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スコットランドのトルコ人クルド人は国民投票に期待している

2014年09月18日 | 国際
9月18日 エジンバラのトルコ人社会のメンバーたちは、スコットランド独立が彼らにとってよい影響をもたらすをことを期待しています。スコットランドの首都エジンバラに住むあるトルコ人移民は、スコットランドが独立したら、トルコ人社会に“チャンスが生まれる”かもと言いました。また、あるクルド人移民は、この問題を“クルディスタン独立”の夢に結びつけていました。

 Hurriyet
キラスさん(左)はエジンバラ大学トルコ人学生連合の設立者です。


「スコットラッドが独立すれば、新しい国家施設をつくらなければならないでしょ。それが新しい職場を生むでしょうね。私たちスコットランドに住むトルコ人にはよいことです」と、23歳のイルキム・イライダ・キラスさんは、独立投票前夜、Hurriyet 紙のインタビューに応えて言いました。キラスさんは現在、スコットランド国会で研修生として働いています。

「私はスコットランド独立を支持します。まず第一に、スコットランドの人々は、自分たちが選んだ人に行政を任せることになります。スコットランドはもっと民主的に、公正になるでしょう」とキラスさんは言いました。

エジンバラ市内で、「独立スコットランド、独立クルディスタン」と書いたバナーが見られました。エジンバラの中心の国立博物館の庭にバナーを下げていたハジャドさんはシェフフィールド大学のクルド人学生ですが、姓は匿名で「私たちはスコットランドの独立のための闘争を支持します。スコットランドとクルディスタンは同様な政治的立場にあります」と言いました。

「スコットランドが独立すれば、人々は私たちの問題をよりよく理解してくれるでしょう。この決定は、クルディスタンがスコットランドのように独立する基盤になるかもしれないのです」とハジャドさんは言いました。


スカーフ姿のレディ・ガガがイスタンブルのおしゃれ街でお買物

レディ・ガガの突拍子もないエクセントリックな衣装はみんな見慣れていますが、今度、彼女はイスタンブルで変装の才能を見せてくれました。

 Hurriyet

レディ・ガガは、ある日、トルコ初のコンサートを終えた後、イスラム式のスカーフと長いドレスで変装して、イスタンブルの最もおしゃれな町を歩き、ショッピングを楽しみました。ポップスの女王は多くのショップに入りましたが、この変装はみごとに成功しました。
ニシャンタシュはファッションとデザイナーズ・ショップで有名な町です。ばっちり非宗教的な街で、ガガのスカーフ姿はちょっと皮肉な選択になりました。

Hurriyet

実際、同じイスタンブルでも、地域によって、宗教性、世俗性の落差は著しいものがあります。イスタンブルには信じられないほど多くの外国人や外国オリジンの人が住んでいますから、変装のレディ・ガガは「どこかの外国のお金持ち」くらいにしか見られなかったのかも。



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ゾングルダクの炭坑夫たちが怒りのデモ

2014年09月18日 | 国内
9月17日 今年5月13日、ソマで起こった炭鉱事故は301人の炭坑夫が死亡するという、トルコ史上最悪の災害でした。あの事件以後、全国の炭鉱の安全性と炭坑夫たちの労働状況にスポットライトがあてられ、新しい規制が適用されるようになったのはよいことですが、新規制によって、レイオフされる炭坑夫が増えてきています。

 Hurriyet

9月17日、民営炭鉱でレイオフされた炭坑夫たちの集団が、黒海地方のゾングルダク県の県庁前で、抗議デモを行い、政府に支援を求めるスローガンを叫びました。ゾングルダクは炭鉱で知られた県です。

安全性と労働条件の改善を目的とした新規制の適用以後、炭坑夫たちが職を失ったのはゾングルダクだけではありません。新規制に従ったら、経費をまかないきれないというのが雇用者側の言い分です。

キュタヒヤに7つある炭鉱の700人の炭坑夫たちも職を失いました。ゲディス町の炭坑夫たちもトルコ国旗を掲げ、街の大通りをデモ行進しました。
「規制はソマの災害によってできたものだが、行政はゾングルダクの炭坑夫たちのことも考えるべきだ」と、ゾングルダクで15年働いてきた41歳のラフェト・ソフオールさんは言いました。

さらに多くの炭鉱会社が安全規制を導入すれば、来週には4000人の失業者が出るかもしれれないそうです。「われわれは次はどこで働けるのかわからないのです」と、最近レイオフされた10年選手の炭坑夫ジェンギス・チフトチさんは言いました。



エルドアン大統領がISIS問題をトップ議題に安全保障サミットを開催

トルコ政府はイラクとシリアのジハーディスト「イスラム国」に対する世界的な戦いに、どんな貢献が可能か考慮中です。アメリカはいま、イスラム国(ISIS)に対する連合に国際的支持を得るために懸命です。

 Hurriyet
 
安全保障会議はエルドアン大統領(左)が議長を務め、ダヴトオール首相、ネジュデット・オゼル参謀長(左から2人目)、エフカン・アラ内相(右から2人目)、メヴリュト・チャヴシュオール外相、イスメト・ユルマズ国防相らが参加した。


イスラム国の増大する脅威を壊滅しようという国際的努力が、この会議のトップ議題として討論されました。アメリカとその同盟国は、ISISとの戦いに広範な戦略を立て、トルコもこの努力に協調することを期待しています。

トルコは、ISISに参加する外国人戦闘員がイラクとシリアに流入するのを阻止するために、国境の警備を強化し、西欧諸国と情報を共有し、兵站の輸送を支援することで連合を助け、とくに北イラクへの人道支援をつづけることを約束しています。


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