トルコのトピックス

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ハイチのギャングに誘拐されていたトルコ人らが解放された

2022年06月16日 | 国際
6月17日 先月、ハイチのギャングに誘拐された5人のトルコ人が解放されたと、6月15日、情報源が言いました。

 Hurriyet

一昨日解放された彼らの詳細な状況はわかっていませんが、20~26歳の男性5人は、健康状態は良く見えると、情報源は言っています。彼らが乗っていたバス会社の代表ミカエル・ドゥランディス氏は、彼らといっしょに捕まった3人のトルコ女性は、体調を崩したため、今月初め、解放されたと言いました。

5月8日、トルコ人グループはドミニカの首都サント・ドミンゴからポルトー・プランスへ、バスで向かっていましたが、国境を越えてすぐ、ハイチで最も有力な武装ギャングに誘拐されました。そのバスにはトルコ人8人、ハイチ人3人、ドミニカ人1人が乗っていました。

トルコのフグエス・ジョスエ名誉領事によると、トルコ人たちは宗教教育組織のメンバーだそうです。バス会社の2人の従業員、ハイチ人ホステスと、ドミニカ人運転手は、誘拐後1週間以内に解放されました。2人のハイチ人乗客は身代金を払って解放されたと、ドゥランディス氏は言っています。

国連によると、5月だけで、少なくとも200件の誘拐事件が起こっているということです。


北欧2国のNATOへの回答はトルコの期待に応えていない

メヴリュト・チャウシュオール外相は、6月15日、スエーデンとフィンランドのNATO加盟に関する回答書は、トルコの期待に応えていないと言いました。

 Hurriyet

「NATOから覚書が届いた。スエーデンの上級顧問から来たものだ。この覚書はわれわれの期待からほど遠いと伝えた」と、チャウシュオール外相はノルウエーのアニケン・ヴィットフェルト外相とアイルランドのシモン・コヴェニー外相との共同記者会見で言いました。

トルコはNATOと両国に、トルコの懸念を伝えてあると、チャウシュオール外相はくり返し言いました。「両国はわが国の期待に応えていない。われわれはこの件で合意する必要がある。NATOも動いている。われわれは両国と接触をつづける」

スエーデンとフィンランドは昔から、近くのロシアの怒りを買わないよう努めてきましたが、ロシアのウクライナ侵攻後、NATO加盟を決めました。しかし、NATOは加盟30か国の合意がなければ新メンバーの加盟は認められません。トルコは両国がテロリストPKKへの支援を止め、トルコに対する武器輸入禁止を解除しなければ、両国の加盟は認めないとしています。


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トルコ=ウクライナ=ロシアが食料回廊のためのホットラインを設けた

2022年06月16日 | 国際
6月16日 黒海経由で穀物を輸出するために、トルコ、ロシア、ウクライナの国防相間で、ホットラインが設けられたと、トルコ国防省が発表し、今後の詳細な技術的・軍事的事案が決まるよう希望を表明しました。

 Hurriyet

トルコのフルシ・アカル国防相は、ウクライナから小麦を世界市場に輸出する方法を見出すために、最近、ロシアのセルゲイ・ショイギ国防相とウクライナのオレクシ・レズニコフ国防相それぞれと、電話で話し合いました。ウクライナとロシアはいずれも最大の小麦生産国で、多くの国々、とくに最も貧しいアフリカ諸国は、両国からの穀物の供給に頼っています。

2月24日に始まったロシアのウクライナ侵略は、輸出ルートを閉鎖し、アフリカ大陸に飢餓の恐れを引き起こしています。アカル国防相と両国国防相の話し合いの後、ロシアとウクライナは、この問題をより円滑に進めるために、3国の国防省から将軍1名を任命することで合意しました。

3人の将軍はホットラインを使用して連絡を取り合います。アカル国防相は、輸出を可能にするための技術的作業の中には、ウクライナは港周辺の機雷を除去すること、ロシアは黒海で小麦を運ぶ船を護衛すること、トルコはこれらの船に安全保障を提供することが含まれると、声明で言いました。

「われわれはできるだけ早く、これらの作業を完了したい。わが国はロシアとウクライナ双方と緊密に対話している。両国は留保しているが、わが国は実現のために努めている。われわれは希望を持っている」と、アカル国防相は強く言いました。

また、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相は、国会で記者団に、トルコは、穀物輸出のための国連の計画の実施に関して、ロシアからの回答を待っていると強調しました。

チャウシュオール外相は、先週、ロシアのラブロフ外相と会ったと言い、国連の計画は、この作戦の合法性にとって非常に重要であることをロシアが認識して欲しいと語りました。外相はまた、両国が国連の計画に合意すれば、トルコは黒海の安全な回廊による食糧輸出の調整に応じると言いました。


ギリシアは2020年から41,000人の不法移民を押し返した

トルコのオンブズマン組織(KDK)によると、ギリシアは2020年から2022年5月31日までに、41,523人の不法移民をトルコ領海に押し返しています。

 Hurriyet

また、この報告によると、2021年には53人の不法移民が、2022年には33人の移民が、押し返されたために、溺死や凍死をしています。

「エーゲ海の押し返し事件では、不法移民たちは後ろ手に縛られ、ライフジャケットも与えられず、海に投げ込まれている。2021年の14件の事件と2022年の6件の事件で、総計78人の移民が海に投げ込まれ、その中の69人がトルコの沿岸警備隊に救助された」と報告されています。

報告によると、ギリシアは、2020年には、17,245人の不法移民を押し返し、2021年には16,497人を押し返し、また、今年は5月末までに7,781人の不法移民を押し返しています。

報告には、不法移民がギリシア当局に虐待を受けたという話も含まれています。「彼らは私たちの船を沈め、その後、私の膝の上で息をしていない子供を取り上げました」と、アフガン移民のフェリドゥン・セルヴェリさんは言いました。

カメルーンから来た女性移民は、「森へ連れていかれ、布で口をふさがれ、手錠を掛けられ、裸にされて、2人の警官にレイプされました」と語りました。

報告書は、ギリシアに、海でも陸でも、組織的な押し返しを止め、国際的組織とNGOからなる委員会を設立して、
押し返し事件の調査をするよう要請しています。


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