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「トルコがテロに対して抱いている懸念は正当だ」NATO事務総長

2022年06月14日 | 国際
6月14日 NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、6月12日、トルコはテロに対する正当な懸念と、他にも真剣に取り上げるべき問題を抱えていると言いました。

 Hurriyet

トルコは、フィンランドとスエーデンはテロリストPKKを支援していると非難し、両国が政策を変えるまで、両国のNATO加盟に賛成しないと言っています。

ストルテンベルグNATO事務総長は、フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領との共同記者会見で、「NATO加盟国でトルコ以上にテロリストの攻撃を受けている国はない」と強調し、トルコがイラクやシリアを隣国とする戦略的・地理的位置にあることを指摘しました。

「トルコの懸念は正当である。問題ははテロと武器の輸出に関するものだ」と事務総長は言いました。「われわれはトルコを含め、すべての同盟国のテロ集団PKKに関する安全保障上の懸念に対処しなければならない」と、ストルテンベルグ事務総長は、フィンランド西部の大統領の夏の住居「タルタランタ」で語りました。

ロシアのウクライナへ侵攻によって、5月、フィンランドとスエーデンはNATOへの加盟を申請しました。しかし、トルコのエルドアン大統領はテロリストPKKを支援する両国を非難し、両国のNATO加盟を拒否しました。

「トルコのような重要な同盟国がテロへの懸念を提起しているのだから、われわれはこれを真剣に考えなければならない」と事務総長は言いました。トルコのスエーデンとフィンランドへの要求には、トルコへの武器の輸出の制約を解除することや、エルドアン政府に反対するPKKのメンバーたちの引き渡しも含まれています。


保健相がこの1週間のコロナのデータを発表した

5月30日から6月5日までの間に、トルコでは7322件のコロナ感染があったと、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

 Hurriyet

保健省のデータによると、5月30日から6月5日の間に、19人のコロナ患者が死亡し、7800人がコロナから回復しました。2020年3月に最初のコロナ感染が報告されて以来、1500万人がコロナウイルスに感染し、10万人が死亡しました。

今年の2月、トルコではコロナ感染が急増し、11万人に達しました。しかし、その後、感染数は減りはじめ、3月には6万人以下になり、4月以後は1万人を切りました。

保健省はまた、現在までに、1億4800万回のコロナワクチン接種が行われたと言っています。530万人以上の人々 ー すなわち18歳以上の人口の85.5% ー が2度接種を受けています。また、5800万人の人々 ー 成人人口の93% ー が、少なくとも1回の接種を受けています。3回目の接種を受けた人は2800万人です。

トルコは昨年1月、接種運動を始め 、医療関係者と高齢者から接種を始めました。その後、次第にワクチン接種は、他の年齢層にもひろがっていきました。

トルコは中国の会社シノヴァクが開発したワクチンで接種を始め、その後、ファイザー/バイオンテクのワクチンを追加しました。2021年12月には、トルコは国内で開発されたワクチン「テュルコヴァク」を導入しました。


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