4月21日 「トルコ治安部隊とクルド労働者党(PKK)の30年間におよぶ紛争を終わらせるための、あらゆる政治的試みは、やるだけやった」と、エルドアン大統領は言い、現在進行中の軍と警察の共同作戦が“トルコと中東からテロ組織を根こそぎにする唯一の道だ”と断言しました。
Hurriyet
地方行政の長の集会でPKK根絶を語るエルドアン大統領
「テロを根こそぎにすることなく、この不安定な現状を打開することはできない・・・彼らを支持する人物や支持者とともに、わが国とこの地域から彼らを根絶しなければならない」と、エルドアン大統領は、4月19日、大統領宮殿で行われた、全国の村や地区の長の集会でスピーチしました。
「皆さんが解決策を探しているなら、これが解決策です。われわれはテロ組織をその領域から、跡形もなく完全に根こそぎにして解決します」と、大統領は付言しました。4月19日の会合は、2015年から地域の長が開催している24回目の定例会議です。
1984年、PKKが政府に対して武器をとって以来、PKKの活動が活発な町や村で、市民、治安部隊、PKKのメンバー、村の警備員らを含めて4万人以上の人々が紛争で死んでいます。
「皆さんが解決策を探しているなら、これが解決策です。われわれはテロ組織をその領域から、跡形もなく完全に根こそぎにして解決します」と、大統領は付言しました。4月19日の会合は、2015年から地域の長が開催している24回目の定例会議です。
1984年、PKKが政府に対して武器をとって以来、PKKの活動が活発な町や村で、市民、治安部隊、PKKのメンバー、村の警備員らを含めて4万人以上の人々が紛争で死んでいます。
ロシアがトルコのナスも輸入禁止項目に入れた
ロシアの国営食品安全監視局“Rossekhoznadzor ”が、トルコのナスも、4月25日から輸入禁止項目に入れると発表しました。有機物で汚染されている疑惑があったと食品安全監視局は言っています。ロシア政府は2015年11月にジェット機撃墜問題が起こってから、トルコに対し多くの経済・通商制裁を課しています。
Hurriyet
2015年12月、ロシア政府のウエブサイトに発表されたリストによると、トマト、キュウリ、リンゴなどのフルーツや野菜、鶏肉製品、塩など、一連のトルコ製品が輸入禁止令の対象になっています。禁止令は1月1日から実施されました。先月、ロシアの食品安全監視局は、唐辛子とザクロも、ロシアの食品安全の必要条件に達していないとして、輸入禁止項目に入れると発表しました。
古代都市観光を盛り上げる観光道路プロジェクト
シリア国境に近いシャンルウルファの古代都市シュアイブで、観光を盛り上げるための新しい道路をつくるプロジェクトが始まりました。エーゲ海岸の古代都市エフェススと似ているシュアイブは、シャンルウルファで最も重要な史跡といえます。
Hurriyet
「ハランでは僻地の歴史的足跡を見ることができますが、シュアイブはこの地方で最も人気のある史跡なので、私たちは観光道路プロジェクトを発案しました。このプロジェクトはハランにとって重要なものです。新しい道路はバズダ洞窟、古代都市シュライブ、古代の村ソーマダルを結び、訪れる人により快適な観光を提供します」と、ハラン地区のテメル・アイジャ区長は言いました。
シャンルウルファから80キロの古代都市シュアイブは、ローマ時代の都市と言われますが、それより前、預言者シュアイブがこの都市に住んでいたと言われます。シュアイブはアブラハムの後の説教者といわれますが、しばしばヘブライ聖書のジェスロと同一人物とされます。また、この都市はシュアイブが預言者モーゼと会った場所とも言われます。
切石で造られた建物と、多くの岩墓も注目に価します。観光道路プロジェクトは、この古代都市を訪れやすくすることを目的にしていると、アイジャ区長は言っています。古代都市の発掘はまだ始まっていないそうです。「これがローマ時代の都市かどうかは、まだ確実ではありません。今後の発掘でこの都市の情報が得られるでしょう」
また、ハラン大学考古学部長で、ハラン発掘隊長のメフメト・オナル教授は、この都市は東ローマ帝国のものだと言っています。「建物のいくつかは宗教的目的に使われていました。地下には倉庫や酒貯蔵庫があり、岩墓としても使われていました」
・・・聖書のジェスロ(シュアイブ)はミディアン(約束の地)の説教者で、モーゼの義父になります。聖書に興味のある方には興味深い土地といえますね。
シャンルウルファから80キロの古代都市シュアイブは、ローマ時代の都市と言われますが、それより前、預言者シュアイブがこの都市に住んでいたと言われます。シュアイブはアブラハムの後の説教者といわれますが、しばしばヘブライ聖書のジェスロと同一人物とされます。また、この都市はシュアイブが預言者モーゼと会った場所とも言われます。
切石で造られた建物と、多くの岩墓も注目に価します。観光道路プロジェクトは、この古代都市を訪れやすくすることを目的にしていると、アイジャ区長は言っています。古代都市の発掘はまだ始まっていないそうです。「これがローマ時代の都市かどうかは、まだ確実ではありません。今後の発掘でこの都市の情報が得られるでしょう」
また、ハラン大学考古学部長で、ハラン発掘隊長のメフメト・オナル教授は、この都市は東ローマ帝国のものだと言っています。「建物のいくつかは宗教的目的に使われていました。地下には倉庫や酒貯蔵庫があり、岩墓としても使われていました」
・・・聖書のジェスロ(シュアイブ)はミディアン(約束の地)の説教者で、モーゼの義父になります。聖書に興味のある方には興味深い土地といえますね。
「ときどきダイアリー」ヘ