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イスタンブルのチューリップが200年をへて帰国した

2020年05月10日 | 文化
5月10日 イスタンブルのチューリップが200年を経た今、トルコに帰ってきたと、オランダ総領事が言いました。

 Hurriyet

「今日、200年を経て、私たちはイスタンブルのチューリップを帰国させました!」と、バルト・ファン・ボルイス駐イスタンブル・オランダ総領事がツイートで言い、赤黄色のチューリップの写真をシェアしました。ファン・ボルイス総領事はオリジナルのイスタンブルのチューリップを、イスタンブルのエクレム・イマムオール市長に、ビデオ・メッセージとともに手渡しました。

「オスマン帝国はチューリップの栽培と文化の基礎をつくり、オランダ人がチューリップを開発し、世界中にひろめました。イスタンブルのチューリップは、まだオランダで、小規模ながら栽培されています。そしていま、チューリップは故郷のイスタンブルに帰ってきました」と、ツイッターは言っています。

イマムオール市長は先週、アムステルダムを訪問する予定で、ファン・ボルイス総領事は、その時、サプライズとして市長にこのチューリップを贈るつもりでした。しかし、コロナウイルスのため、市長のアムステルダム訪問は中止になってしまったと、総領事は説明しました。

「私たちはオランダとトルコの友情のシンボルであるチューリップが、イスタンブル市長と皆様に慰めと信頼をもたらし、このパンデミックをともに克服できるよう願います」と、ツイートは付言しています。

トルコとイスタンブルのシンボルであるチューリップは、15世紀後期、ヨーロッパに伝わりました。チューリップはオランダで人気となり、カナダの首都オタワに伝わり、世界中で知られるようになりました。カナダ、オランダ、トルコ、日本では、毎年、チューリップ祭りが行われています。


保健職員たちは「母の日」にも子供たちと会えなかった

子供を持つ保健職員たちは子供たちと離れて暮らしているため、重い気持ちで「母の日」を迎えました。ウイルスの拡大を抑えるため、多くの人々は家にこもり、家族との触れ合いを避けていますが、保健職員たちはパンデミックとの献身的な戦いをつづけています。保健職員たちは公共の健康のために自身を隔離しながら働き、子供たちを抱きしめ、キスする日を夢見ています。

 Hurriyet

「私は子供たちと7週間も離れています。子どもたちに会いたいです。こんなに子供たちと離れているのは初めてです」と、セミハ・チェリキ・エキンジ医師はアナドル通信に語りました。2人の子供の母親であるエキンジ医師は、子供たちは安全な場所で、祖父母が世話をしていると言いました。

「私は子供たちと毎晩いっしょにゲームをし、抱きしめて寝ていました。いま、子供たちは私のビデオ電話から逃げ出します。母親はみな、子供を抱きしめたいのです」と、彼女は言いました。

ファトゥマ・ニハン・アクコチュ・ムスタファイエフさんも、子供を祖父母に預け、夫といっしょにいると言いました。彼女も子供にはまれにしか会えないと言い、「子供は最初はゲームかなにかだと思っていたようですが、いまは事態に狼狽しています」と語りました。

ウイルスから快復したビルチン・クルチュさんは、治療を受けながら、子供たちの世話をしなければならなかったと言いました。「子供たちはウイルスに感染しませんでしたが、子供に触れられないのは、とても悲しかった。子どもたちといっしょにいながらキスもできないのですから」


コロナウイルスの死者は3,789人になり、快復者数は92000人を超えた

トルコの確認されたコロナ感染者数はこの24時間で1,542人増え、47人が死亡し、死者総数は3,789人になったと、5月10日、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

 Hurriyet

コジャ保健相がツイッターにシェアしたグラフィックによると、トルコの確認された感染者は138,657人になりました。この24時間で、3,211人の患者が快復したとコジャ保健相は言いました。快復者総数は92,691人になりました。コジャ保健相はまた、昨日、36,187人がテストを受け、テストを受けた人の総数は1,370,598人なったと言いました。


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