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「クーデター後、4万71555人がギュレン関連で逮捕された」内相

2017年04月04日 | 国内
4月5日 トルコ政府は、フェトフラー・テロ組織(FETO)関連で告発された4万7155人を逮捕したと、4月2日、シュレイマン・ソイル内相が言いました。フェトフラー・ギュレンは2016年7月の未遂クーデターを起こした首謀者と考えられています。

 Hurriyet

ソイル内相はトラブゾンのテレビで、「クーデター後、FETOに対する全国的な捜査によって、11万3260人が拘束され、745人が拘束手続き中」だと言いました。未遂テロでは、249人が死亡し、2200人が負傷しています。

「逮捕された者は4万7155人。4万1499人が執行猶予つきで釈放され、2万3861人が無罪になった。他に863人が逃走中である。逮捕された者の中の1万732人は警察官で、7463人が兵士、168人が将官である。逮捕者の中には、2575人の判事と検事がいる。その他、2万6177人の市民と208人の地方公務員がいる」と内相は言いました。

ソイル内相はまた、FETOに対する捜査は最大の配慮を持って行われてきたと言いました。「司法関係と治安部隊には細心の配慮が必要だった」とソイル内相はFETO調査と手続きの苦労と努力を語りました。内相はまた、情報の重要性を力説しました。

FETOは国家転覆をもくろみ、トルコの制度内、とくに軍部、警察、司法に浸透し、密かに長期にわたるキャンペーンを行ってきたと、トルコ政府は言っています。クーデター後、ギュレンの運動に関与していたと思われる何千何万の人々が拘束されました。その中には、多くの軍部、警察、司法、教育、ビジネス分野の人々がいます。


トルコ軍のトップが南東部ディヤルバクルを視察

トルコ軍のトップである参謀総長フルシ・アカル将軍が、4月3日、南東部ディヤルバクル県を訪れました。3日朝、アカル将軍と司令官らがディヤルバクルに到着したと、ドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

アカル将軍と司令官らは、ディヤルバクル知事オフィスで行われた安全保障会議に出席しました。会議では中東の最近の状況について話し合われました。会議後、将軍一行は歴史的なイチカレを見学した後、スル地区を訪れました。スルは、昨年、治安部隊と非合法組織クルド労働者党(PKK)との戦闘で、大きなダメージを受けています。アカル将軍と司令官らはスルで昼食をとり、この地域の商店主らと話し合いました。

同じ3日、トルコ軍戦闘機が北イラクと南東部ハッカリ県のPKKのターゲットに空爆を行ったと、トルコ軍が発表しました。トルコ軍によると、空爆は、情報を得た後、2日午後1時15分から1時42分まで行われました。北イラクのアヴァシン地方とバスヤン地方およびトルコ・ハッカリ郊外の砲撃拠点とシェルターを含むPKKのターゲットが破壊されました。


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欧州重量あげ選手権で、初日にトルコが金メダル3個獲得

2017年04月04日 | 国際
4月3日 ヨーロッパ・ウエイトリフティング選手権初日の2日、トルコは金メダル3個を獲得しました。

 Sabah
2位のビュンヤミン・セゼル(左)、1位のフルシト・アタク(中央)。3位はロシアのフェリクス・カリベコフでした。


62キロ級で戦ったトルコのフルシト・アタク選手は、ジャークとトータル・カテゴリーで金メダル2個、スナッチで銅メダル1個を獲得しました。同じ62キロに出場したビュンヤミン・セゼルは、スナッチで金メダル1個、トータル・カテゴリーで銀メダルをゲットしました。

ヨーロッパ・ウエイトリフティング選手権は、4月2日~8日、クロアチアのスプリトで開催中です。


イスタンブルのミニバスとドルムシュにカメラが設置される

安全な輸送を確保し、車のルート、所在、スピードをフォローするために、イスタンブルのすべてのミニバスとドルムシュ(乗り合いタクシー)にカメラが設置されることになりました。

 Hurriyet

イスタンブル市は、公共輸送サービス局が進めているプロジェクトの一環として、車内に見えない場所がないように、カメラを設置します。地下鉄とバスにはすでに、安全のためにカメラが設置されています。イスタンブル市は、すべてのミニバスとドルムシュにも、記録装置と非常ボタンを設置し、24時間、当局の監視下に置こうとしています。

このカメラ・システムのために、特別のソフトが開発されました。このシステムによって、事故や緊急事態が起こった場合、当局はすぐに情報が得られます。なにかあれば、車のナンバー、最新のデータがセンターに送られた時間、車の走行時間、運転者に関する情報、車が最後に止まった駅などの情報が、当局に送られます。また、車が走っているルートを確認し、バス駅で止まっている時間も計算されます。

カメラはテロ攻撃など法的事件の捜査に役立ち、映像によって証拠や犯人に早くたどりつけるようになります。運転者たちはカメラを車に設置するために、公共輸送サービス局に予約をとる必要があります。すでに85台のミニバスと87台のドルムシュに、カメラが設置されました。当局は6460台のミニバスと572台のドルムシュに、28,128台のカメラを設置するのを目標にしています。


シリアの化学兵器虐殺に、世界が憤激


子どもを含む58人を殺したシリアのガス攻撃に、世界の国々も国際組織もショックを受け、国際的対策が求められています。シリア北西部の都市イドリブの町カーン・シェイクフンが化学兵器による攻撃を受け、何十人もの人々が、呼吸困難に陥ったり、血を吐いたり、口から泡をふいたり、失神するなどの症状を見せたと、「シリア人権監視団」は言っています。

 Hurriyet

何時間か後には、攻撃の犠牲者たちが治療を受けている病院が空爆を受けたと、アジャンス・フランス・プレスの通信員は言いました。この事件には、たちまち国際的な非難が起こり、フランスのジャン・マルク・アイロール外相は、この極悪非道な攻撃に関して、国連安全保障議会が緊急会議を開くよう要請しました。

ホワイトハウスは4月4日、シリア・イドリブの化学兵器攻撃に関して、バシャル・アルアサド大統領の政府を非難し、「この事件を文明社会は無視することはできない」と言いました。「バシャル・アルアサド体制によるこれら憎むべき行動は、最近の政府の弱体化の結果だ」と、ホワイトハウスのシーン・スパイサー報道官は言いました。
EUのフェデリカ・モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は、4月4日、この化学兵器攻撃の主要な責任はアサド大統領にあると言いました。「今日、恐ろしいニュースを聞いた」と彼女はブリュッセルのインタビューで言いました。「この事件は、シリアの多くの地域で、まだ厳しい状態がつづいていることを示すものだ」

Hurriyet

「イドリブの町の住宅地域への攻撃は、4月4日の朝早くあった。1機の戦闘機が有毒ガスをまいた」と人権監視団は言っています。死者の中には11人の子供がいます。負傷者は少なくとも160人。医療施設に運ばれてからなくなる人が多いそうです。

ガスの性質はまだ確認されていませんが、空爆は政府の戦闘機が行ったようです。ロシア軍は2015年9月以来、アサド政府を支援していますが、イドリブの空爆はしていないと言っています。

・・・トルコにに住むシリア難民たちは、どんな気持ちでこの事件を聞いたのでしょうか。


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