1974年(昭和49年)にこの近くのアパートに住んだ時から見ているのに、境内に入ったことはありませんでした。初めて入ってみました。
★ランドマーク江東寺:江東寺は、阪東16番札所水沢寺(群馬県伊香保町水沢観世音)の別院として、昭和15年に株式会社東京楽天地(江東橋4丁目・旧江東楽天地)の招聘により江東・本所地域の発展を願って創建されました。昭和20年3月10日下町一帯大戦火で被災し、本堂庫裡共に焼失しました。幸にも御本尊千手観世音菩薩・脇侍不動明王は、すでに水沢寺に奉還いたし難をまぬがれたそうです。戦後の大区画整理の施行により昭和24年現在地に移建されています。
現在の本堂は昭和55年鉄筋コンクリート造りにより再建し、又、庫裡は平成6年鉄骨造りにて新築されました。寺は、錦糸町の繁華な中心地にあり、そして、江東観世音と通称され、信仰の道場として親しまれている下町の寺です。本尊は千手観世音で、境内には清昌稲荷、出世弁財天、水洗観音、地蔵尊、馬頭漢音、戦災慰霊碑が祀られています。
★清昌稲荷社
京都伏見稲荷の眷属にして稲荷山三ノ峰にお塚が祀られている。江東寺創建当初より縁深いお稲荷様で、毎月4日祭礼が執り行われている。
これを見て謎がひとつ解決しました。
リンビン錦糸町は今年2017年9月で閉店になりましたが、そこの裏の2階の駐輪場のところに伏見稲荷が祀ってありました。説明書きもなく何でここにあるのかわかりませんでしたが、江東寺がここに移る前は江東楽天地(今のリビン錦糸町)の中にあった跡地ということで祀ったものと理解できました。
★出世弁天堂
鎌倉時代の出現と伝えられ、昔は洞窟弁天と称され、安政の大地震により地中深く埋没し、当弁天が祀られていた江東区毛利2丁目一帯は江戸幕府ご用材の貯木場で、此処を管理する金原藤太郎なる者に夢告あり再出現し、名も出世弁財天と改称された。そして、昭和19年縁あって江東寺に移建奉安された。
関東大震災の慰霊碑のようです。
馬頭観音:中央競馬の場外馬券売り場の隣にあるのでなんとなく納得しました。