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有料兵役制のために修士課程への進学者が減少

2019年02月26日 | 国内
2月28日 政府が有料兵役制を導入して以来、修士課程への出願者が、国立大学では60%、私立大学では50%減少しました。有料兵役制とは、ある金額を支払えば、21日間、兵役に服すだけで、兵役を終えることができるというものです。

 Hurriyet

トルコの兵役は義務制であるため、以前は、兵役を延期するために修士課程に進む若者が多かったのですが、いまは新しい法律によって、トルコ全国で修士課程への進学者が減ってしまいました。そのため、大学が授業料によって得る収入も減少しました。

修士課程の授業料は、私立大学では約1万5000リラ(2826ドル)ですから、有料兵役とほぼ同額です。国立大学の授業料はほぼ5000リラです。エスキシェヒル県のアナドル大学の修士課程への出願数は、2018年の秋学期、約60%まで減少しました。

2018年7月26日、国会は、25歳以上の若い男性は、1万5000リラを支払うことによって、兵役の義務を終えることができるという法律を裁定しました。この法律によって、市民は、大学を卒業していれば、5か月半から12か月の兵役の代わりに、たった21日で、兵役を終えることができるようになりました。


「東地中海の掘削の結果はまもなく出る」エネルギー相

トルコが掘削船ファティフ号によって、東地中海で行っている資源掘削活動の結果はまもなく出ると、ファティフ・ドンメス・エネルギー天然資源相が言いました。

Hurriyet
「このエリアに天然ガスがあるか否かはまもなくわかる」エネルギー相


「1,2週間以内に、われわれは5500メートルの深さに達し、このエリアに天然ガスがあるか否かの情報を得るだろう」と、エネルギー相は言いました。「まもなく第2の掘削船が造船所に到着し整備作業が行われる」

トルコ・キプロスのムスタファ・アクンジュ大統領は、東地中海の資源に関して、ギリシャ・キプロスが協力の要請に応じなかったら、われわれは手をこまぬいて待っていることはないと言っています。2月26日、アクンジュ大統領はギリシャ・キプロスのニコス・アナスタシアデス大統領に会うまえに、ギリシャ・キプロスに協力を促したと、アナドル通信に語りました。

アクンジュ大統領は、ギリシャ・キプロスは東地中海の資源に関して、一方的に掘削を行わずに、協力的アプローチをとるべきだと言いました。「わが国の要請に答えないのなら、わが国は手をこまぬいて待ってはいない。わがトルコ・キプロスは、キプロス島のトルコ人を少数民族とは考えていない」

ギリシャ・キプロスのクーデター後、島のトルコ人への暴力が始まったため、1974年、トルコ政府は保証国として介入しましたが、それ以来、キプロス島は分断されています。トルコ・キプロスとトルコは、ギリシャ・キプロスの東地中海での一方的な掘削に異議を唱え、トルコ・キプロスも、この地域の資源に権利があると言ってきました。


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