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空爆殺人の原因は諜報活動のミス? さまざまな疑問が浮上

2012年01月02日 | 国内
1月1日 トルコ東南部シュルナク県ウルデーレのオルタス村で、12月28日の空爆で死んだ35人の葬儀が行われ、多くの人々が集まり、彼らの棺を運びました(写真)。

エルドアン首相は、この空爆を“不幸で痛ましい事件”と言い、哀悼の意を表しました。

 Hurriyet

空爆の原因となった無人機による諜報活動に疑問を感じる人々も多いようです。

政府と軍の説明によると、諜報活動用の無人機が40人の集団の映像を捉え、その情報によって集団を調査したそうです。
彼らはタバコやディーゼル油の密輸人で、ラバを連れていました。PKKも武器を運ぶのに、しばしばラバを使っています。

集団をテロリストと認定した諜報サービス(MIT)が悪いという声も上がっていますが、「空爆はMITの情報によって行われたわけではない」とMITは言っています。

ギュル大統領も犠牲者が民間人だったことに遺憾の意を表明、事件を精査すると言っています。
空爆は諜報サービスのミスか、空軍の勇み足か。

しかし、「李下に冠を正さず」というではありませんか。犠牲者たちもバカなことをしたものです。それと、密輸人を英雄扱いするのもどうかと思いますけど。


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