トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

スーフィの思想家ルーミの没後748年が祝われた

2021年12月18日 | 国内
12月19日 世界に知られた思想家で、スーフィの詩人メヴラーナ・ジャラルッディン・ルーミの没後748周年を記念して、全国でイベントが催されました。

  Hurriyet

ペルシア語で“結婚の夜”として知られるシェブ・イ・アルスの式典が、12月16日、イスタンブル・ベイオール地区のガラタ・マウラウイ館で催され、デルヴィッシュ(修行僧)たちのすばらしい旋回舞踏と朗誦が披露されました。

メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相も、何十人かの賓客や要人たちと出席し、ルーミ没後748周年を回想しました。

「ルーミの遺産は全世界にひろがっ、人々の指針となりました。ルーミやユヌス・エムレのような精神的指導者の平和と友情への願いを心に留めておけば、抑圧、不正、戦いで荒れ果てた今の時代の火を消すことができます」と観光相は語りました。

エルソイ観光相はまた、ルーミに関する広範な文学作品を知る人は世界にも非常に少ないと言い、これら文学はルーミを最も正確に理解するために大いに役立つだろうと力説しました。マウラウイ館のイベントは、デルヴィッシュたちのセマ(旋回舞踏)と朗誦のパフォーマンスで終わりました。


エルドアン大統領がアフリカに1500万回分のワクチンを約束した

トルコはアフリカに1500万回分のコロナ・ワクチンを送ると、エルドアン大統領は、12月18日、アフリカの首脳たちにサミットで発表し、アフリカの低いワクチン接種率は人類の汚点だと付言しました。

 Hurriyet

トルコ政府は、エルドアン大統領が首相として政権を掌握した2003年以来、世界で最も貧しい大陸アフリカとの貿易と外交関係の発展に投資してきました。

何十人ものアフリカの首脳や大臣たちへの開会の辞で、エルドアン大統領は、トルコは1500万回分のコロナ・ワクチンをアフリカに送ると言いました。アフリカでは感染が急速にひろがり、ワクチン接種率は低い状況にあります。

「われわれはコロナ・ワクチン入手における世界的な不公正と、アフリカに対する不公平な扱いを知っています。アフリカの人口の6%しかワクチン接種を受けていないことは、人類にとって恥ずべきことです」とエルドアン大統領は言いました。

トルコは国産ワクチン「ターコヴァク」を開発中で、緊急使用の認可手続き中です。認可が下りたら、ターコヴァクはアフリカにシェアされると、エルドアン大統領は言いました。


   「ときどきダイアリー」
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トルコはブースター接種をスピードアップする

2021年12月18日 | 国内
12月18日 オミクロン株の脅威に直面し、トルコは対コロナのブースター接種運動をスピードアップしていると、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

「少なくとも3か月前にワクチン接種を受けた市民は、いまワクチン接種をするべきです」とコジャ保健相は、保健省科学委員会の会合後に発表した声明で言いました。

科学委員会はわが国でも起こり得る事態を査定し、ヨーロッパで現在起こっているようなコロナ感染の拡大を阻止するために、受けるべき時期にある人はブースター接種を受けるべきだと明言しました。

トルコでは、先週、初のオミクロン株感染者が報告されました。トルコは少なくとも6か月前に2度目のワクチン接種を受けた人々に、ブースター接種を始めました。人々はブースター接種のワクチンを選べると、コジャ保健相は言いました。

トルコは接種プログラムとして、ファイザー/バイオンテクのmRNAワクチンと、中国の会社シノヴァクによる不活化ワクチンの両方を使ってきました。トルコはまた国産ワクチン「ターコヴァク」の開発のために、ヴォランティアに第3段階の実験を行っています。

1月に接種運動を始めてから、トルコは1億2200万回以上の接種を行いました。ほぼ1300万人の人がすでに3回目のブースター接種を受け、5100万人が少なくとも2回の接種を受けています。この数字は18歳以上の人口の82%に相当します。

公式データによると、5600万人の人々、すなわち成人人口の91%が、少なくとも1回のワクチン接種を受けています。


専門家たちが親たちにデジタル・ゲームの危険を警告

スマホやタブレットにダウンロードされている、あるデジタル・ゲームは、子供たちの精神的健康と心理的成長に、じわじわと危険を与えていると、専門家たちは親たちに警告しています。

Hurriyet

子供たちに問題解決の方法を教える、無害に思えるパズル・ゲームでも、子供たちを物語の異空間に引き込むため、子供たちを暴力に引き寄せるかもしれないと、専門家たちは懸念しています。

ヴァ―チュアルな世界であっても、暴力的、性的なゲームをしていると、現実世界で同様な状況になったとき、子供たちは悪いほうを選択するかもしれないと、児童・青年心理学者のヴェイシ・チェリ氏は言っています。「このようなゲームは、明らかに子供の価値観の成長に影響を与えます」

「子供たちの価値判断と内面世界を形成する主たる要因は、過去の環境と家族と友人に限定されます。今日、タブレットは親より影響力が大きいのです」とチェリ氏は強調しました。

緑半月社(グリーン・クレセント)の科学委員会のメンバー、オスマン・トルガ・アルジャク氏は、デジタル・ゲームから子供たちを守るために、親たちは対策を講じるべきだと言いました。「幼いときからネットを使い始めることで、子供が賢くなることはありません」と彼は言っています。

「11歳以上の子供が、1日に1時間以内、教育的ゲームで遊ぶのは許可できます」と、アルジャク氏は言い、親たちもスマホを適切に使用して、子供たちの模範になるべきだと強調しました。

子供たちはその個性と能力に合ったスポーツかアートの環境で育てられるべきだと、アルジャク氏は力説し、子供は五感と身体を激しく使えば使うほど、精神的にもよい成長ができると語りました。

・・・「緑半月社」は喫煙、アルコール、薬物使用と戦う非営利団体で、とくに若者へのサービスと保護に力を入れています。


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