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シリア・アフリンのYPGに対し、トルコが地上作戦を開始

2018年01月21日 | 国際
1月23日 トルは、21日午前11時5分、軍をシリア領内に進め、シリアのクルド人民防衛隊(YPG)に対して、地上作戦を開始したと、ユルドゥルム首相が記者団に語りました。

 Hurriyet

「わが軍は11時5分、自由シリア軍(FSA)とともに、2か所からアフリンに入った。つまり、地上作戦は始まったということだ」と、ユルドゥルム首相はイスタンブルのある会合で語りました。

1月20日のYPGに対する大空爆の数時間後に始まったこの作戦は、安全地帯をつくるための4段階からなっています。第1段階では、アザスとアフリン間のトルコ国境に安全地帯をつくるのが目的だと、首相は言いました。

「作戦地域にいるYPGは1グループではない。アフリンには8000から1万のテロリストがいる」と、ユルドゥルム首相は言いました。トルコ陸軍と自由シリア軍は、シリアのアフリン県のクルド人民防衛隊(YPG)に向かって、ともに進軍を始めていると、アナドル通信は報じています。

ジェット戦闘機がディヤルバクルとコンヤの基地を離陸した
午後12時42分頃、F-16ジェット戦闘機がディヤルバクル台8ジェット基地を発ったと、ドーアンニュースが報じました。コンヤの第3ジェット基地からも、ジェット戦闘機が離陸しました。

1月20日、作戦が始まった
1月20日、YPGへの空爆の数時間後に、作戦は始まりました。トルコは戦車や越境砲撃によって、FSAの進軍を支援しています。軍情報源によると、FSA軍はトルコの戦車に援護されて船上に向かっています。YPGの戦闘員たちはあまり抵抗もせずに、村や町に後退しました。

トルコ軍はこの新しい作戦を“オリーブの枝作戦”と名づけ、YPGとイスラム国(ISIL)をターゲットに攻撃を始めました。トルコ派民主統合軍(PYD)と、その武装集団であるYPGを、クルド労働者党(PKK)と組織的にリンクするテロ・グループと見ています。

YPGを軍事支援する者はすべてトルコの標的である
オリーブの枝作戦は、この地域から“テロリストが一掃される”までつづくと、ユルドゥルム首相は言い、YPGに対するアメリカの支援についての質問には、YPG戦闘員に提供される軍事的支援はすべて“トルコの標的”になると答えました。


トルコのシリア国境の町レイハンルにミサイルが・・・

1月21日、シリアと国境を接するハタイ県レイハンルが3発のロケット弾を受け、レイハンルのヒュセイン・・シャンヴェルディ区長が民放NTVのインタビューで確認しました。この攻撃でシリア国籍者1人が死亡、32人が負傷し、うち2人は重態ということです。治安要員が現場に送られたと区長は言っています。

 Hurriyet
シリアからのロケット攻撃を受けたハタイ県レイハンル


20日には、シリアと国境を接するキリス県も、4発のロケット攻撃を受け、1人が負傷し、建物が破壊されました。


樹齢800年のプラタナスの木のうろに、子犬が8匹

北西部ヤロヴァ県のチュナルジュク地区で、樹齢800年のプラタナスの木のうろに、母犬と8匹の子犬が住んでいましたが、数日前、母犬が姿を消したため、村人たちが子犬の世話をしています。

 Hurriyet

高さ24メートル、幅22メートルのプラタナスの老木は、ツーリストも見に来る観光スポットになり、2009年、コジャエリ文化・自然保護委員会によって、正式に“紀念樹木”として登録されました。

シェンキョイ村の住民ギュルジャン・エルソイさんは、数日前、たまたま見たとき、子犬だけで、母犬はいなかったと言いました。「子犬たちは、最初の2日は母犬といっしょだったので、私は母犬に餌をやりました。でも、3日前から母犬がいなくなりました。私たちは近くに住む者として、子犬たちの世話をしています。子犬たちはとても小さいので、私は牛乳をやっています。子犬のもらい手が現れることを願っています。ここはとても寒いし…子犬たちには愛と食物と暖かい住みかが必要です。私はペットを飼っているので、これ以上は飼えませんが」と彼女は言いました。

同じく住民のエルシン・パルテクさんは、村人たちは、子犬たちに必要なことはしてやっていると言いました。「私たちは牛乳を与えて、もう少し大きくなるまで保護します。大きくなれば、犬たちもここを出ていくでしょう」


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