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「EUはトルコに対する米国の制裁に反対すべきだ」独外相

2018年08月27日 | 国際
8月29日 ドイツのハイコ・マース外相が、8月27日、アメリカのトランプ大統領が、トルコや中国、ロシアのような貿易パートナーに制裁を科すことを批判しました。

Hurriyet

マース外相は、ベルリンで行なわれた恒例の大使会議でスピーチし、このような一方的な制裁からヨーロッパの企業を守るための対策を講じると誓いました。「アメリカの制裁はわれわれヨーロッパ人にも対応を考えさせるものだ。アメリカはロシア、中国、トルコに対し、不意に、一方的に、不明瞭な制裁を科し、おそらく将来は、重要な貿易パートナーであるわれわれにも科してくるかもしれない。アメリカの制裁は他人事ではない」

マース外相は、EUメンバー国は、世界の金融を支配しようとするアメリカに対し、共同で対策を講じるべきだと主張し、アメリカが支配するSWIFT(国際銀行間金融通信協会)の支払制度に対し、ヨーロッパの代案を提案しました。

「われわれは貿易、経済、金融政策の分野で、ヨーロッパの自主性と独立性をさらに強化しなければならない」と外相は言いました。


トルコ大統領と英国首相が相互の結束と中東問題を話し合った

トルコのエルドアン大統領と英国のテレサ・メイ首相が、8月27日、電話で、両国の関係や中東問題について話し合いました。

 Hurriyet

エルドアン大統領とメイ首相はまた、経済、貿易、投資についても話し合ったと、アナドル通信は報じています。両首脳は、トルコのベラト・アルバイラク財務相と英国の財務相の会談を行なうことで合意しました。両首相はまた、シリア、とくにイドリブの最近の状況についても話し合いました。

中央銀行の独立性に関する投資家の懸念によって、トルコの通貨は今年30%以上暴落し、大統領は6月24日の選挙後、金融政策を引きしめています。

また、シリア問題に関しては、危機を解決するための国際的努力が新しい段階に入り、国連と関係諸国の話し合いが始まると思われます。トルコ、イラン、ロシアの3国はアスタナ・プロセスの一環として、3者会談を行うでしょう。

・・・アスタナ・プロセスとは、1月にカザフスタンの首都アスタナで、ロシア、イラン(シリア政府の仲介役)とトルコ(反政府勢力の仲介役)が行なったシリアの停戦協議です。


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エルドアン大統領が1071年のマンジケルトの勝利を祝った

2018年08月27日 | 国内
8月28日 エルドアン大統領が25日、ほぼ1000年昔のアナトリアでのトルコ人の歴史的勝利「マンジケルトの戦い」の記念式典で、トルコ人たちの独立を守るための決意を賞賛しました。

 Hurriyet

1071年8月26日に起こったマンジケルトの戦いでは、セルジュク・トルコのスルタン・アルプアルスランがビザンティン軍を破り、トルコ人がアナトリアを支配する道を開きました。

エルドアン大統領はメッセージを発表し、「わが国民はマンジケルトの精神によって、内外からの攻撃に立ち向かい、ほぼ1000年間、この大地を守り抜いてきました。経済攻撃をかけられても、トルコの最大の防衛力は「自らの独立と祖国とその未来を守るわが国民の決意です」

エルドアン大統領は「勝利の週間」を記念する、もうひとつのメッセージを発表しました。「“勝利の週間”はトルコ軍による2つの歴史的勝利を記念する週間です。ひとつはマンジケルトの戦いであり、もうひとつは1922年8月26日、侵入してきたギリシャ軍をトルコ軍が迎え撃ち、最後に勝利した“大攻撃”です」


犠牲祭の休暇に10万4000人がパムッカレを訪れた

犠牲祭の9日間の休暇の8日目までに、10万4000人以上の内外のツーリストが、パムッカレの石灰華の滝と、その近くの古代都市ヒエラポリスを訪れました。

 Hurriyet

トルコ語で“綿の城”を意味するパムッカレは、西部デニズリ県にあり、毎年、200万人が訪れています。パムッカレのカジム・タリ運営部長は、8月25日、アナドル通信に、犠牲祭中は主として国内のツーリストが多かったと語りました。

休暇中は、極東、ヨーロッパ、ロシアからの大人数のグループも含めて、1日平均1万3000人のツーリストが訪れたと、タリ部長は語りました。

ユネスコの世界遺産になっているヒエラポリス=パムッカレは、古代の温泉場でした。紀元前2世紀末、アッタロス朝のペルガモンの王たちが、ヒエラポリスに温泉場を造りました。浴場や神殿、その他の遺構が残っています。

・・・天下の名勝も、こんなに人がいては、お砂糖に群がったアリンコみたい。トルコ人たち、リラ暴落にもめげず、犠牲祭休暇を元気に楽しんでいるようですね。


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