トルコのトピックス

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ボスフォラス岸の歴史的邸宅が船の衝突を辛うじて免れた

2018年08月13日 | 国内
8月14日 13日、ボスフォラスの岸辺の歴史的邸宅(ヤル)が船の衝突を辛うじて免れました。

 Hurriyet

マルタ船籍の貨物船が、アジア側のチェンゲルキョイの岸辺に衝突しました。報道によると、船は岸辺の邸宅にぶつかる直前に、辛うじて止まりました。目撃者たちがスマホで事故の写真を撮っていました。

8月3日には、べつの船がボスフォラスを通過中に故障し、護送されて、ことなきを得ましたが、海峡の交通は一時中断されました。

Hurriyet
4月に歴史ある邸宅を破壊した船。許せない!


4月7日には、同じマルタ船籍のヴィタスピリット号がボスフォラスを航行中、操縦ミスで、海辺の歴史的邸宅に突っ込みました。船は、19世紀に建てられた「ヘキムバシュ・サリフ・エフェンディのヤル」を破壊しました。破壊された邸宅は、いまは人は住まず、結婚式やコンサートにレントされていました。

政府は、ボスフォラスの交通量を減らし、このような事件のリスクを解消するためにも、イスタンブル・カナルの建設は必要だと言っていますが、この問題には反論も多々あります。


「トルコは経済的“包囲”下にある」エルドアン大統領

エルドアン大統領が、わが国はどうすることもできない経済的“包囲”下にあると言いました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、8月13日、駐トルコ大使たちにスピーチし、トルコは経済的“攻撃”を克服するだろうと言いました。大統領は、トルコ経済は依然、力があると強調し、通貨はまもなく妥当なレベルに落ち着くだろうと言いました。

エルドアン大統領は、明らかにアメリカに対して、われわれが血であがなった収益を、グローバルないじめが、荒っぽく、破廉恥に侵害してはならないと言いました。彼はまた、ソシアルメディアに“経済的テロ”という文言があったと言い、無法者は罰せられるだろうと言いました。


「アメリカは制裁では成果は得られないことを知るべきだ」外相

アメリカは、トルコに対する制裁や脅迫や圧力では成果は得られないことを知らねばならないと、トルコ外相は言い、トルコは対話と外交を通じて、現在の争いを解決する用意があるとくり返しました。

 Hurriyet

「われわれは制裁や脅迫は受け入れることはできない。われわれがアメリカに期待するのは、従来の友情とNATOの同盟関係に誠実であることだ」と、メヴリュト・チャヴシュオール外相は、8月13日、駐トルコ大使たちとの年次会議でのスピーチで言いました。

アメリカは牧師アンドリュウ・ブランソンの拘束に対して、政治的、経済的制裁を科しました。アメリカは牧師を釈放しなければ、さらに制裁を科すと脅しています。チャヴシュオール外相は「アメリカは混乱している。われわれはこの問題を解決すべきか?11月の選挙まで待つべきか?」と言い、アメリカ議会の中間選挙に言及しました。

チャヴシュオール外相は、アメリカは制裁によって結果は得られないと知るべきだと言い、対話と外交を要請しました。


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ドイツとフランスが、アメリカのトルコへの制裁に反対発言

2018年08月13日 | 国際
8月13日 ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相が、アメリカのトランプ大統領の関税と制裁の政策を厳しく批判し、ヨーロッパはアメリカのイランへの圧力に屈服しないと言いました。

 Hurriyet

「過去にもあったことだが、製品の価格を上げる貿易戦争で、最も打撃を受けるのは消費者だ。われわれは世界中で、関税がもっと安くなり、市場がもっと開かれ、保護主義が減ることが必要だと思っている」と、経済相は、トランプ大統領がトルコと中国に科した新しい関税に関する「ビルト・アム・ソンタグ」紙の質問に応えて語りました。

彼のこの発言をした前日に、イタリアのエンツォ・モアヴェロ外相も,「日刊イル・フォリオ」誌に、トルコは地中海の安定に大きな役割を果たしていると語り、「私はまず、トルコを支援することを考えた。制裁危機はすべての国にとって悪いニュースだ」と警戒を促しました。


「わが国はアメリカの“ドル作戦”に挑戦する」エルドアン大統領

エルドアン大統領は、トルコからの鉄鋼とアルミニウムの輸入関税を倍に引き上げるというアメリカの決定を厳しく批判し、これを“作戦”と呼び、トルコ通貨の急落をトルコに対する“経済戦争”だと言いました。

 Hurriyet

「アメリカはトルコに経済戦争をしかけている・・・その目的は、財政から政治まですべての分野でトルコを屈服させ、トルコとトルコ国民をひざまずかせることにある」と、エルドアン大統領は、黒海岸のトラブゾン県での公正発展党(AKP)の集会のスピーチで言いました。「われわれは貴国国のやりかたを見てきた。われわれは貴国に挑戦する」と大統領は付言し、ドルに対するトルコリラの急落に言及しました。

2018年、トルコリラはすでに、外国通貨に対して4分の1以上、価値を下げていますが、トランプ大統領がトルコから輸入するアルミニウムに20%、鉄鋼に50%の関税を科すことを承認したため、トルコリラは新たに6.6%以上、暴落しました。

トルコ貿易省は、世界貿易機構(WTO)のルールを指摘し、これを“不法”行為と呼びました。エルドアン大統領は、トルコ経済は経済危機の崖っぷちには来ていないと強調し、工業生産も、輸出も、観光収入も増加していると言いました。


イランがトランプのトルコへの関税決定を批難

イラン外務省のバフラム・カッセミ報道官が、8月11日、トルコへの関税を倍に引き上げたアメリカのトランプ大統領を批判しました。

 Hurriyet

「いじめや脅しで、わが国民の意志を変えることはできない」と、カッセミ報道官はイランのテレビで語り、中東諸国間の協力の重要性を力説しました。イランのジャヴァド・ザリフ外相は、「NATOの同盟国であるトルコに経済的困難を負わせて喜んでいるトランプは恥知らずだ。アメリカは制裁やいじめ癖を改めるべきだ」と発言しましたが、カッセミ報道官の発言はこれにつづくものでした。

トランプ大統領が、トルコのアルミニウムと鉄鋼の輸入に、それぞれ20%と50%の関税を科すと言った翌日、ザリフ外相はこの発言をしました。


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