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トルコ北西部アンタンドロスの遺跡で、古代の化粧品店発見

2016年09月30日 | 文化
9月30日 北西部バルケシル県の古代都市アンタンドロスの発掘は、16年間もつづいていますが、今年、化粧品を商っていた多くの商店が発見され、女性たちは何千年も昔から化粧品に関心があったことが明らかになりました。

 Hurriyet

アンタンドロス発掘隊の隊長はエーゲ大学のギュルジャン・ポラト教授、副隊長は女性考古学者のラビア・アクタシュさんです。「この遺跡では50人が働いていましたが、新学期が始まって学生たちが大学に帰ったので、いま作業しているのは10人です」と、アクタシュさんは言いました。

「今年の作業はローマ時代のヴィラ(邸宅)の入口を見つけ、家の内部を調べることが中心です。私たちは古代都市の南部で8県の商店を発見し、そのうちの2軒を掘り出しました。商店の中で、状態のよいボールが見つかりましたが、このボールから、商店のほとんどは化粧品や陶器製品を売っていたことがわかりました。私たちのチームは10人になりましたが、11月まで働いて、商店を掘り出し、店が並んでいた道を見つけるつもりです」とアクタシュさん。

古代の女性たちも化粧品に関心があった
「歴史的アンタンドロス保護協会」とギュルチン・ジョメルト会長は、古代都市アンタンドロスの土地収用は急がなければならないと言っています。「私たちはこの遺跡から多くの出土品を得ました。今年は嬉しいことに、ローマのヴィラの真下に、何軒かの商店の痕跡が見つかりました。商店では、食品、化粧品、陶器製品が売られていたと思われます。女性は何千年も昔から、化粧に関心があったのですね。私たちは次の発見に大きな期待を持っています」


イスタンブルの法廷従業員160人が拘束された

イスタンブル検事局が、ギュレン組織の調査の一環として、イスタンブルの3つの法廷に登録されている司法関係従業員87人と、拘置所で働く従業員75人に対し、拘留令状を出しました。ギュレン組織は7月15日のクーデターの背後にいたとされています。

Hurriyet

9月13日朝、検事局は、チャーラヤン、ガジオスマンパシャ、ビュユクチェクメジェの3つの法廷の従業員87人の拘束を開始し、イスタンブルその他23県の司法施設の手入れを始めました。検事局はまた、シリヴリ、メトリス、バクルキョイの拘置所と、アナトリア・バクルキョイ保護観察部の拘置所従業員75人の拘束を請求しました。

容疑者たちは、“組織の目的と行動に従って行動し、現在は閉鎖されているアシア銀行と財政的取引を行い、組織の財政面で積極的な役割を演じ、公務員の就職で違法行為を行った”容疑で告発されました。今回の手入れで、司法関係の一連の検挙での拘束者は293人、逮捕者は50人になりました。


8月、トルコを訪れる外国人が38%減少した

 トルコを訪れる外国人の数が、8月、昨年に比して37.96%減少し、昨年の510万人から310万人になりました。

 Hurriyet

西洋諸国、アジア諸国、ロシアからの訪問者が劇的に減っていると、9月26日の観光省の臨時データが示しています。数回のテロ攻撃、未遂クーデター、ロシアとの緊張関係によって、トルコを訪れる外国人ツーリスト数は、13か月、減少しつづけています。ツーリスト数は4か月つづいて30%以上落ち込んでいます。

17.3%を占めるドイツ人が最も多いツーリストですが、そのドイツ人も、8月は、2015年同月に比して34.5%減少しました。2番目に多いイギリス人ツーリストは8.7%を占めていますが、8月には36%減少しました。8月、3番目に多かったグルジアのツーリストは、2015年同月に比して7.6%増え、21万8516人になりました。

ロシアのツーリストは8月、83.6%減少し、前年12.4%だったのが、たった3.3%になりました。外国人訪問者数は、今年の1月から8月、2015年同期から32%減少し1740万人になりました。

観光収入はトルコの現金収入の重要な財源ですから、その減少はトルコ経済の苦痛の種です。トルコ経済は緩慢な輸出と、力ない民間投資に苦しめられています。


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