トルコのトピックス

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新しいコンサート・ホールが2020年に完成する

2019年12月09日 | 文化
12月10日 2020年末までに、トルコの「大統領シンフォニー・オーケストラ」のための新しいホールができると、このプロジェクトを担当した建築家夫妻が語りました。

 Hurriyet

メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相は、コンサート・ホールの建設は1年以内に終わると言いました。新しい建物には2500人収容できる2つのホールと楽屋、VIPラウンジがあります。

セムラ・ウイグルとオズジャン・ウイグルの建築家夫妻は、このようなコンサート・ホールは都市の権威であり、国のイメージを反映するものだと言いました。「外国人がこのホールを見たら、わが国のイメージが変わるでしょう」とオズジャンさんは言いました。

セムラ・ウイグルさんは「このホールは社会の文化的芸術的生活に貢献するだけでなく、人々の社会的コミュニケーションにも役立つでしょう」と言いました。

ユニークな形
建築プロジェクトは1992年に始まりました。コンサート・ホールは、トルコ共和国建国の父ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟とアンカラ城の間に建てられます。「コンサート・ホールは卵型で、ピラミッド型の建物と接続しています。建物はひとつの独立した形になっています」とセムラさんは言いました。オズジャンさんは「卵形は建物内部の音響効果のためでもあります」と言いました。

この建物はコンサートを聴くためだけのものではないとオズジャンさんは言いました。「人々はここへ来て、未知の人々と出会い、交流が生まれます。公共施設は聴衆だけでなく、コミュニティに奉仕するものです」


トルコ大統領が仏大統領の“イスラミック・テロ”という表現を非難


エルドアン大統領は、12月9日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の発言を非難し、“イスラミック・テロリズム”ということばを再度、否定しました。

 Hurriyet

イスタンブルで行われたイスラム協力機構の社会情勢サミットの開会式のスピーチで、エルドアン大統領はマクロン大統領がロンドンのNATOサミットで、“イスラミック・テロリズム”という言葉を使ったことを批判しました。

「NATOサミットで、フランス大統領はイスラミック・テロリズムについて語った。“イスラム”はアラビア語で平和を意味するサラームということばから来ていると、私は何度も彼に言っている。平和という言葉がどうしてテロと結びつくのか」とエルドアン大統領は言いました。

エルドアン大統領はさらに「トルコは550万人の難民と移民を受け入れている。そのうち365万人はシリア人で、35万人はクルド人だ」と言いました。「トルコは亡命志願者と難民のために、400億ドルを費やしたが、EUからの財政支援は30億ユーロに過ぎない」と大統領は付言しました。


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