トルコのトピックス

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エルドアン大統領がイスタンブル運河に関するCHPの批判を非難

2019年12月28日 | 国内
12月31日 エルドアン大統領は、12月27日、イスタンブル運河プロジェクトを実現する政府の決定をくり返し、最大野党・共和人民党(CHP)の批判を非難しました。(12月20日と27日の頁参照)

 Hurriyet

「CHPのクルチュダルオール議長は科学的、論理的な説明もせずに、プロジェクトが始まるまえに止めさせようとしている」とエルドアン大統領は言いました。大統領は27日、カーペットで知られるコジャエリ県の町ヘレケの織物工場を訪れたとき、この発言をしました。
CHPは、この工事は国際条約に反し、環境を破壊し、大地震のリスクを増すだろうと言って、イスタンブル運河に反対の声を挙げています。大統領はクルチュダルオール議長の発言を非難し、契約者を脅迫するとして彼を告発しました。「“”このビジネスにかかわるな、われわれが政権を握ったら、プロジェクトはキャンセルすると、彼は言っている」とエルドアン大統領は言いました。

“クレージー・プロジェクト”として知られるイスタンブル運河は、2011年以来、政府の議題になっていますが、財政問題と環境上の懸念から、何度か見送られてきました。環境保護主義者たちは、この水路はイスタンブルの地下水源にダメージを与え、社会的都市化のリスクへの脅威となるだろうと主張して、人工水路に懸念の声を挙げてきました。


警察がトルコ国内でISIL容疑者11人を拘束

警察がエーゲ海地方バルケシル県で、ISILテロ・グループと関連していると思われる11人の容疑者を拘束しました。

Hurriyet

バルケシルの検察は、11人に、イラク西部アンバル県でテロ活動をしていた容疑で拘留状を出し、彼らは拘留されました。彼らはイラク国籍者で、11人の中にはアンバル県のISILのリーダーと、戦闘員2人、兵站管理者1人、爆発物の専門家1人がいました。

トルコは2013年、ISILをテロ組織と認定しました。それ以来、トルコは何度となくISILのテロリストによる攻撃を受けてきました。自爆テロ10回、爆破7回、武力攻撃4回で、315人が死亡し、何百人もが負傷しました。


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貨物船がボスフォラス海峡で係船柱に衝突した

2019年12月28日 | 国内
12月29日 イスタンブルのボスフォラス海峡を通行中の貨物船が、12月27日、アシヤン墓地の隣りの係船柱に衝突しました。

 Hurriyet

リベリア船籍の貨物船ソンガ・イリディウム号はウクライナのオデッサ港を出て、ボスフォラス海峡に入り、25分後、ルメリ・ヒサルの岸辺を航行していました。沿岸治安総局の救助船が現場に送られました。事故による死者はありません。

貨物船は長さ191メートル、23,500トン。「19人の乗組員と水先案内人1人を乗せた、リベリア船籍の貨物船は、ボスフォラス海峡に入り、12時13分、ルメリ・ヒサルの岸で、機械故障信号を出した」と、知事室が、12月27日、声明で発表しました。「タグボートによる救助作業が始まったが、いまのところ、事故による海洋・環境汚染は認められない」と声明は言っています。

事故のため、海峡の通行は一時停止されました。「岸に衝突した船は、沿岸治安総局のタグボートによってイスタンブル港に運ばれるだろう」と声明は言っています。


「シリア北西部の“炎上”で、約23万5000人が逃げ出した」国連

反体制派の最後の砦が攻撃される中、この2週間で、23万5000人の人々がイドリブ地方から逃げ出したと、12月27日、国連が言いました。

 Hurriyet

12月12日から15日の間に、大量の難民が、暴力がひろがる南イドリブのマアレト・アルヌマン地方を去り、この地方はほとんど無人となったと、国連が声明で言いました。ロシアが支援している体制側軍が地上から侵攻する一方、空爆もつづいています。

爆撃と戦闘に脅え、南イドリブ地方のマアレト・アルヌマンと、その近くの町サラケブから、人々は逃げ出しました。

反政府デモが治安部隊に手ひどく痛めつけられたときから始まったシリア内戦は、37万人を殺し、何百万人もの難民を発生させました。


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