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国交が正常化して、ロシア人妻たちがトルコに帰ってきた

2017年04月03日 | 国際
4月3日 トルコ男性と結婚しているロシア人妻たちが、両国が国交正常化した後、トルコに帰ってきました。2015年11月24日、トルコ=シリア国境近くで、ロシアのジェット機がトルコ軍のF16機に撃墜された後、トルコに住んでいた多くのロシア人がトルコを去りました。

 Hurriyet

地中海地方アンタリヤ県には、約6万人のロシア人が住んでいますが、その大半は女性です。約4万人のロシア人女性がトルコ男性と結婚し、約8万人の子供たちがいます。

ロシア芸術文化協会の会長イリーナ・バルジュさんは、トルコとロシアの危機は観光産業に影響を与えただけでなく、トルコ男性とロシア女性の結婚生活にも大きな影響を与えたと言っています。「国交が正常化した後、結婚生活も正常化しました。女性たちは夫たちのもとへ帰りはじめました」と、バルジュさんは言いました。

ロシア危機当時は、約2000人のロシア女性が、子供を連れ、夫と別れて帰国しました。アンタリヤの「子供の城幼稚園」の設立者アンナ・ドーアンユルマズさんは、幼稚園児17人が母親といっしょにトルコを去ったが、そのうち7人は帰ってきた、と言っています。

駐アンタリヤ・ロシア総領事のヴァシリヴィッチ・ロゴーザさんは、両国の危機についてはコメントしたくないと言いましたが、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相の努力は信頼していると言いました。「危機にあっても、私たち市民が見捨てられることはありませんでした。差別を受けたという苦情も聞いていません。両国が厳しい状況にあるとき、チャヴシュオール外相は私たちに会い、愛と支援を示してくれました。曇りの日にもたよりになる、ほんとうの友人だと思いました」とロゴーザ領事は言いました。


メフメトⅡ世の像がイスタンブルの金角湾に建てられる

15世紀のオスマンのスルタン・メフメトⅡ世(征服者メフメト)の像が、イスタンブルの金角湾に建てられると、イスタンブルのカディル・トプバシュ市長が、4月1日、発表しました。

 Hurriyet

「金角湾の海中に、メフメトⅡ世の騎馬像を建てます。ここを通るツーリストはこの像を見て、写真を撮るでしょう」と、トプバシュ市長はカスムパシャ地区の式典で語り、金角湾の今後のプロジェクトについてコメントしました。

ベイオール地区のために26億リラが投資され、カラキョイからコチ美術館までの海辺に、自転車と歩行者用の、10メートル幅の“浮き道”が建設されると、トプバシュ市長は言いました。市長はまた、金角湾を清潔にしたエルドアン大統領を賞賛しました。

「エルドアン大統領は、魚も住めないほど汚染していた金角湾を清潔にしました。市はボスフォラス海峡とバルタリマーヌからトンネルを造って、清潔な水を金角湾に注いだのです。いまも毎日、265,000立法メートルの清潔な水が金角湾に注がれています。トプバシュ市長はまた、イスタンブルでは長年つづいた水不足問題が解決されたと言いました。イスタンブルの水ガメであるダムには、いま、90%まで水があるそうです。

「私の市長としての13年間の任期中、市は980億リラの投資をしました。今年の投資予算は165億リラです。市に借金はありません」と、市長は言いました。彼はまた、現在カバタシュに建設中の“カモメ型の”乗り替えセンターは、すばらしいものになるだろうとも言いました。

「乗り替えセンターにはケーブルカーが設置され、マフムートベイとベシクタシュからの地下鉄と連結します。カバタシュの後、地下鉄線をシシュハネへ延長します。お望みなら、カバタシュからウシュクダルへ、歩行者用トンネルを歩いて行くこともできるようになります」と、市長は言っています。

・・・変貌しつづけるイスタンブル。ヨーロッパ大陸からアジア大陸へ、海底を歩いて渡ってみたいですね。



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