トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコのビジネス界はEUとの喧嘩を懸念している

2016年11月20日 | 経済
11月20日 「トルコ産業ビジネス協会」(TUSIAD)のジャンセン・バシャラン・シメス議長が、トルコの企業はトルコ政府とEU間の緊張の高まりを懸念していると言いました。

Hurriyet
トルコ産業ビジネス協会議長のバシャラン・シメスさん


トルコとEUの関係は、ビジネスにはきわめて重要だと、バシャラン・シメス議長は、11月18日、CNNトルコのインタビューで語りました。「私は双方のリーダーが、これ以上、行き過ぎることはないだろうと思っています。私たちビジネス界もそれを願っています。協会はメンバーたちと密接にコンタクトしていますが、最近のEUとの緊張はビジネス界に大きな懸念を投げかけています。なんとかしなければなりません」と、彼女は言いました。

トルコ政府とEUとの最近の緊張は、互いの舌戦になっています。EUはトルコの民主主義の逸脱への懸念を声高に叫び、トルコは、クーデター後のトルコの現状に対するEUの無理解を非難しています。11月17日、EUの議員たちがトルコ訪問をキャンセルしました。トルコ政府が、クーデター後のトルコの“弾圧”を批判した、欧州議会のあるメンバーと会うことを拒否したためです。

11月15日、エルドアン大統領は、EU加盟交渉をつづけるかどうか国民投票を行う用意があると言いました。大統領は、国会が死刑復活を決議すれば、自分は承認するとくり返しています。しかし、死刑復活はEU加盟交渉をぶち壊しにすることは確かです。

バシャラン・シメス議長は、CNNトルコのインタビューで、現在の失業率11%を8%にするためには、トルコは5%の成長が必要だとも話しました。


検察がユルドゥス工科大学の研究者103人を拘束

イスタンブルの主任検察官が、イスタンブルのユルドゥス工科大学の研究者103人に、在米説教師フェトフラー・ギュレンとの関係で、拘引状を出し、73人を拘束したと、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

警察はイスタンブルで手入れを行い、調査で“武装テロ・グループのメンバー”と関係があるとされた研究者103人を拘束しました。拘束された研究者73人は、ハセキ訓練・研究病院で健康チェックを受けた後、警察署に送られました。

容疑者の何人かは、メッセージ・アプリBylock を使っていた容疑で告発されたということです。Bylock は2014年以後、ギュレンの信奉者たちが秘密の通話に使っていたと言われます。アンカラの検察は、103人の研究者に令状を出し、16県で31人を拘束しました。22人の容疑者は海外にいることが確認されました。

公務員、軍隊、司法関係の約11万人が解雇または停職になり、3万6000人がクーデター関連で、未決で収監されています。7月15日のクーデターでは、240人以上が命を落とし、2200人が負傷しています。


ケンダル・ジェンナーにロールスロイスを贈ったトルコ人ビジネスマン

アメリカのファッション・モデル、ケンダル・ジェンナーさんに、誕生日プレゼントにロールスロイスを贈った不明な人物は、ドバイ在住のトルコ人ビジネスマンだったと、コラムニストのケレム・ユルケルさんが「デュンヤ」紙のコラムに書きました。

 Hurriyet

ジェンナーさんの21回目の誕生日に、25万ドルのロールスロイスを贈ったのは、サイグン・ヤルチュンさんだったと、ユルケルさんは11月14日付の同紙で明かしました。

ドイツ生まれのサイグンさんは、中東最大のショッピング・クラブ“Sukar.com”の設立者です。彼はまた、アラブ世界最大の電子通商会社“Jabbar Internet & Souq.com”グループの株主であり、中東最大の自動車購入サービス会社のオーナーでもあります。

ジェンナーの姉のクロエ・カーダシアンさんが、人気トーク・ショウ「ジミー・キムメル・ライブ」で、事件の詳細を語りました。「私たちが外へ出たら、ロールスロイスがあって、そのそばに男性が立っていたの」と、クロエさんはジミーに言いました。「贈物はこの男性?それともこの車?と思ったわ。彼は黙ってケンダルに車のキーを渡したの。私たちは、彼がだれかも知らないのよ。彼は王子さま? ジョークなの? 知らない人から車をもらうなんて信じられないでしょ」と、クロエさんは言いました。「でも、あのとき、ケンダルはすごく酔っ払ってたから、なにが起こったのか覚えていないのよ」


「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エーゲ海でシリア人を乗せた移民船が転覆。6人死亡、3人不明

2016年11月19日 | 国際
11月19日 18日、移民を乗せた小舟が、トルコ・エーゲ海地方のアイドゥン沖で転覆し、6人が死亡、3人が行方不明になったと、アイドゥンニュースが報じました。

 Hurriyet

13人のシリア人を乗せてギリシャに向かっていたファイバー製の小舟が、悪天候のためエーゲ海沖で転覆しました。地元民がただちに当局に連絡しました。6人の移民は死亡し、沿岸警備隊の努力で4人は海から救出され、3人が行方不明になっています。

11月15日に沿岸警備隊は、ディディムからギリシャに行こうとしていたシリア人40人を捕らえました。トルコとEUの移民協定後、このような事件はしばらくありませんでした。

3月18日に合意された協定では、トルコ経由でEU圏何に入った不法移民はすべてトルコに送還され、EUはそれと同じ人数のシリア難民を、トルコの難民キャンプから直接引き取るということになりました。EUはまた、トルコ政府が必要な72の基準に達すれば、トルコ在住のシリア難民のために使う訴額60億ユーロをトルコに与え、また、トルコ市民がEUのシェンゲン県内をビザなしで旅行することを認めると誓約していました。

しかし、ビザの自由化はまだ実現せず、すでに緊張しているトルコとEUの関係は膠着状態のままです。

・・・難民船の沈没、しばらくなかったのに、残念なことです。


20年ぶりに国連人権委員会がトルコに働きかけはじめた

国連人権委員会が、トルコの言論の自由権の侵害に関して監視と報告を始め、1996年以来、20年ぶりにトルコに審査官を送ってきました。

Hurriyet
トルコの人権侵害を調査に来た国連審査官デヴィッド・ケイ氏


「印刷メディア、デジタル・メディア、反体制派の声等々が、検察官の職権乱用から即刻逮捕までの空前の圧力を受けている。政府がこの状況をただし、トルコ国民にその権利を取り戻させるよう勧告する」と、国連の表現と言論の自由を担当する特別審査官デヴィド・ケイ氏がHurriyet 紙に語りました。

政府には国民と国家の治安をテロから守る責任があるが、政府にすべてが“白紙委任”されているわけではないと、ケイ氏は付言し、7月15日のクーデター以後のトルコ政府の厳しい対策に言及しました。PKKとの戦いでトルコの人権侵害の“悪名がとどろいた”1990年代、国連はトルコに審査官を送りました。国連人権委員会は、2016年2月、トルコ政府にケイ氏を送り込む許可を求めました。

「表現の自由を逸脱した動きが明らかになっているいま、2016年の表現の自由の侵害は、1990年代より深刻だ」と、ケイ氏は強調しました。「人権法がトルコの法律になっているいまだからこそ、より落胆させられる」

「1990年代から多くのことが変わっている。トルコはいま、世界的な人権システムに加わっている。欧州議会システムに組み込まれている。われわれがいま話しているようなことを、90年代には話すこともできなかった」と、ケイ氏は言いました。

ケイ氏は国連の公式派遣団としてトルコを訪れ、1週間で、政府高官や、憲法裁判所や大審院のメンバー、拘束されているジャーナリスト、人民民主党(HDP)幹部らに会いました。


「NATO駐在のトルコ軍将校が亡命を求めている」NATO事務総長

7月15日のクーデター以後、ヨーロッパのNATOに駐在しているトルコ軍将校の何人かが、亡命を要請していると、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長が言いました。

Hurriyet
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長


「トルコはNATOの重要な同盟国であり、7月15日のクーデターは私も非難するが、トルコ政府は、軍内のクーデター参加容疑者を排除するためであっても、法のルールを尊重しなければならない」と、ストルテンベルグ事務総長は力説しました。

トルコ軍情報源は、NATOベースに勤務している38~40人のトルコ軍人が、ドイツで亡命を申請したとHurriyet 紙に語りました。亡命を求めている軍人の階級は、下士官から大佐までさまざまだということです。{NATOの司令部に勤務しているトルコ将校の何人かが、勤務している国に亡命を要請している」と、18日、ストルテンベルグ事務総長が言いました。

ロイターによると、400人以上の軍職員と外交官がアンカラに召喚されていますが、帰国を選ぼうとしない者もいるということです。仲間が告訴されずに収監され、弁護士や家族にもほとんど接触できずにいると、彼らは言っています。

問題はトルコにとっても、ヨーロッパにとっても、非常に微妙です。イスラム国(IS)との戦いでも、ヨーロッパに押し寄せる難民を阻止する意味でも、ヨーロッパはトルコに依存しています。ストルテンベルグ事務総長は11月20にイスタンブルを訪れ、エルドアン大統領や閣僚たちと会い、NATOの国会会議に参加すことになっています。


「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ペン・インタナショナル」がトルコの反体制派ジャーナリストを表彰

2016年11月19日 | 文化
11月18日 「ペン・インタナショナル」のドイツ支部が「ジュムフリエット」紙の前・編集長ジャン・デュンダル氏と同紙の前アンカラ支局長エルデム・ギュル氏にヘルマン・ケステル賞を授与しました。

 Hurriyet
ヒュリエト紙の前・編集長ジャン・デュンダル氏(左)と同紙の前アンカラ支局長エルデム・ギュル氏


「ペン・インタナショナル」のドイツ支部のサッシャ・フォイヘルト副議長は、11月17日授賞式のスピーチで、「勇敢な2人の戦士に1万ユーロの賞金が贈られた」と言いました。「ジャン・デュンダル氏とエルデム・ギュル氏は真実を追求している。彼らはシリヴリ刑務所内でも決然としている」と、ドイツのニュース番組「タゲステメン」の前・司会者トーマス・ロス氏は言いました。

ヘルマン・ケステン賞は1994年以来、毎年、収監中の記者に「ペン・インタナショナル」から贈られています。デュンダル氏は、2015年1月、トルコ国家情報機関(MIT)がシリアに武器を送っていることを報じて、政府の“嫌われ者”になりました。その後、彼はこの記事のために、5年の刑を宣告され、同じ日、イスタンブル裁判所を出たところで、暗殺されそうになりました。彼は未決で釈放され、控訴中にトルコを出獄しました。

彼の妻ディレキ・デュンダルさんは、トルコ当局が彼女のパスポートを無効にしたため、夫を訪ねられなくなりました。デュンダル氏は、トルコの司法に信頼を失ったから、トルコの裁判所には降伏しないと言っています。イスタンブル裁判所は、ジュムフリエト紙の報道の他に、“テロ組織の声明”を印刷・刊行した容疑の起訴状を受け取ったそうです。


「ジャーナリスト、作家、漫画家は逮捕し裁判すべきではない」文化相

「ジャーナリスト、作家、漫画家は逮捕して裁判するべきではない」とナビ・アヴジュ文化観光相が言い、法相と、この問題について話し合ったと付言しました。

 Hurriyet

「逮捕せずに裁判するのが法の原則にかなっている」とアヴジュ文化相が、11月17日、国会の予算会議中に言いました。文化省の予算に関する話し合い中、最大野党・共和人民党(CHP)のゼイネプ・アルトゥオク議員とウトゥク・チャルクオゼル議員が、現在逮捕されているジュムフリエト紙の記者、漫画家、幹部の問題を持ち出し、彼らが逮捕されて裁判を受けていることを批判しました。

「記者や漫画家が逮捕されているために、殺人者やクーデター参画者まで理由もなく逮捕されている印象を与えてしまう。誤解を避けるためにも、記者や漫画家の裁判は告発に従って行われるべきだ」と、アヴジュ文化相は言い、7月15日のクーデターに言及しました。

ジュムフリエト紙のスタッフ10人は、ムラト・サブンジュ編集長を含め、クルド労働者党(PKK)と在米説教者フェトフラー・ギュレンのテロ活動に関与したとして告発されています。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

EUのトップが、トルコのクーデターでのギュレンの役割を認めた

2016年11月16日 | 国際
11月17日 「トルコの7月15日のクーデターで、在米説教師フェトフラー・ギュレンがある役割を演じていたという主張は、まったくナンセンスではない」と、欧州委員会のフランス・ティムメルマン第1副議長が言いました。

 Hurriyet
欧州委員会のティムメルマン第1副議長


11月15日発行のベルギーの雑誌のインタビューで、ティムメルマン副議長は、「ギュレン運動がクーデターである役割を果たしていたことを、アメリカの調査が明らかにしている」と言っています。「クーデターにおけるギュレン運動の役割に関して、エルドアン大統領が言っていることをナンセンスとは言いきれないことが、いま明らかになってきた」

「トルコ人たちは、クーデターのとき、外部世界からほとんど共感がなかったと言っている」とも、ティムメルマン氏は言っています。「ヨーロッパはトルコで起こったことを軽く見ていた」

ティムメルマン副議長の今度の声明は、ギュレンがクーデターに関わっていたことを認める、欧州委員会の初の発言です。トルコ政府は、フェトフラー・テロ組織(FETO)がクーデターの背後にいたと言いつづけてきました。クーデターによって246人がなくなり、トルコはアメリカにギュレンの送還を要求しています。


「45%のトルコ人が汚職がひろがっていると思っている」調査結果

「トランスペアレンシー・インタナショナル」の例年の調査によると、「トルコ人回答者の45%が、この4年間、汚職がひろがっていると思っていて、29%が汚職は減っていると感じている]そうです。「トランスペアレンシー・インタナショナル」は汚職に取り組んでいる国際的非政府組織です。

 Hurriyet

「トランスペアレンシー・インタナショナル」トルコ支部の支部長オヤ・オズアルスランさんは「汚職は経済成長を遅らせ、法制度への信頼を損ない、限りある資源を乱用し、不正をはびこらせる」と言い、社会の全員が問題解決のために力を合わせて欲しいと勧告しています。

「世界汚職認識指数2016年」という調査が、ヨーロッパと中央アジアの42か国で行われ、汚職が世界中に蔓延していることが明らかになりました。回答者の53%が、自国の政府は汚職とじゅうぶんに戦っていないと答えました。調査によると、国会議員と公務員が大きな汚職集団と見られています。

トルコの場合、調査でわかった重要なことは、政治的対立が汚職認識に大きな影響を与えていることでした。トルコ社会の41%は、政府は汚職との戦いに成功していると思っていますが、同じく41%は政府は汚職対策に失敗していると考えています。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジュムフリエト紙の手入れは魔女狩りだ」と最大野党CHP

2016年11月15日 | 国内
11月16日 「ジュムフリエト紙がテロを支援していたという告発は、意見を異にする者に対する魔女狩りではないか」として、最大野党の共和人民党(CHP)が報告書を発表しました。

 Hurriyet

「創刊以来、テロリストに反対する編集方針を貫いてきたジュムフリエト紙を、FETO(フェトフラー・テロ組織)やPKK(非合法組織クルド労働者党)と同列に扱うのは、明らかに反体制派に対する魔女狩りだ」と、“CHP刑務所調査委員会”の報道係ヴェリ・アーババ氏が言いました。

CHPのアーババ副議長とムーラ選出のヌーレッティン・デミル議員が、11月10日、収監されているジュムフリエト紙の幹部と記者9人を、イスタンブル・シリヴリ刑務所に訪ねました。収監されている記者はムラト・サブンジュ編集長、カドリ・ギュルセル氏、トゥルハン・ギュナイ氏、ムサ・カルト氏らです。

訪問後、CHPの議員たちは、収監中のジャーナリストのメッセージと刑務所の現状観察を含む報告書を作成しました。「7月15日のクーデター以後、刑務所内では示威的な処遇が多くなり、刑務所の状況は来訪者にも収容者にもひどくなっている」と、報告書は言っています。

報告書には、収監されているジャーナリストによる刑務所内の状況の記述も含まれています。「私たちは最初の9日間、新聞は1紙しか読めなかった」と、サブンジュ編集長は書いています。ギュライ・オズ記者は「本を受け取れなかったし、手紙を書くことも禁じられた」と言っています。


在トルコ・シリア難民の出生率が、トルコ市民の出生率を超えた

「トルコ公衆保健協会」副会長メフメト・アリ・トルンオール氏によると、トルコに住むシリア難民の出生率がトルコ市民の出生率を超えました。

 Hurriyet

2011年、シリア内戦が始まってから、トルコで生まれたシリア人の子供は17万7000人に達しました。トルンオール氏は、国会の「難民の権利・小委員会」でスピーチし、トルコには275万3000人の登録されたシリア人が住んでいると言いました。

過去5年間で、シリア難民に提供された診療サービスは2000万件以上になり、97万6000人が入院治療を受け、82万4000件の外科手術が行われました。この1年間で、約7万人のシリア人女性が出産したと、トルンオール氏は言っています。また、国境から病院に運ばれてきた約3万5000人の負傷したシリア人にも、緊急医療サービスを行ってきました。

トルンオール氏によると、診療費用はおよそ6億リラになるといいます。シリア難民の保健医療サービスのために、国連は3億ユーロを基金とするプロジェクトを組みましたが、トルコが受け取ったのは1億2000万ユーロにすぎません。トルコに住むシリア難民の大きなパーセンテージを占めているのは女性と子供です。

「難民の権利委員会」のアタイ・ウスル会長は、トルコに住む難民の数は300万を超えたと言っています。その中の30万ほどは、シリア以外の国からの難民です。「トルコは、受け入れている難民の数では世界ナンバーワンの国でしょう。これまで、人道支援のために250億ドルを費やしました」と、ウスル会長は言いました。

2011年4月29日から今年の9月30日までに、0歳から5歳の子供たちにワクチン接種を施したと保健省は言っています。当局は難民に、マラリヤや結核などの病気のための集団検診も受けさせています。難民の医療費は無料です。

シリアは2011年から危険な内戦状態にあり、国連によると、25万人以上が死亡し、1000万人以上が難民となっています。


「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第38回イスタンブル・マラソン

2016年11月14日 | 国内
11月15日 「第38回イスタンブル・マラソン」は例年通り、アジア大陸からヨーロッパ大陸へ、多くの人々が走りましたが、今年の大会は、7月15日のクーデターで反乱軍兵士に殺された人々を記念するイベントでもありました。

 Hurriyet

42キロ・マラソンには、トルコのトップ・ランナー28人と、マラソンに挑戦したい何千人の人々が参加しました。アキフ・チャーアタイ青年・スポーツ相、ファトゥマ・ベテュル・サヤン・カヤ家族・社会政策相、ヴァシプ・シャヒン・イスタンブル知事、カディル・トプバシュ・イスタンブル市長が、午前9時、スタートのサインを出しましたが、今年はクーデターで亡くなった人々への敬意を込めて、ピストルは自粛されました。

イスタンブル・マラソンには15キロと10キロのレースもあります。また、8キロの“ヒーローズ・ラン”では、ボスフォラス海峡沿いに、だれでも気らくに走ったり歩いたりできます。車椅子利用者のためのレースもあります。レースはボスフォラス橋のアジア側からスタートし、ヨーロッパ側で終わります。この橋はクーデター後、「7月15日殉難者の橋」と改名されました。

マラソンのゴールは旧市街の中心スルタナメット広場です。10キロと15キロのレースはエミニョニュがゴールです。ヒーローズ・ランはドルマバフチェ宮殿前がゴールになります。今年の大会には、多くのNGOや団体が、FETO反対のスローガンを書いた横断幕を掲げて参加しました。街には食べ物や飲物や自撮り棒を売る屋台も出て賑わい、警察はマラソンのルートを厳しく警戒していました。
・・・イスタンブルの友人とも江さんも10キロ走ったそうです。私、これまで何度もスルタナメットのゴールで見ましたけど、ゴールに入ってくるランナーたちがみんな実にいい顔していて、感動的でした。


「新しいイスタンブル空港は2018年にオープンする」大統領

イスタンブル第3空港の最初の部分は、2018年にオープンする計画だと、エルドアン大統領は言い、政府後援の建設プロジェクトの重要性を強調しました。

 Hurriyet
イスタンブル・トゥズラ造船所でスピーチするエルドアン大統領


「世界最大になる新空港の建設は、フルスピードで進んでいます。2018年の第1・4半期には、空港の最初の部分がオープンするでしょう」とエルドアン大統領が、11月13日、イスタンブル・トゥズラの造船所で行われた、新しい発電船の進水式で言いました。

「カラデニス・ホールディング社」は、トゥズラ・セデフ造船所で行われた式典で、200メガワット(MW)の発電船4隻を、ガーナ、インドネシア、ミャンマーに出航させました。造船所では14隻の新しい発電船の建造が始まっています。

“浮動発電所”と呼ばれる発電船を開発・製造している「カラデニス・ホールディング社」は、すでに2015年に、ガーナとインドネシアに2隻の船を送っています。エルドアン大統領は進水式のスピーチで、トルコ経済にとって、このようなプロジェクトの重要性を力説し、トルコ政府が始めた、また始める計画の大建造プロジェクトを語りました。

「12月20日には、ボスフォラス海峡の下を通るユーラシア・トンネルがオープンします。これからはダブル・デッキ(2階建て)の車が、アジアからヨーロッパへ、ヨーロッパからアジアへ走れるようになります。8月26日には、ボスフォラス海峡の第3のネックレス、ヤウズ・スルタン・セリム橋が開通しました。クーデターの直前、イスタンブル=イズミル・ハイウエイの重要な部分であるオスマンガジ橋がオープンしました」

エルドアン大統領は、企業家たちに投資を控えないよう要請し、政治的問題が多々あるとき、トルコの経済成長には企業の活力が重要だと語りました。「投資を躊躇しないでいただきたい」


HDP議員逮捕に対する欧州議会議長の発言を、トルコ外相が非難

ジャーナリストや野党議員のテロ容疑による逮捕を批判した欧州議会議長に対して、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相がその発言を告発しました。

 Hurriyet
トルコのチャヴシュオール外相(左)と欧州議会のシュルツ議長


ジャーナリストや議員の逮捕に対する欧州議会のマーティン・シュルツ議長の発言について、記者団の質問を受けたチャヴシュオール外相は、「欧州議会はPKKを擁護している。わが国の区長が殉職したことついては、シュルツ議長はなにも発言していない」と答えました。外相は、11日、マルディン県デリク区のムハムメト・ファティフ・サフィテュルク区長がPKKのテロリストに殺害されたことに言及しました。

「シュルツ議長の脅迫的な声明に、われわれは動じない」と、チャヴシュオール外相は記者団に言いました。「シュルツ議長は、トルコに経済制裁を課すのに必要なことはなんでもするだろう」

今月初旬、欧州議会のマーティン・シュルツ議長は、「ジュムフリエト」紙のジャーナリストら11人と人民民主党(HDP)の議員がテロ容疑で逮捕されたことを批判しました。最近のトルコの対テロ作戦に対して、EUはトルコに制裁を課すかもしれないと、メディアは報じています。


「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HDPの会合に出席した外国大使らを、内務相が批判

2016年11月13日 | 国際
11月14日 シュレイマン・ソイル内相が、11月8日、親クルド政党・人民民主党(HDP)の議員団会議に出席した外国の外交官を批判しました。HDPは共同議長2人がテロ容疑で逮捕された後、今後の対策検討のため、議員団会議を開きました。

 Hurriyet
親クルド政党・HDPの議員たちの会合に出席した外国大使や代表たち


「大使たちがHDPの会議に出席したと知って、私は非常に落胆しました。“神よ、彼らはテロ組織を励ましている”と、私は言いました」と、ソイル内相は、11月11日、PKKのテロで殺害されたマルディンの区長ムハムメト・ファティフ・サフィテュルクさんの葬儀でのスピーチで言いました(11月11日の頁参照)。11月8日のHDPの会合には、ベルギー、オーストリア、ルクセムブルグの大使と、オーストリア、ギリシャ、フィンランド、EUのトルコ派遣代表らが出席しました。

「大使の仕事は分離主義者の支援をすることではないでしょう。大使は駐在する国の統治権を尊重すべきです。われわれは大使たちが、彼らの責任の枠内で務めを果たすよう期待します」と、ソイル内相は言い、ベキル・ボズダー法相も、テロと戦うトルコに支持を示さない大使らを批判しました。


エルドアン大統領がトラムプ氏をトルコに招待

エルドアン大統領が、11月12日、アメリカ大統領に選出されたドナルド・トラムプ氏をトルコに招待すると、Hurriyet紙に語りました。

 Hurriyet

エルドアン大統領はベラルーシから帰国し、記者団の質問に応えて、トラムプ氏の勝利を評価すると言いました。大統領は「いま、起こっている反トラムプ・デモは、人々があの大物の勝利に納得できないことを示しているのだろう。「私は、トラムプ氏が選ばれた夜、彼に祝辞を送った。彼は2017年1月20日に大統領職を引き継ぐが、私は、できれば、その日のまえに会いたい。会えるかもしれない。トルコが彼の最初の訪問国のひとつになったら嬉しいと、私は彼に言った。トラムプ氏の反応は積極的だった」と大統領は語りました。

エルドアン大統領はまた、トラムプ氏のチームは、イラクとシリアに関して、トルコと同様の見解を持っていると言いました。「たとえば、飛行禁止地域の問題は非常に重要だ。この問題に関して、トラムプ氏のチームはトルコと同様の意見を持っている。これはわが国にとって、非常に重要だ。テロを追い出した後のエリアは飛行禁止地域にするべきだ。この問題が解決したら、なすべきことは、訓練と装備だ。わが国はすでに訓練と装備に着手している」

大統領はまた、トラムプ氏はギュレン運動から金を受け取っていないと言いました。「トラムプ氏に対するデモは、私の意見では、一時的なものだろう。トラムプ氏は選挙運動のためにFETO(フェトフラー・テロ組織)から金を受け取っていない。彼は財力があるから、選挙運動は自分で賄った。クリントン側がFETOから金を受け取ったという噂は、新聞でも報道された」

トラムプ氏は選挙に勝利した翌日、アイルランド、トルコ、インド、日本、メキシコなど多くの国の首脳に電話しました。エジプト、イスラエル、オーストラリア、韓国のリーダーとも話したと、トラムプ氏の報道係ホープ・ヒックス氏は言っています。その翌日、彼は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相とイギリスのテレサ・メイ首相と電話会談しました。


「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「死刑の再導入を決めるのはヨーロッパではない」エルドアン大統領

2016年11月13日 | 国際
<
11月13日 死刑を復活させるか否かを決めるのは、トルコであって、ヨーロッパではないと、11月12日、エルドアン大統領が言いました。

 Hurriyet
PKKの襲撃でなくなったマルディンの区長サフィテュルクさんの葬儀に参列したエルドアン大統領(前列右から3人目)。


「死刑の再導入の問題は政府の議題です。私は大統領として言う。“国会が決定すれば、私は決定を認める”。この問題はヨーロッパが決めることではなく、われわれが決めることです」と、エルドアン大統領は、マルディン県デリク区の区長ムハムメト・ファティフ・サフィテュルクさんの葬儀でのスピーチで言いました。サフィテュルクさんは11日、非合法組織クルド労働者党(PKK)のテロ攻撃でなくなりました(11月11日の頁参照)。

「彼に対して犯した罪を許せるのは国家ではなく、彼の後継ぎ、家族です。これは国家に対する犯罪ではありません。国家は国家に対する犯罪を許すことができるが、これはべつの問題です。許す権利があるのは家族です。だから、ヨーロッパが言うことは、関係ありません。私たちに重要なのは、神が言うことです」

トルコでは死刑復活が論議されていますが、11月9日に出された欧州評議会のレポートは、死刑の廃止はEUの必須の要素だと言い、トルコの死刑復活に対するEUの懸念を表明していました。「死刑復活の議案を国会で検討する件の再考慮に関して、死刑廃止はEU加盟のきわめて重要な要素であり、トルコには従うべき国際的義務がある」とレポートは言っています。

トルコは2002年に、死刑を正式に廃止しましたが、7月15日の未遂クーデター後、死刑復活論が浮上しています。エルドアン大統領は「国会が決定すれば、私は決定を認める」と、何度も明言しています。


ギュレン運動がクリントンの選挙戦に200万ドル寄付していた

民主党のある情報源によると、在米説教師フェトフラー・ギュレンの運動の信奉者たちが、大統領選中、敗退した民主党候補ヒラリー・クリントン氏に約200万ドルを寄付していたと、11月12日、アナドル通信が報じました。同党に近い情報源は、選挙運動中、ギュレン運動からクリントン氏に寄付された額は約200万ドルだということです。

 Hurriyet


クリントン候補の選挙運動への寄付総額は約600万ドルですから、その3分の1はギュレン運動からの寄付だったことになります。ギュレン運動からクリントン氏の選挙運動への寄付に関して、重要な役割を果たした人々の中には、「トルコ文化センター」(TCC)の創設者ギョクハン・オズキョク氏、TCCのレジェプ・オズカン議長、「トルコ・アメリカ同盟」(TAA)のファルク・タバン会長、TAAのCEOフルカン・コシャル氏もいると、情報源は言っています。

昨年、TCCのオズカン議長がクリントン氏に、寄付の法的最高額100万ドルを寄付したことが明らかになりました。オズカン氏はクリントン氏を支援するためにつくられた財団の財政部長を務めていました。

共和党候補ドナルド・トラムプ氏の勝利後すぐに、トルコ政府は在米のギュレン送還の要請を始めました。今週初め、トラムプ氏の最高顧問、退役中将のマイケル・フリン氏が「ヒル」紙に寄稿し、アメリカはギュレンに安全な避難所を提供すべきではないと発言しました(11月11日の頁参照)。


警察が「ジュムフリエト」紙のCEOを拘束

イスタンブル警察は、「ジュムフリエト」紙のコラムニストや幹部に対する調査の一環として、11日、ドイツから帰国したジュムフリエト財団経営委員会アクン・アタライ会長を、イスタンブル・アタテュルク空港で拘束しました。

 Hurriyet

イスタンブル第4平和裁判所から出された拘引令状は、アタライ氏を“PKKとFETOのメンバーではないが、その名において活動した”と告発しています。先週の同紙を標的にした“テロ”調査でジュムフリエト紙の9人が逮捕されたとき、アタライ氏はベルリンにいました。

アタライ氏は空港で、記者団に、「わが社を標的にした警察の手入れは、個人を標的にするより、わが社の運営を、政府が指名した管財人に任せることが目的だ」と語りました。ジュムフリエト紙の弁護士の一人、バフリ・ベレン氏は、この手入れを“政治的で非合法”と言い、裁判所はアタライ氏の逮捕を命令するだろうと言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルディン県で新任区長がPKKのテロで負傷し死亡した

2016年11月11日 | 国内
11月12日  南東部マルディン県デリク地区の新任区長が、11月10日、PKK(非合法組織クルド労働者党)のテロ攻撃で負傷し、病院に運ばれましたが、11日、死亡しました。

 Hurriyet

「ムハムメト・ファティフ・サフィテュルク区長が殉職した」と、ガジアンテプのアリ・イエルルカヤ市長が発表しました。11月10日、PKK戦闘員が区長のオフィスを長身銃で襲撃し、さふぃテュルク区長を殺害し、2人を負傷させました。サフィテュルク氏は35歳、9月に区長に就任したばかりでした。


盗まれたネコの像が帰ってきた

 イスタンブルの名物ネコ「トムビリ」を記念して設置された小さなネコ像が、11月8日、何者かに盗まれましたが、“犯人”はソシアルメディアの抗議の嵐に恐くなったのか、もとの場所に戻されました。

 Hurriyet

今年8月、名物デブ猫トムビリは、1か月患った後、他界しました。トムビリが住んでいたカドキョイ区の要望に応えて、彫刻家のセヴァル・シャヒンさんがボランティアでトムビリのブロンズ像を制作し、10月4日の「世界動物の日」に除幕されました。カドキョイのジェヴァルベイの歩道に置かれたトムビリの像は、ソシアルメディアで人気を呼びましたが、1か月後、何者かに盗まれました。

11月10日、制作者ののシャヒンさんは、帰ってきたネコの像と写真を撮ってソシアルメディアにシェアし、新聞やテレビの報道に感謝しました。ハッピーエンドです。もう2度と盗まれることはないでしょう。


警察がドラグを詰めたコンドーム115個を飲み込んだ男らを逮捕

11日、イスタンブル警察は、ドラグをコンドームに詰めて密輸しようとしたナイジェリア出身の容疑者2人を逮捕しました。彼らはイスタンブルのアタテュルク国際空港で、コンドームを飲み込みました。

 HUrriyet

容疑者は22歳と27歳。警察は証拠がつかめなかったので、2人をハセキ訓練研究病院に送り、医学的検査を受けさせました。医学検査で2人は、ヘロインとコカインの詰まったコンドーム115個を飲み込んでいることがわかりました。

1人はヘロイン700グラムを飲み込み、もう1人は液体コカイン1.3キロを飲み込んでいました。容疑者たちは逮捕され、裁判所の審問後、刑務所に送られました。


「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

反体制派ジャーナリスト、デュンダル氏がパリの名誉市民に

2016年11月10日 | 
11月11日 ジュムフリエト紙の前編集長ジャン・デュンダル氏が、パリの名誉市民権を受賞しました。

 Huriyet
パリのアンヌ・イダルゴ市長(右)から名誉市民権を受けるデュンダル氏


デュンダル氏は“優れた功績”のために、パリ市役所で、アンヌ・イダルゴ市長から名誉市民権を受けました。デュンダル氏は国家機密を漏らしたとして有罪判決を受け、控訴しています。デュンダル氏と、ジュムフリエト紙のアンカラ支局長エルデム・ギュル氏は、トルコ政府がシリアに武器を密輸しているという記事を掲載し、国家機密を漏らしたとして、6月、5年10か月の禁固刑の判決を受けました。

先週、ジュムフリエト紙の9人のジャーナリストと幹部が“テロ”調査で逮捕されています。ジュムフリエトはトルコで最古の、最も権威ある新聞です。11月5日に逮捕された人々は、現編集長ムラト・サブンジュ氏、コラムニストでIPI委員会メンバーのカドリ・ギュルセル氏、漫画家ケマル・ギュンギョル氏、ジュムフリエト財団の委員会メンバーのギュライ・テキン・オズ氏、ムスタファ・ケマル・ギュンギョル氏、トゥルハン・ギュナイ氏、ハカン・カラ氏、オンデル・チェリキ氏、ビュレント・ウトゥク氏らです。

彼らはみな非合法組織クルド労働者党(PKK)またはフェトフラー・テロ組織(FETO)と関わった罪で告訴されています。在米説教師フェトフラー・ギュレンは7月15日の未遂クーデターの首謀者と考えられています。

デュンダル氏にも、先週、逮捕状が出ています。


「米国はギュレンに避難所を与えるべきではない」トラムプ氏最高顧問

「アメリカは在米説教師フェトフラー・ギュレンに安全な避難場所を提供すべきではない」と、ドナルド・トラムプ氏の最高顧問が言いました。トルコ政府はギュレンを7月15日のクーデターを組織したとして告発しています。

 Hurriyet
副大統領指名を噂されるトラムプ氏の最高顧問マイケル・フリン氏


「過激なイスラム軍は、ギュレンのような詐欺師まがいの過激な聖職者から、そのイデオロギーを引き出す。アメリカはギュレンに安全な避難場所を提供すべきではない」退役中将マイケル・フリン氏が、11月8日付の「ヒル」紙(アメリカの政治新聞)に書いています。

「この危機に際して、われわれはほんとうの友人を見極めることが重要だ」と、元・防衛情報局長のフリン氏は書いています。フリン氏はトラムプ氏の選挙運動中も、重要な国内治安顧問を務め、副大統領候補と噂される人物です。

「トルコはアメリカの利害にとって、きわめて重要だという認識から始めなければならない。トルコはイスラム国(IS)に対して、また、中東の安定の源として、実際、最強の同盟国である」と、フリン氏は書いています。

トルコ政府はギュレンとその信奉者を、7月15日のクーデターを組織したとして告発しています。クーデター軍はトルコ国会を爆撃し、兵士たちはエルドアン大統領を暗殺しようとしました。大統領は市民に街路に出てクーデターに対抗するよう呼びかけました。クーデターで240人以上の市民がなくなりました。


「ウインウインで貿易を増やそう」ベラルーシ訪問のエルドアン大統領

「トルコはベラルーシとの経済活動を盛りあげ、相互の貿易量を10億ドルに増加させたい」と、ベラルーシの首都ミンスクを訪問中のエルドアン大統領が言いました。

 Hurriyet

「2013年から2015年、貿易量はわずかでした。しかし、わが国は10億ドルに増やせると思う」と、エルドアン大統領は、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領とともに、記者団に語りました。「両国が9000万の人口を持っていることから考えれば、これは不可能なことではありません」

「トルコの企業家はベラルーシで15億ドルの投資をしています。トルコの企業家がベラルーシのビジネスマンと協業すれば、ウインウインの結果をもたらすでしょう」と、エルドアン大統領は言いました。ルカシェンコ大統領はエルドアン大統領のミンスク訪問を歓迎し、「貴下の訪問で、両国の関係は確実に一歩前進するでしょう」

エルドアン大統領はまた、トルコの一部寄進によって建てられた、新しい大モスクの除幕式に出席し、11日、「トルコ=ベラルーシ・ビジネス・フォーラム」で、スピーチしました。


「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする