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4月、暑さと砂塵がやってくる

2022年03月31日 | 国内
3月31日 寒かった冬の後、トルコ、とくに西部と南部は気温が上がり、暑い4月になるでしょう。専門家は西部南部の住民に、アフリカから来る砂塵に気をつけるよう警告しています。

 
 Hurriyet

トルコ気象庁によると、マルマラ海地方の気温は3月30日から4度から8度上昇しはじめています。「来週、気温は季節平均より6度から10度上がると思われる」と気象庁は言い、イスタンブルと、エディルネ、テキルダー、コジャエリ、サカリヤ、ヤロヴァの北西諸県の住民に警告しました。

イスタンブルと、隣のテキルダー県は、来週は21度まで上がり、暑い日々になるでしょう。エディルネとクルクラーレリ県は24度まで上がるでしょう。サカリヤは29度まで上がると予想されます。

「マルマラ地方以外のエーゲ海地方、地中海地方も気温は上昇し、4月中は全国的に下がることはないと思われる」と、著名な気象学者のオルハン・シェン氏は、3月29日に言いました。シェン氏は、とくにマルマラ地方、エーゲ海地方、南東アナトリア地方の住民に、アフリカから来る砂塵に注意するよう警告しました。「砂塵は3月30日にはトルコに到達すると予想される」

同じく気象学者のケレム・オクテン氏は、とくに喘息のある人は、3月31日と4月1日は窓を閉めておくよう勧告しています。「喘息のある人は砂塵を吸わないよう、外を歩くときはマスクをしてください」


漂う魚雷のため、魚の値段が高騰

ウクライナ領海から漂流してくる機雷のために、トルコ当局はボスフォラス海峡内とその周辺での漁を禁じたため、トルコの魚の値段は25~30リラも上がっています。機雷探査艦と海洋パトロール機が、黒海岸沖の水域を厳しく監視しています。

 Hurriyet

3月26日、ボスフォラス海峡の北部で、漂流する魚雷が発見されました。2日後には、もうひとつの魚雷が、ブルガリアとの海上国境に近いイーネ島の沖合で見つかりました。2つの魚雷は信管を除去されました。

3月29日、漁が禁止されたため、イスタンブルの魚市場は品不足になり、魚の値は跳ね上がりました。現在、コイワシ1キロが60リラ(4.1ドル)、ムロアジ1キロは70リラ(4.8ドル)で売られています。シーバス1キロは140リラ(9.6ドル)になりました。

「戦争は魚の値にまで響いてくるんだ」と漁師のシャファク・ギュンさんは言い、漁師たちはみな解禁を待っていると付言しました。しかし、魚雷が取り除かれたら、値段は通常に戻るだろうと、ギュンさんは楽観視しています。

ロシア軍は「ウクライナ軍がロシア軍の上陸を阻止するために、古い魚雷を使い、そのいくつかが風雨で錨がはずれて、漂流しはじめた」と言っています。これに対し、ウクライナ外務省は声明で応じ、「2014年のクリミア半島併合後、ロシアは押収したウクライナの機雷を使い、国際的にウクライナの信用を失墜させるために、魚雷を漂流させた」と、ロシアを非難しています。


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