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NATO事務総長がトルコの努力を賞賛

2022年03月11日 | 国際
3月11日 NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長が、トルコを貴重で、重要な同盟国と賞賛し、ウクライナの戦争を止めるために、アンタリヤでウクライナとロシアの外相会談を開いたトルコの努力を強調しました。

 Hurriyet
NATOのストルテンベルグ事務総長(左)とトルコのチャウシュオール外相


ストルテンベルグ事務総長は「アンタリヤ外交フォーラム」に出席するため、トルコに来て、メヴリュト・チャウシュオール外相と話し合いました。2人は、ロシアのウクライナへの攻撃後の展開と、NATOの 対応について討議しました。

「トルコは重要な加盟国である。戦争中の両国が会談することは非常に重要だ。われわれはトルコの努力に感謝しなければならない」と、ストルテンベルグ事務総長は3月11日、アンタリヤでNTVのインタビューに応えて語りました。

NATO事務総長は、セルゲイ・レヴロフ外相とドミトロ・クレバ外相、トルコのチャウシュオール外相の会談に言及しました。ロシアのウクライナ侵攻に対するNATOの対応について尋ねられた事務総長は、NATOはこの地域の軍事力について話し合っていると答えました。「われわれは長期的決定をしなければならない。われわれは地中海でなにをすべきか考えなければならない。それが現在のプロセスだ。世界は新しい現実の中にある。われわれはわれわれの同盟国に守られるだろう」

NATOのリーダーたちは6月のサミットで会い、NATOへの新たな脅威と、その対応策を概説した文書「戦略的コンセプト」について討論すると事務総長は言い、「この文書は非常に重要だ。6月のマドリードでのサミットでは重要な決定がなされるだろう。われわれは中国とロシアがどう協力するかを検討する」と付言しました。

「われわれは危険な世界にいる。われわれはわれわれの集団的安全保障を考えなおすべきだ。NATOは予算を増額した」と、事務総長は言いました。ロシアのウクライナ侵攻後、国防予算を1000億ユーロに増やしたドイツの決定に関する質問に、ストルテンベルグ事務総長は、ドイツは非常に重要な国であり、欧州の経済大国だと言いました。

「われわれは全加盟国に、国防にもっと投資するよう求める。われわれはドイツの投資増額を歓迎する。ドイツは経済大国である。この決定はNATO加盟国がこの脅威にいかに対処すべきかを示している」


地方行政がウクライナ女性のオンラインの仕事復帰を支援

西部アイドゥン県クシャダスの町が、故国から逃げてきたウクライナの女性たちがオンラインで働くのを助けることを発案し、着手しました。

 Hurriyet

オンラインで働くことになった12人のウクライナ女性たちは、マーケッティング、セールス、Eコマース、教師などの仕事経験があります。

1か月前、戦争を逃れ故国から避難してきた97人のウクライナ女性とその子供たちが、モルドヴァの首都キシナウからトルコのイズミル県に到着しました。女性と子供たちはその後、リゾートタウンのクシャダスに連れられ、ホテルに泊まることになりました。

地元のNGO,ビジネスマン、ツアーオペレーターらが彼女らを迎え、クシャダスの町は、彼女らの滞在中の食費はもつと言いました。町はその後、オンラインで働ける人を認定し、コミュニティ・センターを設け、女性たちが週の何日か働けるように技術的サービスを提供しました。

「私は多くの国に、大勢の生徒を持っていました。彼らと連絡が取れなくなりましたが、いままた、連絡が取れるようになりました」と、英語教師のヴァヴァラ・ソモワさんは言いました。「これで財政的にもらくになります」

「ここはインターネットのインフラ環境もよく、快適に仕事ができます」と、ザラ・サマディさんは言いました。彼女は祖国では観光会社で働いていました。『私たちにチャンスを与えてくださった方々に、たいへん感謝しています。少なくとも、働けることは幸せです」

トルコはすでに2万人以上のウクライナ人を受け入れています。


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