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サウジがジャマル・カショギ氏殺害の5人に死刑判決

2019年12月24日 | 国際
12月24日 ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏殺害で、5人が死刑判決を受けたが、殺人容疑で調べられていたトップの2人は無罪になったと、サウジアラビアの検事が、12月22日、発表しました。

 Hurriyet

ワシントン・ポストの寄稿家ジャマル・カショギ氏(59)は、昨年10月、イスタンブルのサウジ領事館内で殺害されました。サウジ政府はこれを、悪党たちがモハムメド・ビン・サルマン王子の名誉を汚すためにやったことと言っています。

トルコ当局によると、サウジ消息通からサウジの批判者に変わったカショギ氏は、サウジ領事館内で、15人のサウジ人チームによって絞殺され、その遺体はばらばらに刻まれたということです。遺体は見つかっていません。

「アフメド・アルアッシリ情報副部長が、カショギ氏殺害を監督した。彼は王室メディアの独裁者サウド・アルカフタニの勧告を受けて殺人を行なった」とサウディ検察は言いました。しかし、カフタニは調べられましたが、“証拠不十分”で起訴されませんでした。

アッシリは調査され告発されましたが、結局、無罪になり、いまも同じ地位にいると、検事は声明で言っています。ヨーロッパの情報源によれば、2人はモハムメド王子の緊密な側近者であり、形式的に解任されたにすぎないということです。アッシリは法廷の審問に現れただけです。

検事の声明によると、このケースで起訴された11人のうちの5人が死刑判決を受け、3人が禁固24年、その他は無罪になりました。

CIAとヨーロッパの何か国かは、モハムメド王子が殺害を命じたと信じていますが、サウジ当局は王子は関わりないと言っています。


“王子たちの島”で馬車の代わりに自動車が使われる

ビュユクアダで鼻疽(びそ)の流行のため、81頭の馬が殺されたため、イスタンブルのエクレム・イマムオール市長は、アダラル地区の馬車の数を減らし、島の“シンボル”として35台だけ残すと言いました。(12月19日、21日の頁参照)

 Hurriyet

「夏季から、島内の公共交通は、馬車の代わりに電気自動車が使われる」とイマムオール市長は、彼の6か月の執務が査定される記者会見で言いました。

「島民の要請で、観光とシンボルのために、35台の馬車を操業させることで話し合いがつづいている。これに反対するグループもある」と市長は言いました。「私は個人的には、35台の馬車を残すことには反対だ」と彼は付言しました。

王子たちの島では、約1500頭の馬が交通手段として使われています。馬車は、日帰りで島を訪れるツーリストには、とりわけ人気があります。


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