津田沼に訪問しました。3年ぶりでしたので、少し寄り道をしてみました。目的の訪問地はJR津田沼でしたが、京成津田沼に降りて菊田神社と隣の水鳥公園に寄りました。菊田神社は、弘仁年間(810年-824年)ころに創建されたと伝えられ、古くは久々田大明神と称されたそうです。
菊田神社では、「あんば様」と呼ばれる民間信仰の行事が3月15日に近い日曜日に行われています。正しくは「阿波様(あばさま)」といい、由来によれば、明治の初めごろ久々田・谷津・藤崎・鷺沼の村々で天然痘が流行したので、これを治し、予防するために始まったといわれます。
当時の久々田村では行商が行われていて、海産物を茨城方面まで売り歩き、帰りに農産物を持ち帰る商いをしていました。たまたま、茨城県稲敷郡桜川村阿波の大杉神社のお札が疫病に効能があるというので、行商人がそのお札を持ち帰って、菊田神社に納め祀ったところ、天然痘が治ったといわれています。
その後、大杉神社の分霊を祀って「あんば様」の祭りが続けられているそうです。なお、あんば様は、水上交通・漁業の神でもあるといわれています。
菊田神社の敷地内にある池の水源は三山の二宮神社と言われています。この地域は低地で中世は海が近く、藤原時平が菊田神社の池周辺の入江に上陸したという伝説も残されています。古代(古墳時代)は海岸線が今の陸地に近かったため、この入り江が船着き場だったのではないかと推測する研究家もいます。なお、習志野市周辺の村落に住んでいる人々は海路で、関西方面から来たという伝承の残る旧家が多く存在するそうです。
水鳥公園という割にはあまり鳥がいませんでした。これは鵜ですかね。亀もいっぱいです。
こちらは鳩にムクドリ
そして、八重桜のしたで、アヒルと鴨がゆったりと休んでしました。
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