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歴史的ドックでオスマン様式の船を建造中

2021年12月13日 | 国内
12月14日 黒海岸バルトゥン県の歴史的ドックで、昔式の1本マストの船が観光用に造られています。

 Hurriyet

1500年代、バルトゥン県ではガレー船やガリオン船が造られていました。オスマン帝国のために、海戦用の木造船が建造されていたクルジャシレ地区では、1本マストの船の建造法が、現在まで代々伝えられてきました。

50年ぶりに、この地区の小さな造船所で、昔式の1本マストの木造船が造られることになったと、造船 技師ムスタファ・ディクヨルさんは言いました。

長さ18メートル、幅6メートルの船を造るために、この地方特産のクリとナラの木が使われました。ディクヨルさんによると、天候によって来年の5月か6月に、船の骨組みができ、表面の塗装が終わったら、船は注文主に引き渡されるそうです。

「昔、船は知識と経験と職人の技によって造られていましたが、いまは科学技術によって造られます。このプロジェクトにかかわっている職人は6人だけです」と、ディクヨルさんは言いました。船は進水後は、観光用に使われます。


「海峡の船の混雑緩和のために、イスタンブル運河は必要」運輸相

近年、ボスフォラス海峡が増加する船舶の交通に対応しきれなくなっているため、トルコは代替の水路としてイスタンブル運河を建設する必要があると、アディル・カライスマイルオール運輸インフラ相が言いました。

 HUrriyet

現在、40,000隻以上の船がボスフォラス海峡を通過していますが、この数は、数年後には70,000隻になると思われると、カライスマイルオール運輸相は、昨日、記者団に語りました。「そんな多くの船がボスフォラス海峡を使うことはできません。イスタンブル運河の建設は、この問題を解決するために必要です。新しい水路の建設作業は進行中です」

最優先すべきことは、中央政府の予算に、特別の負担を強いることなく、運河を建設することだと、運輸相は言いました。「運輸省はこのプロジェクトの財政問題についても努力しています。いくつかの大企業との話し合いが現在進行中です」

黒海とマルマラ海を結ぶ人工水路「イスタンブル運河」は45キロ、1日に160隻の船を通過させることができます。イスタンブル運河プロジェクトのコストは150億ドルで、この数字は変わっていないと運輸相は言っています。「入札が始まれば、最高の入札者が競り勝つでしょう」


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