ランドマーク探しⅢ

2012年から出張先での風景や社寺仏閣、由緒を訪ねて記録してきました。2016年からは自分の足で散策し、記録しています。

和歌山城

2013年03月26日 23時01分31秒 | 訪問地周辺散策

 年度最後の遠方出張は和歌山県でした。新大阪からくろしお9号で和歌山に行く予定でしたが、阪和線が人身事故で不通でしたので、南海電鉄を乗りついで和歌山に着きました。早めに東京を出たので、目的地訪問には若干時間があったので、昨年に続いて、目の前の和歌山城に寄ってみました。和歌山城は和歌山市の中心部に位置する標高48.9mの虎伏山(とらふすやま)に建造され、北部を流れる紀の川を天然の堀としています。本丸の北側に二の丸が配され、その外に大きく三の丸が配されている、梯郭式平山城です。
徳川頼宣は1621年(元和7年)より城の大改修と城下町の拡張を始め、計画では完成時より更に大規模な城構えになる予定でしたが、大規模な改修であったため幕府より謀反の嫌疑をかけられるほどでした。しかし、附家老安藤直次の弁明で事なきを得ました。また、外堀も拡張して総構えにしようとしまたしが、幕府より嫌疑をかけられ中止させられてしまったため、堀止の地名が残っています。後、数度の火災に遭いましたが、その度に再建されています。現在、城跡として現存しているのは最盛期の4分の1ほどの面積です。
東京では満開ですが、和歌山でも見頃になっていました。これは大手門を入ったところにあるしだれ桜です。天守閣の周りの桜も見頃でした。大手門の堀には鯉が気持ち悪いほど集まっていました。これは伏虎です。和歌山城は、虎が伏している姿に似ていることから名付けられた虎伏山にあるため、虎伏城とも呼ばれます。現在の伏虎像は昭和34年に再建されたもので、その前には大正11年に作られた立ち姿の虎の像がありました。

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