようにする
*コメントに対応するために以下の画像を追加しました。
博多駅で散乱していた号外を見るなり
とうとう衆議院解散かと思いきゃ
裏面には「脳死は人の死」との見出し。
TVは衆議院の解散でやんややんやだけど
こっちの方が大きなニュースなのに、この扱いは!
前にも書いた通り、理屈の上では
脳死は人の死ということがわかっているのだけど
この何とも言えないわだかまりを国が一応の線引きとして
埋めてくれるのは評価して良いと思う。
けど、脳死になったとしても「本当に脳死か?」なんて疑ってしまうし、
脳死から奇跡の生還という噂がある以上、
脳死→死と認知されるまで、かなり時間を要すると思う。
おそらく背景には医療不信があると思うのだけど
日本の臓器移植がここまで、遅れてしまったのも
もともと医療不信が原因だから仕方がない。
*和田心臓移植事件 参照
しかし「新ブラックジャックによろしく」の5巻が脳死判定の回なのだけど、
これを見ると、脳死判定まで行う過程が結構大変。
それだけ丁寧に慎重に対応しているとも言えるけど
例え患者本人が臓器提供を望んでいたとしても
これじゃ残された家族の心が折れてしまうんじゃないかと思う。
(もちろん漫画的な演出もあろうが・・・)
残念ながら、この脳死について小さなニュースになっちゃたけど
ニュースとか、今後の取り扱いに注目したいところです。
<臓器移植法改正案>「脳死は人の死」成立 0歳から移植可能 A案、参院で賛成多数
臓器移植法改正案は13日午後、参院本会議で採決され、3法案のうち、脳死を一般的な人の死とする「A案」(衆院通過)が賛成138、反対82の賛成多数で可決、成立した。15歳未満の子どもの臓器提供を禁じた現行法の年齢制限を撤廃し、国内での子どもの移植に道を開くとともに、脳死を初めて法律で「人の死」と位置づけた。ただ、死の定義変更には強い慎重論が残る。このため、A案提出者は審議の中で「『脳死は人の死』は、移植医療時に限定される」と答弁し、配慮を示した。
現行法では15歳以上でないと臓器提供ができず、小児が自分のサイズにあう臓器の移植を受けるには渡航するしかない。だが、世界保健機関(WHO)は海外での移植の自粛を求める方向で、将来渡航移植の道が狭められるのは確実だ。97年の法施行以降、国内の脳死移植は81件にとどまっており、A案は年齢制限の撤廃とともに脳死を人の死とすることで、臓器提供の機会拡大を目指す。
臓器移植法の改正をめぐっては、6月18日、衆院でA案が投票総数の6割の賛成で可決され、参院に送付された。しかしA案に対し、参院側は「移植の拡大は必要だが、死の定義変更には社会的合意がない」と考える議員も多い。このため、与野党の有志はA案を踏襲しつつ、死の定義は現行通りとする修正A案を提出した。
一方、A案支持の中核議員は「脳死の位置づけを変えたらA案の意味がない」と修正を拒否。修正A案を「中途半端」と判断した議員が多数をしめた。ただ、「一般医療で脳死後の治療中止が広がりかねない」といった慎重論には配慮せざるを得ず、提出者は新しい死の定義について「臓器移植法の範囲を超えて適用されない」と答弁した。
A案への懸念は、本人の意思が不明でも家族の同意だけで臓器摘出ができる点にもある。臓器摘出後に本人が拒否していたと分かることも否定できない。成人より難しいとされる、子どもの脳死判定も課題となる。
採決は修正A案、A案に続き、現行法の枠組みを残しながら子どもの臓器移植のあり方を1年かけて検討する「子ども脳死臨調設置法案」の順で行う予定だったが、修正A案が賛成72、反対135で否決後、A案が可決されたため、臨調設置法案は採決されなかった。臨調法案に賛成の共産党以外の各党は党議拘束をかけず、各議員が自らの死生観に基づいて投票した。【鈴木直】
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◆成立した法律骨子◆
(1)死亡者の意思が不明で遺族が書面で承諾していれば、
医師は死体(脳死した者の身体を含む)から臓器を摘出できる
(2)本人の意思が不明でも、家族が書面で承諾していれば医師は脳死判定できる
(3)親族に臓器を優先提供する意思を書面で表示できる
(4)政府は虐待児から臓器が提供されないようにする
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*コメントに対応するために以下の画像を追加しました。
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本当に政局ってやつの裏で目立たなくひっそりと終わってしまいましたね。残念。
国会議員が決めたんだから仕方ないですね、変えたいなら国会議員を変えるしかないでしょう。つまりは選挙、また政局かって感じですが苦笑。
現場との齟齬がないようにと、国民へのアナウンスなどしっかりやってもらいたいです。当事者がいっぱい出てきて大問題って事だけにならないように…、なるでしょうね~苦笑
僕のなかでの一番の疑問は。最初の衆院で採決がD→A案だったらどなっていたのか??ってところです。
なんで、A案からスタートしたのか。なんであの順番になったのかとか。
多数決に関しては状況に応じて「やり方」が大事になってくるので。
うーん、この問題は難しいっす。
あえて言うと
あえて言うと、死なないのが一番!!
フリーザとベジータの気持ちがよく分かる気がしました!!
っていうくだらないオチでした(-_-;)
オチが・・・オチが・・・
>最初の衆院で採決がD→A案だったらどなっていたのか??
採決順を巡っては、水面下で色々な駆け引きがあったようだね。
個人的にはD→Aなら現行法に近かったC案か、
結局持ってA案に落ち着くと思う。
個人的にはB案が通るだろうと思ってた。
どちらかと言えば臓器移植推進の流れなので
さすがにC,D案はないだだろうと思ってたしね。
臓器移植法に反対してる人のブログを見ると
結局は死生観と医療不信に大別されてますね。
死生観はもう変えようがないので、
少なくとも医療不信だけは何とかして欲しいと思う。
話変わるけど、現場の先生って大変そう
失敗が許されないギリギリの世界なもんで
そこへきて医療不信・・・うーむ
それは…
言わないで…
医療不信は難しい問題ですね。
医者といっても人間ですし、ミスがあってはダメなんですが、扱ってるのは人の身体。治療を受けるほうと施術する側の信頼関係が本当に大事になってきますね~。
たらいまわし妊婦と野良妊婦の関係しかり、どこに100%を求めるのか??と言う部分の齟齬が酷くなってきているように感じます。
また飲みスカイプですね苦笑
ちなみに僕はD案推奨でした。