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「トルコとアルメニアがモスクワで初の会談を行う」トルコ外相

2021年12月27日 | 国際
12月28日 トルコとアルメニアの代表が,アルメニア側の要請で、モスクワで、国交正常化のための初の会談を行うと、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が言いました。

 Hurriyet

「われわれの印象では、初の会談はモスクワで行われるだろう。これはアルメニアの意向だ。しかし、トルコは、その次の会談は直接的なコンタクトを望んでいる」と、チャウシュオール外相は、2021年外交政策査定会議で記者団に語りました。

外相はまた、イスタンブルとエレヴァン間のフライトも、まもなく始まるだろうと言いました。「アルメニアとトルコの直接コンタクトと相互訪問は確立されなければならない。関係正常化のためにとるべき手順を決めるロードマップをつくるべきだ」

チューリッヒ協定は廃止された
2009年、トルコとアルメニアは正常化のために調印しましたが、国内の議会で承認されませんでした。「チューリッヒ協定」は、廃止されました。

「協定は無意味になった。アルメニアの立法裁判所は、協定のいくつかの条項を取り消した。いま、新しいプロセスが始まった」とチャウシュオール外相は言いました。

外相はまた、アルメニアとの関係正常化のプロセスにおいては、アゼルバイジャンとの協議と調整が重要だと言いました。「私はアルメニアがこの線で行くことを望んでいる。アルメニアのメッセージは積極的だが、われわれは行動を見たい」

アルメニアとの国境の開放について尋ねられたチャウシュオール外相は、完全な正常化と国境の開放の決定は、アゼルバイジャンと行われる協議次第だろうと力説しました。「単刀直入に言えば、わが国とアゼルバイジャンは国境を開きたい」と外相は言いました。


女神キベレの像が母国トルコに帰ってきた

トルコ西部アフィヨンカラヒサル県チャヴダルル村で、1964年に出土し、外国に密輸されたキベレの像が、60年ぶりに母国トルコに帰ってきました。

 Hurriyet

アナトリアの母なる女神キベレの、1700年昔の像は、トルコからイスラエルに密輸されましたが、その後、アメリカのオークションで売りに出され、トルコの文化観光省、外務省、ニューヨークのトルコ総領事館の努力で2020年12月10日、トルコに返されました。

前史時代、豊穣のシンボルであり守護神とされていた母なる女神キベレの像は、道路工事中に出土しました。帰ってきたキベレ像はイスタンブル考古学博物館にしばらく展示された後、12月24日、アフィヨンカラヒサル考古学博物館に運ばれました。

「1年前、非常な努力の結果、トルコに返されたキベレ像はいま、出土した地に帰りました。高さ58センチの像は、1960年代アフィヨンカラヒサルのチャヴダルル村から密輸されました。像が誕生の地に帰ってきたことをとても喜んでいます」とアフィヨンカラヒサル県のギョクメン・チチェキ知事は語りました。

像に刻まれた碑文とその類型的な特徴から、像はAD 3世紀のもので、アナトリアの地で制作されたと思われます。キベレは豊穣の女神であり、自然の支配者と見られていたと、歴史家たちは言っています。キベレの起源はBC8世紀頃と言われます。

女神キベレは地中海地方、とくにアナトリアで信奉されていました。キベレの両サイドのライオンは、母なる女神が自然と動物たちを支配していたことを示しています。碑文によると、この像は、ギリシアの主要な12神に供物として捧げられたものと思われます。

「ヘルメイオスの息子、シデロポリスのアスクレピアデスが“、オリンピアの12神”にこの像を捧げる」と像には記されています。


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