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猛暑の夏、危険をおかして屋上で寝る東南部の住民

2014年09月12日 | 国内
9月12日 屋上で寝るのは危険と警告され、不幸な事件も起こっているのに、東南部ではいまだに屋上で寝る人たちがいます。室内では眠れないほど暑いディヤルバクル県やマルディン県では、夏は屋上で眠るのがフツーのことになっています。

 Sabah

しかし、手すりのない屋上も多く、大家族の場合、端で寝ていた幼い子供が落ちることが多いそうです。ディヤルバクル県では今年、13人が屋上から落ちて死亡、2013年には23人が死んでいるそうです。

過去2年間で、ディヤルバクル県とマルディン県で、1477人が屋上から落ちてケガをしています。地元民は「屋上に囲いをつくる余裕がない」と言い、危険をおかして屋根で寝つづけているそうです。

・・・私も、実は昔、ディヤルバクルのペンションで、欧米のバックパッカーたちと屋上で、うたたね寝したことあります。部屋が暑いので、みんなで屋上でお菓子食べたりコーラ飲んだりしてるうち、ちょっと寝ようかって・・・屋上に柵はあったと思いますけど。


トルコは830人のヨーロッパ人ジハーディストを送り返した

トルコは過去2年間で、ジハーディストと共闘するためにシリアに入ろうとしたヨーロッパ諸国の市民830人を捕らえ、送還しています。トルコはISISに焦点を絞って、スペシャリストの対テロ・チームをつくりました。トルコ政府はまた、ISISに参加したと思われる2000人に捜査令状を発行しています。

 Hurriyet

ヨーロッパ諸国は最近、トルコ経由でシリアに入った疑いのあるジハーディスト戦闘員に関する情報をトルコに流しはじめました。ドイツ、イギリス、オランダ、ベルギーなど、ヨーロッパ数か国は、国際警察を通じて4700人の情報を通告してきたそうです。トルコは潜在的ジハーディストを阻止するために、情報部、対テロ部隊、国境警備隊に、この情報を渡しました。

対テロ・チームと情報部は、国境ゲート、空港、バスと列車のターミナルに焦点を絞り、また、5月にはイスタンブルのサビハ空港とアタテュルク空港にもチームを配置しました。2空港からトルコに入国しようとした240人の乗客が、ISIS参加容疑でチームに止められました。240人の大多数はヨーロッパからの乗客で、その中の56人はISISのメンバー容疑で本国に送還され、その他は釈放されました。

ISISは、トルコと国境を接する北シリアのアトメフ村にトレーニング・キャンプを持っていると言われます。ISIS参加志願者はトルコ経由でこの村に向かうと思われます。トルコの国境警備隊はこの情報を得て、このエリアの警備を強化しています。

対テロ部隊と情報部によると、約1000人のトルコ市民がISISの戦闘員に加わっていると思われます。


トルコは対ISIS空爆の基地を提供することを拒否するだろう

「トルコは、隣国イラクとシリアのISIS戦闘員を攻撃するアメリカ主導の連合に空爆基地を提供することを拒否するが、対ISISの作戦には協力するだろうと、木曜、さる政府当局者がAFPに語りました。「トルコは武力作戦には関与せず、人道的作戦に集中するだろう」と、さる政府関係者が匿名を条件で語りました。

Sabah

2003年、アメリカは北部イラク侵略のために、トルコに6万の軍を駐屯させることを要請しましたが、トルコはこれを拒否し、両国関係にヒビが入りましたが、今回もトルコは拒否するでしょう。2003年、アメリカはサダム・フセイン体制を攻撃するため、トルコに空軍基地の使用許可を求めましたが、トルコは拒否しました。

オバマ米大統領がシリア空爆を含むISISに対する新たな戦略を発表した後、ジョン・ケリ-米国務長官は木曜、アラブの主要な6か国とトルコに支援を求めるため、サウジアラビアで会合を開きました。

ISISの戦闘員は電光石火の進撃で、イラクの草原と、トルコ国境沿いのシリア北部を制圧してしまいました。6月11日、イラク・モスルのトルコ領事館がISISに襲われ、トルコはいま、外交官や子供たちを含む49人のトルコ市民を人質にとられています。従って、トルコ政府は、人質の立場を考え、連合の一員として、ISISに対して強力な役割を果たすことには積極的になれません。

「われわれは人質によって、手足を縛られているようなものです」と政府関係者はAFPに語りました。アメリカの兵站と人道的作戦のためなら、トルコはインジルリク空軍基地を開放するということです。しかし、「基地を空爆に使うことは絶対にできません」と彼は力説しました。NATOサミットでISISとの戦に合意した連合の中で、トルコは唯一のムスリムの国です。

金曜、ケリー国務長官はトルコに立ち寄るでしょう。


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