トルコ人労働者を受け入れない日本に、トルコ失望を表明

２月１日　「日本の新しいビザ制度で、日本が労働者を受け入れない国の中にトルコが入っていることに“失望した”」と、トルコ外務省のハミ・アクソイ報道官が、１月３１日、声明文を発表しました。

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日本への不満を表明する外務省アクソイ報道官

「この状況は、日本とトルコの根強い戦略的パートナーシップと友好的関係に反している」とアクソイ報道官は付言しました。「わが国はこの決定ができるだけ早く改められることを信じている」

アクソイ報道官はまた、この決定に対するトルコの不快感を在アンカラ日本大使に伝えたと言いました。日本の国会は、今後５年間に３０万人以上の外国人労働者を受け入れる計画を立て、２０１８年１１月、論争を生んだ法案を可決しました。法案は市場の労働者の需要に応じることを目的としています。

日本の労働市場は、現在、労働力の急速な減少と高齢化という問題を抱えています。新法案は、建設から観光まで多くの産業に“半熟練労働者”を呼び込もうというものです。新しいビザ制度は、外国人労働者を２つに分けています。第１グループの労働者は、ビザの更新は５年まで、家族の呼び寄せは許可されません。第２グループの場合は、ビザは無期限に更新でき、家族の呼び寄せも許可されます。

日本政府は、ヴェトナム、フィリピン、インドネシア、カンボジャ、タイランド、ミャンマー、中国などのアジア諸国との、外国人労働者に関する相互の合意を期待しています。日本の新しいビザ制度は、今年４月から有効になります。

エルドアン大統領が地方選挙のマニフェストを発表

エルドアン大統領が、３月３１日に行われる地方選挙のための公正発展党（ＡＫＰ）のマニフェスト１１項目を発表しました。

　Hurriyet

エルドアン大統領とエミネ夫人

１月３１日、エルドアン大統領は「わが党は、地理，気候、歴史、都市の組織にみあった開発モデルを用意する」言い、「国民のために働く、心から働く」と題したＡＫＰのマニフェストを発表しました。

「われわれはセルチュク建築の簡潔さと、オスマン建築の優雅さを併せ持ちたい。今日の近代的なラインはその上にこそ繁栄する」と大統領は言い、ＡＫＰは短期、中期、長期の戦略によって、無計画な都市化に挑戦すると語りました。「ＡＫＰは市長候補の行動を見守るための組織を設ける」

ＡＫＰが行なう市政は、マニフェストの下に、都市計画、インフラ、運輸、都市変革、環境に優しい都市、社会的な市政、平面的な都市化、国民の管理、貯蓄、透明性、価値を生み出す都市の１１項目に焦点をあてて運営されるということです。

マニフェストは上記１１項目について説明した後、「市政の財源は効果的で、透明な方法で使われる。都市は各分野、とくに文化と経済の分野で向上する」と結んでいます。

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