トルコのトピックス

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「9180人の子供が7581家族によって養育されている」家族省

2023年06月29日 | 国内
6月30日 家族・社会サービス省の最近のデータによると、今年の地震のために、現在、9180人の子供が7581家族によって養育されています。同省の「児童サービス総局」は6月30日の「里親の日」を前に、全国で養育されている子供の数を発表しました。

 Hurriyet

家族・社会サービス省は、2月6日の大地震後、総計9180人の子供が、現在、7581の里親家族によって暖かい家族環境で育てられ、さらに7人の子供も里親に引き取られたと言いました。

同省によると、2022年には、里親に引き取られた子供は515人でしたが、2023年5月には、全国で9180人の子供が里親に育てられています。

里親候補者は、居住する県の家族・社会サービス部か、電子政府ゲートウエイ、電子Devlet に申請します。里親になるためには詳細な調査が基本になっています。里親になるための調査手続きと適性の査定は、県の家族・社会サービス部が行っていますが、手続きに3~6か月かかることもあります。


エルドアン大統領がコーランの焼却を容認したスエーデンを非難

エルドアン大統領は、6月28日、スエーデンでムスリムの聖なる書コーランが燃やされたことを強く非難しました。スエーデンがNATOに加盟するチャンスはさらに遠のきました。

 Hurriyet

「われわれは挑発と脅威の政治には屈しません。われわれはイスラモフォビア(イスラム嫌い)に反対します」と、エルドアン大統領は、公正発展党の党員への、犠牲祭を祝うビデオ・メッセージの中で言いました。

「犯罪を犯す者たち、それを思想の自由に見せかけて容認する者たちは、目標を達成できません」と、エルドアン大統領は付言しました。「異なる言語、宗教、文化の人々を結束させる犠牲祭は、団結の象徴です。犠牲祭は兄弟姉妹がともにテーブルをかこんで、祝祭の喜びを分かち合うときです」

数年前、スエーデンに逃げた37歳のサルワン・モミカは、6月28日、ストックホルム最大のモスクの前で、警察監視の中、コーランの数頁に火をつけて燃やしたた後、コーランを足で踏みつけました。

ストックホルムの警察は言論の自由を守るとして、彼の抗議行動を容認していましたが、その後、彼の「扇動行為」に関して調査を始めました。


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トルコは犠牲祭の休暇中

2023年06月29日 | 国内
6月29日 トルコはいま、犠牲祭の休暇中です。ムスリムにとって重要な祝日のひとつ犠牲祭は、メッカ巡礼の終わるときであり、断食月に次ぐ宗教的に重要な祝日です。

 Hurriyet

トルコの市民たちは、昔から、6月28日の朝、集団礼拝のためにモスクに集います。お説教を聞いた後、ムスリムたちは熱く抱擁しあい、祝いの言葉を交わし、贈物を交換し、親戚の家を訪ねます。また、多くの人々は友人や親戚、仕事仲間を招いて、ともに祝日を祝います。

犠牲祭の重要な儀式のひとつとして、人々は羊や牛を屠ります。これは預言者イブラヒムが神への服従を示すために、わが息子を犠牲にしようとしたことに因んでいます。

犠牲にした動物の肉は家族で分け、恵まれない人々にも分け与えます。動物を屠る儀式は、決められた屠殺場か行政が指定した場所で行われます。

宗教儀式より、休日を利用して、サマー・リゾートに出かける人達もいます。トルコ当局は犠牲祭のために、9日間の休暇を定めています。人々がどっと旅行に出かけるので、当然、交通渋滞が起こります。43県への交差点に位置する中央アナトリアのクルクカレでは厳しい交通渋滞が起こりました。

日がたつにつれ、交通状況は悪化し、市内の交差点では車の長い列ができ、事故も起こりました。警察と憲兵隊は車を円滑に流すために、道路沿いの交差点を一時的に閉鎖しました。

政治家たちも祝祭に参加し、祝日を祝うメッセージをシェアしました。エルドアン大統領も国民に祝辞を送り、共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首も、メッセージで愛と寛容と結束を強調しました。


エルドアン大統領が選挙に勝ったギリシア首相に祝辞を贈った

エルドアン大統領が、最近の選挙で勝利したギリシアのキルヤコス・ミツォタキス首相に電話で祝辞を述べました。

 Hurrriyet

大統領府広報局の公式声明によると、エルドアン大統領はギリシアの総選挙でミツォタキス首相の党が勝利したことに触れ、新しい時代がトルコ=ギリシア間の関係に、実りある発展をもたらすことを希望すると語りました。

トルコとギリシアの歴史的に複雑な関係は、領土論争、領海に関する見解の相違、政治的イデオロギーの相違などに起因しています。

何百年も昔から対立している両国は、ここ数年は地中海の利権に関しても緊張関係にありますが、今年2月のトルコの災害によって両国は隣国同士として近しくなりました。ギリシアは2月6日のトルコの大地震後、真っ先に救援隊を送って支援を提供した国のひとつです。ギリシアのニコス・デンディアス外相は、地震後、トルコを訪れています。


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