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トルコ人は肉が大好きだが、低所得層の消費量は少ない

2018年01月10日 | 国内
1月11日 トルコ人の食習慣、その社会経済的結果、わが国の食糧生産高などに関する数字が、新しい調査によって明らかになりました。

Hurriyet

1月8日に発表された調査によると、トルコ人は肉が大好きだが、その消費量、とくに牛肉・羊肉の消費量は、とくに低所得層の場合、非常に少ないということです。

この調査はメトロ・キャッシュ&キャリーがコンダ研究・コンサルタントとともに、2017年12月、31県の163町村で2713人を対象に、面接方式で行われました。回答者の大半は「お肉は大好きな食品」と答えました。肉に次いで、野菜の詰め物料理、白インゲン豆の煮込みが挙げられました。最もよくつくる料理は、スープ、パスタ、米料理でした。
(メトロ・キャッシュ&キャリーはレストラン・商店を対象にした現金問屋方式の世界的会員制卸売りチェーンです)


111国立大学の中で女性学長は3大学のみ

わが国の研究者の43~58%は女性であるにもかかわらず、学長が女性の国立大学は3大学しかないと、1月9日、ハベルテュルク紙が報じました。5年前は、女性学長は6人いたが、いまは半分に減ったと同紙は言っています。

Hurriyet
デュズジェ大学のチャカル学長


現在の女性学長は、西部デュズジェ県デュズジェ大学のニガル・デミルジャン・チャカル博士、西部イズミル県イズミル民主主義大学のベドリエ・トゥンチュシペル博士、西部ヤロヴァ県ヤロヴァ大学のギュレル・アルカン学長代理の3人です。3人の女性はトルコの全国立大学学長の2.7%に過ぎません。

高等教育委員会(YOK)の2016~2017年のデータによると、女性教授がいない大学は12大学、女性准教授がいない大学は7大学あります。YOKのウエブサイトによると、104国立大学の中で、女性副学長がいるのは、たった23大学です。104大学の208人の副学長の中で、女性副学長はたった27人、9.28%に過ぎません。

教育専門家のアラッディン・ディンチェル氏によると、大学の要職に女性がいないのは、偶然ではなく“意識的に決めた”結果だそうです。「大学内の性の平等を守るためには、性差別的言語を排除することによって、法律を変えるべきです。副学長を2,3人置いている大学では、少なくとも1人は女性の副学長を、4,5人の副学長がいる大学は、少なくとも2人は女性にするべきです」と、ディンチェル氏は言いました。


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