世界史の教科書を買ってみた。

アレだけ履修問題で世界史世界史って叫ばれているので
世界史ってどんなんだっけ？と思わず
高校時代にも使っていた山川の世界史の教科書を買ってしまいました。
開いてみると過去の記憶が蘇るもんで
太字のとことか覚えるところがいっぱいで嫌になりますね。
ま、趣味としてボーと読むには良いかもしれません。

ボーと読めるのは社会人の特権であって
受験生からしたら非情なもの以外何者でもありませんね。
これを勉強するよりかは地理や日本史または政治経済を
受験では有利でしょうね。
(ちなみに私は政治経済を選択してました。)

あれだけ単位が足りないとか呼ばれているけど
ニュースを見ていても該当する高校生がちょっと可愛そう。
世界史の分、他の教科にまわしたから公平じゃない！
って意見も　もっともで理解できるのだけど
春の70時間と受験前の70時間とじゃあ重みが違うわけで
２浪して受験の苦しみを味わった私からすれば
多少、温情があってもいいのではないかと思う。

で、なんで世界史が必須なのとかと言えば
簡単に言えば国際化に対応するためらしいです。
確かに国際人には世界史が必要な錯覚を覚えるけど
２点疑問点があります。
１、世界史の授業を受けさえすれば国際人？
２、国際人になるためにはまず世界史よりも自国の歴史では？

“１”に関して言えば、言わば運転免許の学科授業のように
やり過ごす人もいるわけだし、むしろ受験生の数だけを見れば
そういう人が大半じゃないか？
“２”に関して言えばキリがないけど、日本史も地理も
政治経済も倫理も何だかんだ言って必要じゃないですか？
むしろ現代において必要度は世界史よりも圧倒的に多い気がする。

そう考えたら世界史・日本史とズバって分けるんじゃなくて
一気に社会！として教えたら駄目だろうか？
でもこれって中学校の社会みたいだな。

繰り返すことになるけど、本当に可愛そうなのは
学ぶべきことを学べなかった高校生達。
とは言え、あんな瀬戸際で学ぶ機会を詰め込まれても
意味が無いのは目に見えているわけで
今はちょっと受験を優先的にした処置を取って欲しいと思うのですが。。。

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７０時間の補習条件に救済　未履修問題で政府(共同通信) - goo ニュース
全国４００以上の高校で世界史など必修科目を履修していなかった問題で、政府は３０日、卒業が危ぶまれている３年生について法的問題を集中的に検討。ほかの生徒との不公平を極力生じさせない方法として、公立、私立を問わず、履修時間が不足しているすべての生徒について、３月末までに７０時間（２単位）分の補習実施を条件に卒業を認めることで救済を図る方針を固めた。
未履修のまま卒業した生徒については高校側に責任があるとして取り消しなどはしない方針。具体的救済策について、さらに条件の検討、調整を進め、週内に発表する。
文科省によると未履修の３年生の７９％（公立校調査）は、７０時間（２単位）の補習で必要単位を満たせるため受験後の３月に集中授業すれば卒業が可能。１４０時間（４単位）の場合も、工夫を加えることで、３月末までの履修は物理的に可能だとしていた。