トルコはアジア人ツーリストを求めている。目標５０００万

９月３日　トルコは外国人観光客を増やすために、アジア市場に焦点を当てると、ヌマン・クルトゥルムシュ文化観光省がHurriyet 紙に語りました。

　Hurriyet

「トルコに不利な宣伝がなされていますが、２０１７年上半期には、６００万人がイスタンブルを訪れています。その中の５４万人がドイツ人でした」とクルトゥルムシュ観光相は言いました。トルコ共和国建国１００年の２０２３年の目標は、年間、５０００万人のツーリストと５００億ドルの観光収益だと、観光相は言いました。

「私たちはとくに、中国、日本、インド、韓国のような極東の新しい市場を目標にしたいと思います。多様化によって、目標は達成されるでしょう。私たちはこれらの国々で、とくべつの宣伝キャンペーンを行います」と、観光相は言っています。

最大野党・共和人民党（ＣＨＰ）のケマル・クルチダルオール党首は、とトルコでのツーリストの安全性に疑問を呈する発言をしましたが、クルトゥルムシュ観光相はこの発言を“不適切”で“不公平な”発言だと批判しました。「世界中のすべての都市がテロの脅威にさらされているのです。しかし、アンタリヤ、イスタンブル、イズミルなどトルコの観光都市は、少なくともパリや、ブリュッセルや、ベルリンと同様に安全だと知るべきです」

「ヨーロッパ、とくにドイツの悪い宣伝にもかかわらず、ツーリストはいまもイスタンブルに来ています。たとえば、イギリスのあるツアー会社は、来年のトルコ旅行の予約は、今年の１０７％になるだろうと見ています」と、観光相は言いました。

古代都市タベアで、２０００年昔の採石場発見

　西部デニズリ市のカレ地区にある古代都市タベアで、およそ２０００年昔の採石場が発見されました。

　Hurriyet

ケペスの丘に観光用の城を建設している市のチームが、資材置き場を探していて、この階段状になった野原を見つけました。古代都市タベアの発掘隊長でもあるパムッカレ大学（ＰＡＵ）歴史学部のムスタファ・ベヤジト准教授が、この野原を調査し、ここは古代の採石場だったと結論づけました。「この野原は階段劇場ではないと思います。ここは２０００年昔の採石場だったと、私たちは考えます。この野原を考古学的遺跡とするために、私たちはデニズリ博物館に通告しました」と彼は言いました。

「私たちは、さまざまな時代の円柱の一部や、石のブロックを見つけました。この野原はかなり長い間、採石場として使われていたのでしょう」とベヤジト准教授は言いました。

研究所の分析
正確な時代を判定するために、研究所の分析はつづいていると、准教授は言いました。「考古学的遺跡に指定され、発掘がつづけられたら、私たちは、ここを訪れる人々を２０００年の昔に誘う環境をつくります」

ＰＡＵの地質学技術部のハリル・クムサル教授は、古代都市タベアは石灰岩で築かれていたと言っています。「タベアの岩の組織は、採石場の岩の組織と同じです。出土品は顕微鏡で調べ、その特徴を明らかにします。これらの石が、タベアでいつまで使われていたのか、また、これらの石は他の遺跡でも使われていたのかなどがわかるでしょう。もちろん、私たちは、研究をつづけるための予算と支援を必要としています」

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