1月2日 2017年12月31日、イスタンブルのナイトクラブを襲ったイスラム国(ISIL)のテロ攻撃の1周年に、犠牲者たちを記念する式典が行われました。

式典はオルタキョイのナイトクラブ「レイナ」の前で行われました。2017年1月1日早朝、ウズベキスタン出身のジハーディスト、アブドゥルカディル・マシャリポフによるテロ攻撃で亡くなった39人を記念する式典には、高官を初め、犠牲者の親族や市民が参加しました。テロリストの銃弾によって、79人の負傷者も出ています。
犠牲者はトルコ市民だけでなく外国人が多かったため、数か国の総領事も出席しました。マシャリポフは15日間の逃亡の後、1月16日、イスタンブルのエセンユルト地区で逮捕されました。この男を捕えるために、2000人の警官が152か所の手入れを行いました。この事件の容疑者57人の中の56人は逮捕されました。
マシャリポフは“憲法上の秩序を乱そうとした”“意図的に39人を殺した”“意図的に79人を負傷させた”“テロリスト組織に属している”“武器を購入し所持した”等の罪で、2397年の禁固刑の判決を受けました。
祈念式典では、トルコ国旗に包まれた犠牲者の遺影が、いま閉鎖中のナイトクラブ「レイナ」の前に置かれました。カナダのウルリック・シャノン総領事、エジプトのネルミーン・アフィフィ・メトワリー総領事、パレスチナのアブダルカリム・アルカティブ総領事のほか、オーストリアのフェリクス・ビグル領事官補、イスタンブルのアルメニア正教会のレヴォン・セギヤン司教、オルタキョイ・シナゴーグのナフタリ・ハレヴァ・チーフ・ラビ、ギリシャ正教総主教座の代表としてパシオス神父も、式典に列席しました。
「レイナ」の入口に花輪が捧げられた後、ムスリム、キリスト教、ユダヤ教の聖職者たちが、それぞれの礼拝を行いました。このテロで弟を亡くしたタルク・アルクさんは、式典で「ムスリムはムスリムを殺さない。ISは宗教もイスラムも関係ない」と言いました。「レイナ」の経営者の1人、アリ・ウナルさんと、ベシクタシュのムラト・ハジネダル区長も花輪を捧げました。
「私はもう1度、このテロ攻撃を非難します。亡くなった39人の方々は、宗教や出身地のいかんを問わず、私たちにとって親愛な人々です。わが国で新年を祝うことを選んでくれた方々、ベシクタシュのお客さまが殺されたのです」と、ハジネダル区長は言いました。「レイナ」は5月22日、取り壊されました。
犠牲者はトルコ市民だけでなく外国人が多かったため、数か国の総領事も出席しました。マシャリポフは15日間の逃亡の後、1月16日、イスタンブルのエセンユルト地区で逮捕されました。この男を捕えるために、2000人の警官が152か所の手入れを行いました。この事件の容疑者57人の中の56人は逮捕されました。
マシャリポフは“憲法上の秩序を乱そうとした”“意図的に39人を殺した”“意図的に79人を負傷させた”“テロリスト組織に属している”“武器を購入し所持した”等の罪で、2397年の禁固刑の判決を受けました。
祈念式典では、トルコ国旗に包まれた犠牲者の遺影が、いま閉鎖中のナイトクラブ「レイナ」の前に置かれました。カナダのウルリック・シャノン総領事、エジプトのネルミーン・アフィフィ・メトワリー総領事、パレスチナのアブダルカリム・アルカティブ総領事のほか、オーストリアのフェリクス・ビグル領事官補、イスタンブルのアルメニア正教会のレヴォン・セギヤン司教、オルタキョイ・シナゴーグのナフタリ・ハレヴァ・チーフ・ラビ、ギリシャ正教総主教座の代表としてパシオス神父も、式典に列席しました。
「レイナ」の入口に花輪が捧げられた後、ムスリム、キリスト教、ユダヤ教の聖職者たちが、それぞれの礼拝を行いました。このテロで弟を亡くしたタルク・アルクさんは、式典で「ムスリムはムスリムを殺さない。ISは宗教もイスラムも関係ない」と言いました。「レイナ」の経営者の1人、アリ・ウナルさんと、ベシクタシュのムラト・ハジネダル区長も花輪を捧げました。
「私はもう1度、このテロ攻撃を非難します。亡くなった39人の方々は、宗教や出身地のいかんを問わず、私たちにとって親愛な人々です。わが国で新年を祝うことを選んでくれた方々、ベシクタシュのお客さまが殺されたのです」と、ハジネダル区長は言いました。「レイナ」は5月22日、取り壊されました。
厳しい警戒の中、人々は各地で新年を祝った
車両通行止めや祝祭イベント禁止など、厳重警戒の中で、トルコ全土で人々は新年を祝いました。

安全対策の一環として、イスタンブルの中心タクシム広場への道路は、2017年12月31日午後3時から車輛通行止めになり、ツーリストも市民も、警察のチェックを受けて広場に入りました。憲兵隊はテロに備え、タクシム広場でドローンを使って警戒、人々の視線を集めていました。ドローンはトルコの防衛会社アセルサンが開発したものだそうです。
犬を連れた警官が広場や大通りをパトロールしていました。2匹の犬は中央アナトリア産の牧羊犬、カンガルとアクバシュ。爆弾発見のために、探知犬も出動しました。タクシム広場とイスティクラル通りは、38台の防犯カメラが監視し、なにか怪しい動きがあれば、治安部隊に通報されます。厳重な警戒にもかかわらず、タクシム広場の人混みでは、多くのセクハラ事件もあり、3人が拘束されました。
タクシムのほか、ベシクタシュ区とカドキョイ区でも、多くの道路が午後3時から閉鎖され、大晦日の早朝から大型車の乗り入れが禁止された地区もありました。
イスティクラル通りが新年を祝う人々で埋め尽くされているとき、祝祭に抗議する人々の姿もありました。カドキョイでは、あるグループが「新年とムスリム」という見出しのビラを通行人に配り、新年を祝わないよう勧告していました。(ゴリゴリのムスリムは、イスラムには新年を祝う習慣はないと主張して、新年の祝賀に反対しています。)
ニシャンタシュは、近年、新年のカウントダウンのイベントで人気の場所でしたが、今年は厳重な警戒のため、閑散としていました。首都アンカラでも厳しい警戒態勢がとられ、クズライ広場では、サンタに化けた警官もいました。
犬を連れた警官が広場や大通りをパトロールしていました。2匹の犬は中央アナトリア産の牧羊犬、カンガルとアクバシュ。爆弾発見のために、探知犬も出動しました。タクシム広場とイスティクラル通りは、38台の防犯カメラが監視し、なにか怪しい動きがあれば、治安部隊に通報されます。厳重な警戒にもかかわらず、タクシム広場の人混みでは、多くのセクハラ事件もあり、3人が拘束されました。
タクシムのほか、ベシクタシュ区とカドキョイ区でも、多くの道路が午後3時から閉鎖され、大晦日の早朝から大型車の乗り入れが禁止された地区もありました。
イスティクラル通りが新年を祝う人々で埋め尽くされているとき、祝祭に抗議する人々の姿もありました。カドキョイでは、あるグループが「新年とムスリム」という見出しのビラを通行人に配り、新年を祝わないよう勧告していました。(ゴリゴリのムスリムは、イスラムには新年を祝う習慣はないと主張して、新年の祝賀に反対しています。)
ニシャンタシュは、近年、新年のカウントダウンのイベントで人気の場所でしたが、今年は厳重な警戒のため、閑散としていました。首都アンカラでも厳しい警戒態勢がとられ、クズライ広場では、サンタに化けた警官もいました。
