トルコのトピックス

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オミクロン株のトルコ最初の感染者が見つかった

2021年12月12日 | 国内
12月13日 トルコで最初のオミクロン株の感染者が見つかったと、ファフレッティン・コジャ保健相が発表し、人々に冷静かつ油断なく対応するよう要請しました。

 Hurriyet

オミクロン感染ケースの1件はイスタンブルで、他の5件はイズミル県で見つかったと、コジャ保健相は、12月11日、国会で、2022年の保健省の予算会議中に、議員たちに話しました。イズミルはトルコで3位の人口を有する都市です。

オミクロン株に感染した人々は非常に軽い症状で、入院の必要はないとコジャ保健相は言い、彼らは外来で治療を受けていると付言しました。「皆さんは心配しなくてよろしい。私たちがオミクロン株の状態を見守っていますが、重症は少ないようです。皆さんは今まで通り、ウイルス対策を厳守してください」

オミクロン株が発生すると、トルコはすぐに、11月26日、ボツワナ、南アフリカ、モザンビーク、ナムビア、ジムバブエのアフリカ5か国への旅行を禁じました。

トルコでは、4月コロナが最高に拡大し、1日の感染者数が6万を記録しました。しかし、厳しい対策が導入されたおかげで、トルコのパンデミック状態は数週間で大きく改善されました。6月には1日の感染者数は5000になりました。しかし、7月、また増加し、10月には3万人を記録しましたが、12月初旬には2万人に減少し、そのレベルで低迷しています。


古代都市キンドスで、彫像の頭部が見つかった

 南西部ムーラ県ダッチャ地区の古代都市キンドスの発掘で、5個の大理石の頭部が出土しました。5個のうちのひとつは女性です。

  Hurriyet

出土品はほぼ2000年昔、ヘレニズム時代とローマ時代のものと思われます。女性の頭部は女神テュケのものだと当局は言っています。テュケはヘレニズム時代とローマ時代、諸都市の守護神として知られていました。

キンドスの発掘は、セルチュク大学考古学部のメンバー、エルテキン・ドクサンアルトゥ氏の指導で行われてきました。彫像の頭部はコリントの記念碑の近くで見つかりました。キンドスの発掘は、文化観光相の12か月発掘プロジェクトの枠内で、2016年から、中断されることなくつづけられてきたと、ドクサンアルトゥ氏は言いました。

「キンドスの長い発掘中でも、こんな遺物に遭遇したのは初めてです。彫像の頭部は古代美術の特徴を備え、細部まで美しく完ぺきです。キンドスは非常に大きな都市です。これら出土品は、私たちが、まだ大きな驚きに遭遇するかもしれないことを教えてくれました」とドクサンアルトゥ氏は言っています。


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2017年のイスタンブルのナイトクラブのテロ容疑者が拘束された

2021年12月12日 | 国際
12月12日 39人が死亡した2017年のイスタンブルのナイトクラブのテロの容疑者が、中欧アジアのキリギスタンで拘束されたと、キリギスタンの治安当局が、12月10日、発表しました。

 Hurriyet

キリギスタンの国家安全保障委員会は声明で、容疑者は、かの耳目を集めたテロ攻撃に関与していることが確認されたと言っています。このテロで18か国の39人の人々が殺害されました。

声明は容疑者の名や年齢は発表していません。AFPが接触しましたが、委員会はそれ以上の情報提供は拒否しました。 

この事件では、ウズベク人のアブドゥルカディル・マシャリポフが、イスタンブルの「レイナ・ナイトクラブ」の銃攻撃の犯人として、2020年、トルコの裁判所で終身刑の判決を受けました。ナイトクラブでは新年を祝って楽しんでいた人々が犠牲になりました。

ISILはこの事件に関して犯行声明を出しました。攻撃後、何十人もの人々がトルコの治安当局と警察の捜査で拘束されました。


トルコと近隣諸国は地中海を浄化することを誓った

トルコと近隣諸国は地中海を浄化することを誓い、人々の健康と自然の生息環境汚染による脅威について語りました。

 Hurriyet

プラスティック廃棄物から、海岸に生じるぬるぬるの粘質物まで、地中海周辺の観光化された諸国は,絶えることのない環境問題と戦ってきました。一般の不安に応えて、沿岸21か国の代表が、4日間の集会で話し合い、船舶燃料の硫黄の使用を削減することで合意しました。

地中海で使用される燃料の硫黄分を0.5%から0.1%に削減する決定は、国際海事機構に提出されます。認可されれば、2025年1月から有効になります。「私たちはこの決定の実施によって、船舶から出る汚染が大きく減少することを期待しています」と、国連環境計画の地中海行動プランのタトジャナ・ヘマ氏は言っています。

地中海諸国と EUは、5年間の話し合いの成果である硫黄使用の制限によって、生命を救えるだろうと考えています。専門家の推測によると、煙を吐く船による大気汚染によって、1年間に6万人の人が早死しているかもしれないということです。

「硫黄の削減は危険な放出物を減らすことになり、社会経済と健康に望ましい効果があるだろう」と、ヘマ氏はAFPに語りました。EUは船舶燃料の硫黄を減らす努力をしていると、欧州委員会のパトリック・チャイルド環境副部長は言いました。

「地中海は生物多様性が最も危険な状態にある海のひとつです。硫黄酸化物に関する合意はその打開策になるでしょう」と、チャイルド氏は言いました。


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