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イスタンブルの歴史的地区ウスキュダルの化粧なおしが始まった

2016年09月05日 | 国内
9月6日 イスタンブルの歴史的地区ユスキュダルが、ボスフォラス沿いの広場を再設計する巨大プロジェクトによって、真新しい外観になります。この広場の周辺には、貴重なオスマン時代の建物やモスクが数多くあります。

 Hurriyet

9月3日の着工式には、ウスキュダルのヒルミ・テュルクメン区長も出席し、プロジェクトが始まりました。「おそらく2年後に、多層式駐車場やショッピングモールもある、新しい広場ができあがり、13,775平米のエリアがオープンされるでしょう」と、テュルクメン区長は式典で語りました。「広場の名はミマル・シナン広場になるでしょう」

プロジェクトは、ウスキュダル区の古い建物の取り壊しから始まりました。着工前に、1頭の羊が犠牲として捧げられました。1000台収容できる多層式駐車場は地下に建設され、歴史的建物が広場を彩ります。このプロジェクトによって、ルミ・メフメト・パシャ・モスク、ミフリマー・スルタン・モスク、イエニ・ヴァリデ・モスク、アジズ・マフムート・ヒュダイイ・モスク、シェムシ・パシャ・モスクなどの歴史的建物が、よく見えるようになります。

オスマン・スルタン・アフメド3世が1728年に建てた泉も、光が当てられます。ウシュクダル区ハレムのバス・ターミナルはドゥドゥルル地区に移されます。「ハレムのバス・ターミナルは近い将来、移動されます。新しいターミナルはドゥドゥルルに造られます。ターミナルが移転したらすぐ、ハレムにリクリエーション・センターが設計されます。おそらく年内に着工するでしょう」と区長は言っています。

着工式でテュルクメン区長は「今日は歴史的な日だ」と言いました。「ウスキュダルの都市計画は長年論議されてきましたが、今日、第一歩が踏み出されました。おそらく2018年7月には、美しい広場ができあがるでしょう」

ウスキュダルの海岸沿いは、雨が降るたびに洪水が起こっていますが、このプロジェクトは洪水対策も考慮されているそうです。


元イスタンブル警察署長がクーデター調査で逮捕された


 Hurriyet

チャプクンは、イズミル県チェシュメ地区の自宅で拘束された3日後の9月3日、“武装テロリスト組織”に属していたとして逮捕されました。

「私はそんな組織のメンバーではない。私は在職中、そんな組織から助力を受けていない。私は自分の子供たちを、このグループの学校に行かせていない」と、チャプクンは証言し、在米のイスラム説教師フェトフラー・ギュレンと会ったこともないと言いました。

「私は武装テロリスト組織の長であるギュレンと面談したことはない。彼らの集会に行ったこともない。連絡も取っていない」と、チャプクンは、彼にかかる容疑をすべて否定しました。彼はまた、イスタンブルでの自分の仕事は、当時首相だったエルドアン大統領によって拡大されたと言い、7月15日の未遂クーデターのときも、エルドアン大統領のそばにいたかったが、道路が封鎖され、ジェット機が飛んでいて、行かれなかったと説明しました。

チャプクンはまた、2013年12月12~25日の政府要人たちに対する汚職調査について尋ねられると、汚職調査については、12月17日の朝、前イスタンブル知事ヒュセイン・アヴニ・ムトゥルから知らされたと答えました。

「私はこの調査に関係した地方警察署長を解雇し、新しい人を任命した。その後、2013年12月19日、私は移動させられた」と彼は言いました。チャプクンは2013年12月の汚職調査中に警察本部を解雇され、中央の知事オフィスに移動させられました。当時アクサライの知事だったセラミ・アルトゥノクが彼の後任になりました。その後、アルトゥノクは内相になりました。

2013年12月の汚職調査に関して、エルドアン大統領はギュレニストらを告発しています。


トラック運転手が新ボスフォラス橋の通行料は「高過ぎ」と抗議

9月5日、建設業者のトラックが、最近オープンしたボスフォラス橋の通行料が高すぎると、抗議デモを行いました。

 Hurriyet

トラック運転手のグループが、ヤウズ・スルタン・セリム橋(第3橋)のイスタンブル・アンカラ行きの通行料支払所の前に、約50メートル、車を並べて止め、通行料値下げを要求しました。このデモは約30分つづき、警察が来て話合い、デモを止めさせました。

また、週末、この橋を通ったドライバーたちは、接続する道路が未完成で、OGSとHGS通行料システムが作動していなかったため、車の長い列ができたと苦情を言いました。通行料が高いと文句を言うドライバーもいます。「通行料138リラですよ。4時間も並んで待ったあげくに、138リラも取られるなんて。FSM(ファティフ・スルタン・メフメト)橋を通っていたときは、往復で65リラだったのに、いまは片道で138リラ。夜は200リラですよ」

ボスフォラスの第3橋は8車線と鉄道2車線が走り、鉄道が走る吊り橋としては世界最長です。


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