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「ISISはトルコからの戦闘員の安定流入を考えている」NYタイムス

2014年09月16日 | 国際
9月16日 トルコはイスラム国(ISIS)の戦闘員の最大の供給源のひとつだと、9月16日の「ニューヨーク・タイムス」紙が報じました。

 Hurriyet

トルコの首都アンカラの最貧地区のひとつで、青春時代の大半をドラグ中毒者として過ごしてきたジャンは、自分には失うものはなにもないと思っています。彼は子供時代の友人10人と、世界で最も過激なジハーディスト集団に参加するために、シリアの密入国しました。

ISISの事実上の本部であるシリアの都市ラッカのトレーニング・キャンプで15日を過ごした27歳のジャンは、戦闘隊に配属されました。彼は公開処刑に参加し、2人の男を射殺しました。1人の男を生き埋めにした後、彼は、1人前のISISの戦闘員になったと告げられました。

「あそこで働いていたら、だれだってトランス状態みたいになるさ」とジャンは言い、報復の恐れがあるから、自分の名はミドルネームだけにしてくれと言いました。
「みんなで“アッラーは偉大なり”と叫ぶ。それで、血や飛び出た内臓にショックを受けずに敵を殺せる聖なる力を与えられるんだ」と彼は言いました。

・・・“失うものはなにもない”と自棄的になっている若者が、誘われるままに参加し、群衆心理でトランス状態に陥り、恍惚のうちに残虐非道な殺戮を行う・・・ジャンはイスラム国の戦闘員のひとつの典型かもしれません。


「キプロスでいっしょにお茶しましょう」とトルコ首相がギリシャ首相に

分断された島キプロス問題の解決を見出すために、トルコの首相とギリシャのアントニス・サマラス首相が、キプロスの両サイドの茶店で会うことになるかもしれないと、ダヴトオール首相が示唆しました。

 Hurriyet
 
9月16日、ダヴトオール首相はトルコ・キプロスのデルヴィシュ・エルオール大統領と語り合いました。


「ギリシャ首相にその準備があれば、私たちはまず、島の南(ギリシャ)側でお茶を飲み、おしゃべりをする。それから北側に移動して、またいっしょにお茶をともにします」と、首相は首相就任後初めて公式訪問したトルコ・キプロスで語りました。

「地中海は多くの文明にとって共有の海でした」と、ダヴトオール首相は、トルコ・キプロスのデルヴィシュ・エルオール大統領との共同記者会見で語り、サマラス首相に、ともに平和を築こうと呼びかけました。

トルコ政府は、北キプロス、南キプロス、ギリシャ、トルコのリーダーが集まって、島の平和をどのように構築するか討論することを希望しましたが、これは受け入れられなかったと、ダヴトオール首相は言いました。

国連の潘基文事務総長も話合いが前進し、何十年来の論争が最終的に解決することを望んでいます。ダヴトオール首相の前には、エルドアン大統領が、大統領就任後、キプロスを訪れ、結束を誓っています。



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