トルコのトピックス

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トルコ航空会長がクーデターに関して外国記者団に話した

2016年09月08日 | 国際
9月9日 トルコ航空(THY)が、7月15日のクーデターについて外国記者に話すために、イスタンブルに記者たちを招待しました。未遂クーデターはフェトフラリスト・テロ組織(FETO)が首謀者と考えられています。

 Hurriyet

トルコ航空のイルケル・アイジュ会長は、クーデタの夜、明らかになったことを、18か国120人の記者に話しました。会長のスピーチはロシア語、中国語、英語に訳されました。

アイジュ会長は、在米イスラム説教師フェトフラー・ギュレンの運動は、出席中の記者たちの国々を含めて、多くの国々で活発に活動していると言いました。「貴国の教育制度の中に入り込んでいる彼らの学校を監視するよう勧告します」と、会長は言い、クーデターの夜、トルコ航空は乗客にいくつかの選択を提供したと言いました。

「わが社はお客様に、ホテルで休むよう申し上げた。また、搭乗したくない方の航空券は変更した。航空券をキャンセルしたお客様には、ペナルティなしで代金をお返しした」と彼は言いました。


クーデター後初のトルコ=EUハイレベル会議が開催される

トルコ=EUハイレベルの政治会議が、9月9日、アンカラで開催されます。これは7月15日のクーデター後初の閣僚級会議で、トルコの加盟交渉や移民協定について話し合われます。

 Hurriyet
オメル・チェリキEU担当相


「9月9日、トルコとEUの閣僚級政治会議がアンカラで開催され、トルコからはメヴリュト・チャヴシュオール外相とオメル・チェリキEU担当相が、EU側からは、EU外務・安全保障政策上級代表で、欧州委員会副会長でもあるフェデリカ・モゲリーニ氏と、近隣政策・拡大交渉委員ヨハネス・ハーン氏が参加する」と、9月8日、外務省が声明で発表しました。

「会議では、トルコの加盟交渉の状態、エネルギー・経済・貿易分野でのトルコとEUの協力、移民の最近の状況、ビザ自由化のプロセスなどが、討議されるだろう。会議ではまた、最近の中東問題や対テロ戦での協力に関して意見交換が行われるだろう」と、声明は言っています。会談後、記者会見が開かれるでしょう。


ギュレン関連で解雇された教師が自殺

北西部ビレジク県で、フェトフラリスト・テロ組織(FETO)に関係していた容疑で解雇された教師が自殺しました。

 Hurriyet

ムスタファ・ギュネイレルさん(50)は、9月2日、官報に制裁されt非常事態宣言の一環で、教職を解雇されました。日乗じた宣言は、7月15日のクーデターを企画したと思われるFETOのメンバーをターゲットにしたものです・

解雇される前から、ギュネイレルさんはフェトフラー・ギュレン運動に関係していた容疑をかけられていました。解雇後、取り調べが行われる前に、彼の親族が警察に通報しました。ギュネイレルさんのアパートのドアを開けるためにカギ屋が呼ばれ、自殺した彼が発見されました。

遺体は検死のため、ブルサ県の法医学研究所に運ばれました。事件の調査が始まっています。


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「移民協定はトルコとEUのためになっている」メルケル首相

2016年09月08日 | 国際
9月8日 ドイツ州議会の選挙で、アンゲラ・メルケル首相の政権与党・キリスト教民主同盟(CDU)が、反難民政党に敗北しましたが、彼女はそれにもめげず、移民政策を引っ込めることを拒否し、EUとトルコの取決めを自賛しました。

 Hurriyet

「トルコとEUの協定は両サイドを利するものです」とメルケル首相は言い、この協定はEUとトルコと、シリア難民のためにもなっていると付け加えました。「人間の密輸と戦うことは、われわれにとって当然なことです・・・われわれがこの協定を結んでから、エーゲ海で溺死する人はほとんどいなくなりました」

EUとトルコの協定は、将来のリビヤやチュニジアとの協定のモデルにもなるだろうと、メルケル首相は言いました。この協定によって、トルコ政府は、何十億かの支援と、トルコ人のEU圏ビザなし渡航と交換に、ギリシャに上陸した不法移民を引き取ることに合意しました。しかし、その後、EUがトルコに対テロ法を変更するよう圧力をかけ、この協定は宙ぶらりんです。

トルコ政府は、目下、PKK(クルド労働者党)や、イスラム国(ISIL)や、フェトフラー・ギュレンの信奉者たちのようなテロの脅威に直面し、対テロ法の変更などできないと言っています。


「トルコは229件のテロ攻撃を受けた」と副首相

トルコは全国で合計229件のテロ攻撃を受けたと、9月7日、ヌレッティン・ジャニクリ副首相が発表しました。

 Hurriyet

アンカラの閣僚会議後の記者会見で、ジャニクリ副首相は、そのうちの155件は爆弾攻撃だったと言いました。8月20日のガジアンテプの屋外結婚パーティをターゲットにしたテロの自爆犯は子供で、56人が死亡しました。国境周辺にジハーディストによる脅威が増大し、トルコとアメリカ主導の連合軍は、結婚式テロの4日後、シリアでの作戦を開始しました。

ジャニクリ副首相はまた、トルコ政府はアメリカとともに、ISの拠点ラッカに向かって、共同作戦を開始すると言いました。副首相によると、シリアのISは、「ユーフラテスの盾」作戦で合計772平方キロのエリアから撤退し、ISの建物32戸が破壊されたとそうです。


大統領がメディアに、軽々にギュレニストのラベルを貼るなと警告

エルドアン大統領がメディアに、フェトフラリスト・テロ組織(FETO)の調査に関して、もっと慎重であれと警告し、メディアがギュレニストのラベルを貼らないようにと言いました。

 Hurriyet

「メディアの皆さんに言いたいことがる・・・」と、エルドアン大統領は、中国のG-20サミットからの帰途、記者団に言いました。「時間があると、私もときどきテレビを見るが、メディアは人々にラベルを貼っている。これはよろしくない」

インタビュー中、大統領はエフカン・アラ前内相の辞職に触れ、これはユルドゥルム首相の考えによるものだと言いました。「エフカン・アラ氏は私の次官だった。彼は私の友人で、私が閣僚にした。彼は有能な友人だ。われわれは最近の微妙な状況からアラ氏の辞職を検討した」と、大統領は言い、ユルドゥルム首相がアラ氏の辞職は適切だろうと言ったと説明しました。「しかし、エフカン・アラ氏は、ふつうの意味で、われわれの友人だ。彼の仕事ぶりはわれわれを助けてくれている」

エルドアン大統領はまた、国家情報局〈MIT〉のハカン・フィダン局長が、大統領暗殺の計画を阻止したという最近のメディアの報道も否定しました。大統領が私立病院で外科手術を受けようとしていたと報じられていますが、大統領は「それは大ウソだ」と言いました。「私は“国立病院で手術を受ける”と言った。私の手術はペンディク国立病院で行われた」

報道によれば、フィダン局長がエルドアン大統領に、「大統領が手術を受けようとしている病院は、ギュレニストの病院だ」と知らせ、大統領は病院を変えたということになっています。


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