トルコのトピックス

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NEWS! ISISに捉われていた49人の人質が解放された!

2014年09月19日 | 国際
9月20日 イラクのモスルでイスラム国(ISIS)に人質にされていた49人のトルコ市民が解放され、土曜早朝、トルコに到着しました。
アゼルバイジャンのバクーを訪問中だったダヴトオール首相はこのニュースを記者団に語り、急遽、訪問を切り上げて、人質たちに会いに、トルコ南部シャンルウルファ市に向かいました。

 Sabah

解放の状況についての詳細はまだわかっていません。
「私は国民が待ち望んでいた、この嬉しいニュースを、みなさんとともに喜びます」と首相は言いました。「今朝、わが市民たちは、私たちに引き渡されました。私たちは彼らを取り戻したのです」

「彼らはもうトルコ国内にいます。私はいま、彼らに会いに行く途中です」と首相は語りました。

・・・とにかく、よかった!みなさん、お元気なことを祈ります。続報を待ちましょう!


続報! 49人解放!!

6月11日にイスラム国(ISIS)に捉われたモスルのトルコ領事館員ら49人が解放され、トルコに着きました。オズテュルク・ユルマズ領事、領事館職員、その家族らは、アクチャカレ国境ゲートで、シャンルウルファ警察のエユップ・プナルバシュ署長、国家情報局(MIT)の職員ら治安当局者に引き渡されました。

 Hurriyet

ジハーディストにイラクで100日間、人質になっていた人々は、シリアからトルコに送られてきました。シャンルウルファ県のイゼッティン・キュチュク知事は、ダヴトオール首相がまもなく、情報の詳細を発表すると言いました。

エルドアン大統領は声明文で、人質の解放は“作戦”の成功の結果だと言っています。「慎重に計画をたて、作戦を秘密裏に進めた首相とその仲間に感謝します。作戦はひと晩つづき、早朝、みごとに完了しました」

「わが国家情報局は辛抱強く、懸命に問題を追求し、ついに救出作戦を成功させました」と声明文は結んでいます。

・・・さらなる続報を待ちましょう。



世界遺産ネムルート山が電話アプリで宣伝される

 トルコ東南部アドヤマン県の世界遺産ネムルート山が、新しい電話アプリでヴァーチュアルな環境でも知られてくるでしょう。

 Hurriyet

アドヤマン県庁の発表によると、「ネムルート山インタラクティヴ・シミュレーション」「アンティオコスは語る」「コマゲネ王国の失われた宝」と名づけられたアプリが、いまインタネットでアクセスできます。

アドヤマン県のマフムート・デミルタシュ知事は、アドヤマンのすばらしい自然、文化、歴史を宣伝するために、プロ用のプロモーション・ポータルをつくったと言っています。
「このポータルをつくるために、県はさまざまな撮影技術を使って、多くの歴史ある観光地で映像を撮りました。私たちはこれらアプリを社会的環境での宣伝に使います」


ISISはシリア市民にトルコに避難するよう促している

イスラム国(ISIS)と民主連合党(PYD)間の衝突を逃れたシリア人たちが、国境を越えてトルコ領内にどっと入り込んできました。およそ4000人のクルド系シリア人の集団が、木曜、シリア=トルコ国境を越えました。

 Sabah
 
ISISに追われ、トルコ国境にたどり着いて、トルコ軍兵士に助けられるクルド系シリア人女性。


ダヴトオール首相は木曜、「トルコは民族、宗教、言語にかかわりなく難民の援助をつづける」と言いました。ISISは北進をつづけ、トルコ国境からも銃撃音が聞こえますが、ISISはシリア市民がトルコへ逃げ込むのを促しているようです。

 Hurriyet
 
フェンスの向こうに溢れるシリア難民が不法にもぐりこまないよう警備するトルコ兵士


 
トルコ国境に近いシリア北部では、この24時間で、20近いクルド人の村がISISに占領され、住民たちは家を追い立てられています。トルコ=シリア国境は難民で溢れ、国境警備のトルコ軍はその対応に苦闘しています。

Hurriyet

トルコ当局は不法に国境を越えようとする難民は阻止していますが、国境に溢れる人々に食事を提供しています。子供たち、高齢者、女性たちは、トルコ領内に入ることを許されているそうです。


HDPのデミルタシュ共同議長が若者たちにISISと戦うよう要請

人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同議長が“すべての若者たち”にイスラム国と戦うよう要請しました。

 Hurriyet

「私はすべての若者たちが防衛のために戦うよう求めます。人間の尊厳は守られなければなりません。トルコ人も、クルド人も、アレヴィ派も、スンニー派も、若者たちはISISの野蛮な行為に抵抗するべきです」と、デミルタシュ共同議長は、19日、ISISがコバネに進軍していると伝えられた後、発言しました。

デミルタシュ共同議長はまた、政府にISISに対する姿勢を変えるよう促し、コバネの陥落はクルド人だけでなくトルコ全体を傷つける結果になると示唆しました。「イスタンブルも彼らのターゲットのひとつだということを、みなが知るべきです。今日、沈黙している人々は、明日それを悔いるかもしれない」と言い、来週、アメリカ当局と会談する予定だと告げました。


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ISISのミニバスがイスタンブルで警察の手入れをすり抜けた

2014年09月19日 | 国内
9月19日 9月17日朝、イスタンブルの治安当局は、匿名希望の1市民から、通報を受けました。15人の男を乗せたミニバスが、北イラクに向かって、市を出て行こうとしているというのです。

 Hurriyet
 
ISISのトルコでの募集が最近、注目されてきました。


対テロ当局は、急遽、情報提供者の言うアジア側の通りに、警察チームを送りましたが、地元民によると、バスはすでに出て行った後でした。ミニバスに乗っていた男たちの特徴が、地元民の説明で記録され、シリアとイラクと国境を接する県の警備隊に“緊急”コードで送られたと、警察は言っています。



パタラ遺跡の今年の発掘には驚くべき出土品があった

南部アンタリヤ県カシュの古代都市パタラの今年の発掘は終わりました。今年の出土品の中には、アステリアの女神の小像や、エジプトの王プトレオマイオスとアルシノエ妃の印章もあります。リキア同盟の6大都市のひとつパタラの発掘は26年間つづいてきました。

 Hurriyet
 
アンタリヤの古代都市パタラで発掘された最も重要な出土品の中には、3000年昔の女神像やコインがあります。


今年は30人の研究者、5人の考古学者、14人の考古学学生、20人の作業員が、この古代都市で2か月半、作業しました。女神の小像や印章の他、BC610~570年のリディアのコインや3000年昔の彫像が、今年、このエリアで出土しました。

発掘隊長ハッヴァ・イシュカン・ウシュク教授は、「私たちはテペジク・アクロポル、港の浴場、大バシリカの3つのエリアを掘りました」と言いました。「出土品の中でも、初期青銅器時代、BC3000年の像は私たちを喜ばせました。この像はリキアの歴史について、明確な情報を与えてくれます」


「外国人戦闘員はトルコにとっても脅威だ」チャヴシュオール外相

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相は、「外国人戦闘員がトルコ経由でシリアに入るのを、トルコ政府はじゅうぶんに阻止していない」という主張を否定し、トルコと西欧の安全保障組織間のより密接な協力を要請しました。

 Sabah
 
トルコのチャヴシュオール外相(左)とドイツのシュタインマイアー外相


「われわれはテロリストがこの地域に来るのを知っている。外国人戦闘員も、この地域の戦闘員も、わが国にとって脅威だ」と、チャヴシュオール外相は、ベルリンで、ドイツのシュタインマイアー外相との共同記者会見で言いました。チャヴシュオール外相は戦闘員が来る国々との情報の共有が必要だと力説しました。

「わが国は1000人以上の容疑者を逮捕し追放している。同盟国からの情報を受け、6000人以上の名を入国不許可のリストに加えた」とチャヴシュオール外相。
すでにシリアの一部を制圧していたイスラム国(ISIS)は、6月10日、イラク第2の都市モスルを占拠し、さらに拡大しています。

ISISの暴力でイラクでは1400人以上が命を落とし、テュルクメン、アラブ人、キリスト教徒、ヤジディを含むイラク人120万人が家を追われています。

国連は先月末、650万人のシリア人がシリア国内で家を追われ、国外へ逃げることも次第に難しくなり、チェックポイントでは賄賂を取られていると発表しました。



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